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【DM】ゼロルピアジョースター簡易構築録

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新カードが出ることで昔のカードにスポットライトが上がるのって個人的に楽しいんですよね。
8/31追記…「3.デッキリスト+ループ」更新・・・山札固定の必要性がなくなりました。

0.前語り
1.第一印象
2.リスト改造
3.デッキリスト+ループ
4.最後に



0.前語り
(デッキリストと構築云々だけ読みたい方は 「3.デッキリスト+ループ」のみで完結しますのでそちらまで読み飛ばして大丈夫です)
先週辺りに公式から公開された新拡張弾「最強戦略ドラリンパック!」にて収録される新カードの1枚。それはとても衝撃的な一枚。

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「D2フィールド 希望のジョー星」

その効果は、ゲーム中の使用カードの文明をすべてゼロ文明扱いとするというもの
ぱっと見「GRゾーンのマナドライブが止まるかな?」くらいにしか思ってなかったがツイッタータイムラインの反応を見てると「侵略」であったり「マナ武装」といった過去の目玉キーワード能力や、ドラゴンズサインなどの文明指定踏み倒しカード等にも刺さるとみて、思ったよりも範囲が広いとは思ったがいわゆる「メタカード」という評価以上にはならなかった

ぼく「このまえDGフィールドの踏み倒し系メタカードも出てたしメタカード多いなぁ」

ほんとにこの程度の認識だったが、あるツイートを見て話が変わった。


何よりも気になったのは「希望のジョー星」を公開してすぐにこのデッキが載せられていたところである。
公式(の開発の人)が載せているくらいだから、カジュアル向きなデッキだと考える人も多いかもしれない。
しかし過去にメルゲループのギミックを公式ページで紹介した結果、構築が環境トップとなった前例があることと
単純にガチャガチャコンボデッキ大好きである自分が気になったので、触ってみるかと思ったのがきっかけだった。
(結局デッキを触るきっかけって自分が好きかどうかだよね)



1.第一印象

回してみた印象は「環境レベルではない」という感想です。
ただし、コンボ自体の成功率は言うほど悪くはなさそう。キーパーツである、ジョー星+ゼロルピアの2種類を引いた場合は割と安定してる寄りだとは感じました。
この時点で環境レベルではないため、それを環境レベルと戦える水準まで持ち上げる作業に入るわけですが、とりあえずコンボデッキにも限らず、パーツを探す札が少ないと思い、その増量から着手していきました。

それに伴い、他の問題点として次のように考えました

ジョー星+ゼロルピアを探すための確定サーチカードがない
・フィニッシュのシャコガイルや3~4枚目のゼロルピアが墓地へ落ちたら詰む(墓地回収の不足)
・妨害と呼べる妨害がジョー星しかない
・ヘームルエンジオン+ライヤ等のバウンスクリが有限であること。
・3t目にジョー星をしっかり張りたい(3ターン目に設置できたかできないかでキルターンが変わる)


対面を考えない際の自分が気になった点は上記の5点
うち何点かは解決困難なものもありますが、とりあえず、可能なところからいじっていくこととしました。





2.リスト改造

とりあえずリストを見た時点で青ベースの手札起点コンボデッキのお供である「海底鬼面城」は絶対に入れたいなと思っており。その枠を捻出するところから始めました。
その理由はこれ

無題

上記サイトで特定カード2種類が4枚採用の場合、毎ターン1ドローした場合の引ける確率を先手時で計算した場合のグラフになります(数値や計算が間違っていたらすみません)

普段は確率等は気にしないのですが、ふと2枚セットが同時に揃うのってどれくらいなのかなと思ったら、下記の通りでした。
「先手時確率」
3ターン目(8枚ドロー )・・・34.981%
4ターン目(9枚ドロー )・・・41.399%
5ターン目(10枚ドロー)・・・47.636%
6ターン目(11枚ドロー)・・・53.603%
7ターン目(12枚ドロー)・・・59.233%

大体11枚引けたら2試合に1回程度は決まってもおかしくはない数値になりました。(色事故等は考慮しないものとする)

