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自分の人生で繰り返し起こる問題を紐解く

先日ある男性と話をしていて、ある生き方のパターンがあることに気づきました。

そのパターンは、『僕はきっと、ひとりぼっちになる』でした。

そのパターンを持っているその方は、職場が最近変わったそうですが、こんなことがあったそうです。

仕事において成果を出そうとして、自分で一生懸命動いた。

しかし、その会社で、協力者は現れなかった。

そして、一生懸命自分で動いていたが、「それは、越権行為だ」

なんて言われてしまった。

ということです。

本当は『良くしたい』

という思いで動いていたのに、不本意な現実が起きたのです。

その原因を紐解いていくと、『僕はきっと、ひとりぼっちになる』という無意識のパターンを持っていたのでした。

その方は、一生懸命会社のために動いていたのですが、協力者は現れず、『ひとりぼっちになる』ということを経験していたのです。

一生懸命動いていたのに、そんな不本意な現実が起きると、やる気もなくなってしまいます。

『僕はきっと、ひとりぼっちになる』

そんな生き方のパターンの根っこには、『他人を信じていない、自分でやった方がいい』

そんな思い込みを持っていました。

その生き方のパターンができたのは、子供の頃に経験したことがきっかけでした。

子供の頃、学校で一生懸命動いていたのに、たまたまクラスメイトは誰も共感してくれず、ひとりでやるしかない

という場面があったそうです。

先生も、協力してもらえなかったそうです。

そして、そのとき、『誰も信じられない、自分でやるしかない』

と思ったそうです。

それがきっかけで、一生懸命動くと、『僕はきっと、ひとりぼっちになる』

なんてパターンができたのです。

子供の頃の出来事は、大人になって、忘れていたとしても、繰り返し発生していたのでした。

その後、その方は、そのパターンに気づいた後は、自分で全部やろうとせず、他人に助けを求めるようになったそうです。

“他人を信じない、誰も信じない”

ということをやめて、同じ会社の人たちを信じて、勇気を出して、助けを求めたそうです。

そうしたところ、協力者が現れ始めたのです。

『本当は、皆で協力して成し遂げたい』

そんな望みが叶ったのです。

子供の頃に決め込んでしまった生き方のパターンは、何回も繰り返します。

『嫌だな』と思いながらも、何度も繰り返すのです。

なかなか自分では難しいのですが、不本意な出来事が繰り返し起きるのであれば、一度、自分の過去を振り返りながら、自分と向き合い、生き方のパターンを客観視できるといいかもしれません。

子供の頃に決め込んでしまった生き方のパターンは、大人になった今は、手放すことができます。

大人になった今、不必要になったパターンは、手放して、本来の生きる道を進んでいきたいですね。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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