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産まない・産めない女性も命の循環を体感できる

出産を経験していなくても、体を持って命の循環を体感できる方法を見つけました。


それは『経血を大地に還す』こと。


“植物が生えている土の上に10倍以上に薄めた経血を返す”ということをします。

少し、ギョっとする方もいるかもしれません。

なぜならわたしたちは、月経が”汚いもの”として刷り込まれてきたのですから。

『穢れ(けがれ)』という単語を国語辞典で引くと『月経』と出てくるし、
トイレの小さな入れ物は『汚物入れ』という名前。

女性は、歴史的に男性性優位の文化的価値観を強いられてき、
また、先祖代々から傷ついた女性性を受け継いでおり、
深い意識の中では、月経に対して羞恥心や罪悪感を無意識に持っています。


わたしも、日本でも経血を土に還すことをしている女性達がいるのを初めて知ったとき、とても驚きました。
それをオススメされたときも、抵抗や懐疑心がありました。

しかし好奇心に負けて、また、月経の歴史や事実を学びなおして価値観が変わって、それを実行してみました。


感想は、、、、


「不妊や流産で心を痛めた経験がある女性は、騙されたと思って一度だけでいいからやってみてほしい!芯から癒される!」

です。



実際やってみると、

新芽が出たり、新しい枝や葉っぱがグングン成長しだす。

経血には、植物の生長に欠かせない窒素、リン、カリウムが含まれているからなのだけど、

自分にも命を育む力があることを知って、女性としての自信を取り戻せます。

強迫観念のような”できない(産めない)”という脳内に頑固として鎮座していた声の主が、すんなり立ち去った瞬間を感じました。


出産したくてもできない女性にとっては、月経が次の命に繋がるものと体感で認識できるのは、とてもパワフルな経験だと思います。

自分の経血が大地の栄養になっていく。

そして植物の命を育む。

その植物がわたしたちに酸素を提供してくれる。

野菜の場合は栄養もくれますね。

薬草なら体も整えてくれますね。

植物から多くの恩恵を受けているわたし達。
いただいたものに対して、こちらが何かお返しができる経験は貴重です。

子を産まないって、5~7百万年前(所説あり)の人類の命の川の流れを自分の代でせき止めてしまうことで、なんだか寂しさがあった。

でも、そんな命の循環の輪から外れてしまっていると思っていた自分が、自分も循環の輪の中にいることを知る。

するとひとつひとつの呼吸が愛おしく変わる。

呼吸をするたび、命をもらっている。命を与えている。


今まで無意識にどんな呼吸をしていただろか?

貰おう貰おうと必死にたくさん吸おうとしていなかったか?

いらないものを吐く意識が強くて、独りよがりになっていなかったか?

吐くことに集中しすぎて、与えすぎることをしていなかっただろうか?


人生で何億回とする呼吸だけど、きっと全く同じ呼吸は2度とない。

そして誰一人いのちの循環の輪から外れている人はいない。

いただいたサポート費はクリエイターの活動費として使わせて頂き、より良い作品を提供することで、循環させていきたいです。