そしてコンボを4ターン目に決めることを考える場合3t目にしっかりとジョー星を設置しておきたいことを考えると可能なら3ターン目時点で+2枚追加ドローをしておきたいのでそれを1ターン目に設置できた場合1枚で達成できる海底鬼面城は採用したいとなりました。
ゼロルピア+ジョー星のセットがそろった後は不要札となりますが、そもそもこの2枚が揃わなければ意味がないことや、手札枚数が多ければ多いほどコンボへの突入が楽なデッキなので採用となります。


次にフィニッシュ面です。
ベースリストではシビレアシダケ+シャコの2枠がフィニッシュ用のカードとして載せられていましたが、
先ほどの問題点で上げた通り、この2枚ではハンデスやブラッディクロスなどといったカードで落とされた場合に回収ができず詰むといった事態が発生してしまいます。
それかフィニッシュカード枠を1枚に抑え、もう1枚を自由枠へ回し、その自由枠でそれを補う札として使えればいいなぁと思っていました。

第一に思い付いたのがジエンドオブユニバース
盤面展開については何一つ問題がないので、問題は自身が白マナと色捻出ができない点と追加で墓地回収札を入れる必要があること。
またゼンノーやデジルムカデなどの攻撃ができない状況を作られた場合にそれを打破するカードを採用する必要がある事
ゼロルピア設置必要枚数が3枚であること。これが気がかりでした。
しかし、盤面にヘームルエンジオンやライヤ等に乗せてからジエンドオブユニバースをバウンスすることでヘームルエンジオン等を使いまわせるようになることはいい点でしたが、もっと良いカードを見つけました。

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それがBAKUOOON・ミッツァイルです。
自身が赤マナになるため、ジエンドオブユニバースと違って色基盤的にはよく、このカードを召喚するだけならゼロルピアは1枚で済みます。
またフィニッシュカードでありつつも、1マナ支払うことで盤面に展開しているGRクリーチャー群の効果を再度使用できるため、ガヨンダム×2+メカーネン×2で最大6枚掘ることができます。

また盤面のクリーチャー好きな枚数を墓地に置くことができるため、山札回復カードと合わせることでヘームルやライヤを無限に使いまわせる条件も整いました。
ループに関しては「3.デッキリスト+ループ」の最後の部分で触れますが、その山札回復手段をポクチンちんにすることで、ゼロルピア要求枚数が2枚でかつ、無限メカーネンループを達成できるため、ジエンドオブユニバースの場合必要であった、ゼンノーやデジルムカデなどの妨害に対しての枠を割く必要がなくなりました。

つまり、この項の冒頭で上げた条件であるフィニッシュ札を1枚に抑え、もう1枠で墓地回収等を補う札という条件が満たされました。
色マナ捻出面については達成できませんでしたがポクちんはジョーカーズであるため、マナドライブ(J)の達成要員になるといった副産物がついてきたため良しとしましょう。また、ポクチンちんが墓地に落ちたとしてもパッパラパーリ騎士でマナへ置き、シャギーで回収できるため墓地回収札が落ちたから負け!!ってことはなくなったのもいい点です。

ほかに当初の予定では不採用にしたいと考えていた
アストラルリーフ(とマリンフラワーなど)でしたが、現状では採用したほうがいいのかなという状態です。

理由としては
・他に入れたいカードがない
・ジョー星+ゼロルピア状態突入後から安定させるための3ドローの価値が高すぎること
・リーフとのセット採用になっているカクタキューの1枚ドロー1枚ディスカードでパッパラパーリ騎士で置くためのジョーカーズを捨てれる。

上記の理由ですが、一番の理由は「他に入れたいカードがない」でした
ジョー星+ゼロルピアパッケージを最大限活かすためには、2コスト以下のクリーチャーカードであることが絶対条件なのですが、火・水文明でかつ2マナ以下のクリーチャーで2ドロー以上できるクリーチャーというものがそもそもリーフしかないというのが一番の理由でした。
他に採用するとしてもグレンニャーやムゥリャンくらいのキャントリップしかなく、またライヤ等をドローに変換する際にリーフだとリーフ進化リーフみたいな状態を戻すことでミッツァイルルート移行時の山札圧縮の作業が格段に楽になります。
ただしジョー星+ゼロルピアのパッケージを探す役割として4ターン目ループの達成に組み込みづらいのでその点はコンボ成立後のカードとしての側面が強いです。






