大隅SDGsスタートアップフォーラム#01 報告
2021年2月20日。
「大隅の歴史が動く日にしたい」そんな川畠康文実行委員長(ばっさん@SELFの理事でもあります)の言葉からはじまった 大隅SDGsスタートアップフォーラム。
SDGsをキーワードに、これまでなかなか連携の取りにくかった鹿児島県の大隅半島4市5町すべての自治体、そして遠くは東京から、ばっさんの思いに賛同した方々が不安と期待を胸に集まりました。
垣根を超えた集い
その数なんと50人! 自治体職員、高校生、会社経営者、研究者、デザイナー、農業、水産業、福祉、教育etc. 多種多様な方々が、同じ目的の元に集まる。もうそれだけで、何かが始まりそうな予感が高まります。
会場は、ばっさんの運営するユクサおおすみ海の学校、、、の予定だったのですが、緊急事態宣言が発令されるなどの不安要素があったため、今回は思い切って企画の早い段階からzoomを使った完全オンラインという形で場をデザインしました。
会の目的とスケジュール
今回のイベントを通して創り出したいと思っていたのは以下の3点。
1)大隅にみんながワクワクする
2)4市5町の垣根を超えた大隅半島全体の意志ある市民のネットワークができている
3)大隅半島の中でSDGsを 推進していこうという強い機運が生まれる
スケジュールはこんな感じで、全日程オンラインで開催するには「ちょっと大変かな?」と感じなくもない長丁場です。
09:30 - 10:00 | オープニング & アイスブレイク
10:00 - 10:50 | 気候変動の今・SDGs概論 |
大岩根尚(環境学博士)
11:00 - 11:30 | 気候変動時代におけるビジネスのあり方
大岩根尚 × 下園正博(下園薩男商店)
11:30 - 12:40 | 大隅SDGs先進事例分科会
① 大崎をリサイクルの町から世界の未来をつくる町へ
大崎町役場 企画調整課 課長補佐 中村健児さん
合作株式会社 代表取締役 齊藤智彦さん
② 大隅発!花の木農場の農福連携とSDGs
社会福祉法人白鳩会花の木農場/
一般社団法人日本農福連携協会 天野雄一郎さん
③ユクサと大隅をSDGsを軸とした教育旅行の聖地に
ユクサおおすみ海の学校 代表 川畠康文さん
④地域の暮らしが伝わるまち、錦江町。
錦江町ゲストハウスよろっで 井上聡佑郎さん
⑤パートナーシップで食の宝庫おおすみを達成!
株式会社オキス 岡本雄喜さん
13:40 - 15:10 | 大隅プライドをくすぐるインタビューワーク
15:20 - 16:10 | SDGsへ向けたアクションを考える
16:10 - 16:30 | クロージング & チェックアウト
本来であれば、一つの会場に集まってワイワイと時間を過ごすことで自然とできるであろう参加者同士の横のつながりのデザインや、画面越しでも集中力を高い状態でキープしていただくための工夫などなど。
オンラインでもここまでできるんだ!と思っていただくために実行委員は何度も何度も打ち合わせを重ね、様々な工夫を凝らしました。
オンライン開催に伴いどんな工夫をしたか
まず一つ目は、手に取れるもの。
今回はKIUMI DESIGNの田中和人さんのお力を借りて、ステキなパンフレットとワークシートを作成しました。
そして、錦江町地域おこし協力隊の井上総佑郎さんと、馬場みなみさんによる、大隅のおもしろい人をリレー形式でインタビューしていく事前コンテンツ「つながる大隅」。
さらには、当日の緊張を少しでも和らげようと企画された、2回の事前顔合わせのためのセッション(オンライン)。
これらが功を奏し、当日は朝からとてもよい雰囲気でイベントが進行できました。
7時間にも及ぶオンラインイベント当日
朝の9時半にスタートして、実に7時間にも及ぶ長丁場でしたが、最後もみなさんこの笑顔。
大隅の皆さんの確かなつながりに加え、50個の具体的なアクションも生まれ、オープニングで実行委員長の言った「大隅の歴史が動く1日」になれたのではないかと思います。
SDGs達成に向けた大隅広域連携のための円卓会議
実は、今回の企画と同時進行で昨年11月から大隅の4市5町の役場を会場にして、「SDGs達成に向けた大隅広域連携のための円卓会議」という情報交換の場も開催しています。
11月は錦江町役場、12月は大崎町役場、1月は鹿屋市役所といった形で確実にその輪が広がってきています。
そちらの報告もまた改めて別の機会に、、、。
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