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「博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ」 Schooで受講して学んだこと

仕事だけでなくプライベートでも、SNSやメッセージのやりとりで文章を書くことが急速に増えてきたと、おそらく多くの人が感じていることと思います。

文章を書くときには、だれにも見せることのない日記でもない限り、必ずよんでもらう相手がいます。皆んなそれぞれに毎日多くの文章を読んでいるでしょう。

長々と書かれている文章は、その時点で読む気がなくなるし、そして多くの場合長くなるほど「結局なにが言いたいの?」と焦点がぼやけてくる傾向にあると感じています。

僕も現在、仕事プライベートを問わず、様々なツール上で毎日多くの文章を書いています。中身の薄い文章で相手の時間を奪うのは申し訳ないので、『もっと短く要約してしっかり伝わる文章で』と日々意識しているのですが、Schooでちょうどいい授業を見つけたので受講してみました。


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講座名:博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ
講師:ひきた よしあき(コラムニスト/コミュニケーションコンサルタント)
http://schoo.jp/class/7286/room#

学んだこと

現在は伝えるための文章が長くなっている。
文章が長くなるのは文化がすすんでいるため
(メンタルの関係性もある。人間関係が複雑になってきている)
→日本だけでなくNY, ロンドンでも同じ現象が起こっている。
遠回しに言うなど、ダイレクトに言うことにストレスを感じている。

その影響により、本題を伝わりにくいことが増えている。
相手に伝わりやすい文章を書くにはどうすればよいか?


【1】40字以内に言いたいことを要約する
俳句や短歌にあるように、日本の文章は40字以内に納めると理解されやすく伝わりやすい。
口語の場合1秒間に10文字が良い。→たとえば「ありがとうございます」(10文字)

【2】風通しのいい文章をめざす
風通しが悪い→漢字が多く、パッと見て文章の塊が黒く見えてしまう。
青い文章(カタカナが多い)→読みにくい。
漢字を多用しない。
カタカナを多用しない。
行間を開ける。(空気を含ませる)
縦に長いのはよいが、横に長いと文章が重く感じる。
(しかし意識し過ぎて行間が広すぎるとポエムっぽくなる)
*どの言葉に漢字を使うか、社内で統一したほうが良い。

【3】道順を示す要領で書く
まず全体像を示す。(ex.男の足で10分)
出発点を決める。(ex.西口改札をでたところ)
信号、公共物などのわかりやすい目安を示す。具体的な項目を決める。(頭にイメージしやすいもの)
看板建物の色や形を具体的に示す。

【4】カギかっこ文を多用する
会話文を多用する。→体験した内容は伝わりやすい・信頼されやすい

【5】リズムのいい文章
リズムの良い文章は、長い文章でも伝わりやすい。

【6】Q&Aを使う
人間はちょっと考える(ちょっと刺激を与える)ことが好き。
「質問→答え」形式は伝わりやすい。
推理小説を解くように言うと伝わりやすい。
例「ここがわからなかったんですが。。。」「考えた結果、私はこう思うんです」

【7】相手が「何を得するか」で文章を組み立てる
読み手にとってのメリットを先に伝える。
その後に、主張や思い、商品のスペックなどを言うと伝わりやすい。

【8】同じ方向を向いている
向かい合うことは、分析ばかりする話になる。
同じ方向を向く→私と一緒なら解決できる、こんな良いことがあるなど、お互いの距離が縮まり伝わりやすい。


今後に活かしたいこと

学んだことは、けっして難しいことではなく、今日からでもできそうなことばかりで、即実践できる内容でした。(意識せずにできるようになるまではは場数がいりますが)

クライエントやスタッフ間とのやりとり、お客様対応、SNSやブログなどの情報発信などにおいて、まず一番に何を伝えたいか(解決したいのか)を明確にして、内容の筋道を立て、相手の気持ちや立場に沿った文章を組み立てたいと思います。

伝えたいことはもちろんですが、読む相手の望むことを意識することは、マーケティング思考に非常に似ているなと感じました。

短く的確に、そして相手の利になるような文章になるように努めます。

おわり。

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