3.構築について

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(※右下空白4枠が希望のジョー星部分となります)

上記は7/8時点でデネブログさんに掲載していただいた時点のリストとなってます。
読み進めてきた方向けに「2.リスト改造」の部分で触れた内容をまとめると

1.海底鬼面城はデッキに合っているので採用された。
2.ミッツァイル+ポクチンちんにすることでフィニッシュ用カード枠が現状
  最小限の2枠抑えられる
3.アストラルリーフは不採用にしたかったが、これ以上デッキに合っているカードがなかった。


何をするデッキなのかを簡単に説明すると。
ゼロルピア1体と希望のジョー星を同時に盤面に並べることで

コスト2以下のクリーチャーがコスト0でプレイ可能になります。その状態で
ドロークリーチャー等を連打して必要パーツを探し最終的にフィニッシュカードを投げるデッキになります。

そしてヘームルエンジオンやライヤのバウンス効果でドロークリーチャーを使いまわしたり、ヘームルエンジオン2枚でGRゾーンのクリーチャーを全部出すことでツタンメカーネンやゴッドガヨンダムで更なるドローとパッパラパーリ騎士によってアンタップマナの生成ができます。

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(ヘームル+ヘームルorライヤでお互いを戻しあうことで無限GR召喚が可能になります)

そしてマナドライブ3(J)を達成している場合、パッチネーターを無限回数使用することができます


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(大事なのは「2枚ずつ」見れることと、加えるのも任意である事)

この状態までもっていくと山札内のジョーカーズをすべて加えることが可能になるため、更なる圧縮をかけられます。そして引きたいカードの場所でパッチネーターの効果をやめることで、ドロークリーチャーが実質的なサーチカードへと化けます。

あと余談ですが、山札枚数を奇数に調整すると山札配列を好きな順番に並び替えることも可能となります

手元にカードを5枚ほど並べてやってみるとわかりやすいのですが
(山札上) A B C D E (山札下)

として配列を仮にD A E C Bと並び替えます。

初めにDを一番上へ並び替えるためにパッチネーターを2回起動し、一番下へDを置きます。
(山札上) E A B C D(山札下)
そしてまた2回パッチネーターを使用すると、

(山札上)D E A B C(山札下)
となりデッキトップへDが置かれます

次にDの隣へAが来るようにせり上げます
パッチネーター効果を2回使用し、
(山札上) C D E A B(山札下)となり
ここでパッチネーター効果を2度使用し、二度目のE.Aの配列を入れ替えA.Eとしもう一度パッチネーター効果を起動すると
(山札上)D A E B C(山札下)

となりDの隣にAを持ってくることができました。同じ要領で上にもっていきたいカードを順番をいじっていくと、好きな順番で山札配列を変えることができるようになります。
しかし、証明するのに手間がかかるのと文章化するのも面倒でかつ、実戦ではデッキトップ固定とボトムケアだけできれば大半のパターンはクリアできるので余談となります。気になる方は手元のカードでいろいろやってみるといいかもしれません。


そしてヘームルやその他ドローソース等を駆使し盤面を並べた結果
ミッツァイルを投げてメカーネンループをします。

無限メカーネンループ
盤面:ゼロルピア2枚 希望のジョー星1枚 (クリーチャー軽減コスト-4状態)
シャギー2枚、ツタンメカーネン1枚、パッパラパーリ騎士2枚、花美師ハナコ1枚、ヘームルエンジオン1枚

マナ:花美師ハナコ1枚(アンタップ状態)
手札:BAKOOON・ミッツァイル1枚 ポクチンちん1枚
山札:2枚(ヘームルエンジオン2)

