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アフリカに帰ってきました。

noteには久しぶりの投稿です。
パキスタンでの仕事を終えて、日本で3ヶ月間の夏休み(という名目の契約と契約の間の腑抜け期間)を取った後に、西アフリカのガーナにやってきました。 これまでにも南部アフリカで合わせて3年ほど暮らしましたが、西アフリカは数日間の出張で来たことがあるだけ。 文化的にも経済的にもとても多様なアフリカ、これだけ違う国々をアフリカとして一つにくくるのには少し違和感はあるけれど、やはりアフリカに帰ってきたのだなあ、と感じることも多いです。

まずは人々。人懐っこい笑顔です。 職場では初対面の人とはまず握手。 パキスタンでは男性に向かって笑顔を見せたり、握手したりすることは禁じられていたので、あ、そうだったわ!とニコニコ笑って手を出す男性同僚への対応にしばらくもたついていました。そして10年前はどこに行ってもシスターと呼ばれましたが、今回は完全にマダムです。(アンティーじゃないだけましと思おう。)

街のあちこちに色が溢れています。赤・黄・緑の派手な色の国旗、派手なアフリカンプリントの服、道路の赤い土の色、力強い木々の緑。目に入る色の多さは私にとってのアフリカらしさに直結しています。 

少し口を横に開いたような母音の発音で話される西アフリカ英語(aの発音がほぼaeになるような)は、南部より少し聞き取りにくいですが、thがただのtに近いのは南部アフリカと同じ。あっと言うまに自分でもYesをイエェエスと発音するようになりました。

渋滞がちな路上では、車の間をぬうように物売りの人たち。みんな頭に重い荷物や売り物を乗せて、絶妙なバランスで歩いています。アフリカあるあるですが、この地でも荷物は増えると横ではなくて縦に場所をとっていきます。 どうやったらあんなに重いものを軽々と載せられる首や背中の筋力がつくのでしょう?

そして何よりも強く感じるのは、圧倒的な「異人」感。 南・東南アジアにいるときには、私が地元の人たちにとって外人であることは間違いないけれど、ローカルな服装を選べば意外と街中で溶け込むことも可能です。 多民族な欧米の大都市でも然り。 しかし、アフリカではどれだけローカルドレスを着たところで隠せない肌の色の違いは大きく、一目で「別のところの人」と見抜かれることは確実なので、アウェイ感やそこからくる緊張感をうまくやり過ごしていかないとストレスになりがち。ああ、そうだ、このどうしても溶け込めない感、しばらく忘れていたよ、、、と少し身構えながら思い出しています。

まだこちらに来て10日ぐらいですが、これからしばらくガーナという国のあれこれを学び、ここが徐々にホームになると良いな、と思っています。 そしてこれが最後の国際協力の現場での仕事と決めているので、たくさんの経験をして、1年半後の開発ワーカー卒業を迎えたいと思います。 ガーナライフのあれこれを綴りますので、どうぞお楽しみに!