①マナの花美師ハナコをタップし盤面のシャギー×2+メカーネン+パッパラ×2+ハナコ+ヘームルを破壊してミッツァイルを召喚し、GRクリーチャーを再展開

メカーネン効果で1ドロー(ヘームルドロー 山残1)
シャギー効果でマナのタップした花火師ハナコを手札へ、
パッパラ騎士の効果で墓地へ置いたハナコをマナへ、

②ポクちんを召喚し、自分の墓地にあるヘームルを山札へ戻す。(山残2)
そして手札のハナコを召喚しバトルゾーンへ
先ほど引いたヘームルを召喚しミッツァイルを手札に戻す。
盤面のシャギー×2+メカーネン+パッパラ×2+ハナコ+ヘームル+ポクチンちんを破壊し、ミッツァイルを召喚

パッパラ効果2回で破壊したハナコとポクちんをマナへ
シャギー効果でマナにあるポクちんとタップされている花美師ハナコを手札へ
ツタンメカーネンでお互いに1ドローで山札のヘームルが確定で手札に入る(山残1)

そして手札に戻ってきたポクちんとハナコを召喚し、ヘームルでミッツァイルを手札に戻して先ほどの手順を繰り返すことでメカーネンループが成立となります。

ミッツァイルによるLOループを用いることで、攻撃する必要がないためゼンノーなどで止まることはなく、さらにシャコの場合のヘームルなどを使いまわすことができないといった課題もクリアできました。

その他各種メタカードには相変わらず弱いですが、それは他フィニッシュでも同様なので残りの自由枠でなんとかしましょう。

自由枠については
このリストで抜いても大丈夫だと思うのは
ザババン4の4枠だと思っています。ただし現状ジョーカーズ枚数がザババン込みで15枚と比較的多めに取っていますが、実際のところ11~12枚くらいでも大丈夫なのかもしれません。そこの兼ね合いを見つつデッキを回せるカードを入れていきましょう。

メタカード突破用として考えているのは
DGフィールドパルテノン用のハエタタチュリス
リツイーギョ+ウサブレラなど用のテンサイジャニット
パラノーマル用のウキドゥ
この3種です。
このメタカード突破札を流行りのデッキに合わせてチューンしていくのがいいのかなと考えています。

追記・・・無限ループ証明について
ヘームル+ライヤ3枚要求 山札圧縮不必要ルート
盤面:ゼロルピア2枚 希望のジョー星1枚 (クリーチャー軽減コスト-4状態)
シャギー2枚、ツタンメカーネン1枚、パッパラパーリ騎士2枚、花美師ハナコ1枚、ヘームルエンジオン1枚

マナ:花美師ハナコ1枚(アンタップ状態)
手札:BAKOOON・ミッツァイル1枚 ポクチンちん1枚、ヘームルorライヤ1枚
山札:山札1枚以上(ヘームル1枚以上or手札に2枚あるなら0でもよい)

上記のループルートの部分にヘームルループによるパッチネーターデッキトップ固定を加えただけのパターン。


4.最後に

正直なところ読みづらい文章だと思うのでループルートのところだけ頑張って読んでもらえたらって記事になってます。
それ以外は僕がリストをいじったりした結果の過程の記事となっていますので手っ取り早くリストとループルートを知りたい人向きではないですが
構築の過程を自分の中でまとめて後で振り返るためなのでご了承ください。

ゼロルピアジョースターについてはリストを自分なりにまとめた後で見ても
環境入りは現状難しそうだなとは思っています。
仮にジョー星かゼロルピアのどちらかが2マナ。もしくはゼロルピアでジョー星が軽減できていたら・・・と思うことはありましたが

現状同時設置で6マナ起動となると流石に間に合わず
そのために緑を追加するとなるとドローソースが疎かになったり、ブーストできない事も考慮すると長い目で見ると緑がない形のほうが良いのかなと私は考えています。
そして相手の動きを鈍らせるための妨害カードを採用するとしても、自由枠が少ないことから、入れる余裕がないため結局のところ、新規カードでジョー星等を持ってこれるカードが追加されたら輝くかもしれません。

最後に読んでくださってありがとうございました。

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