Megumi Sekine 関根 愛

日常を文章と映像で綴っています。会津生まれ、伊豆半島育ち。東京を経て鎌倉に。初書籍『や…

Megumi Sekine 関根 愛

日常を文章と映像で綴っています。会津生まれ、伊豆半島育ち。東京を経て鎌倉に。初書籍『やさしいせかい』各地書店にて発売中。五月の文フリで、新作をだす予定です。 https://instabio.cc/megumi__sekine

マガジン

  • 鎌倉暮らし日記〈2024〉

    鎌倉暮らし日記、2024年版です。今までの日記より、すこし深く踏みこんだものを書くこともあると思います。数日分をまとめて公開するため、更新頻度は月に4回程度です。だれかの日乗にそっと寄り添える、あたたかな文章をめざしています。

  • 旅日記

    旅先でのスプーン人匙ほどのお話。 Cover Photo : Yu Iwasaki / Berlin, Germany

  • 創作活動の記録

    2018年以降のあれやこれや。 Cover Photo : Manami Totsuka / Mishima,Shizuoka

ストア

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    『やさしいせかい』

    やさしさ、とはなんだろう。 ほんとうにやさしいとは、どういうことだろう。 やさしかったせかいの記憶と、やさしくできなかったせかいが ほんとうはどんなせかいでありたかったのかの告白をのこしておくために書き下ろした31の掌篇。 _________________ 『やさしいせかい』 著   者 関根 愛 表紙/挿絵 mochida ancoro 印刷/製本 松井印刷  2023年11月11日 初版 第一刷 全68ページ(モノクロ/一部カラー) _________________ ※発送は2/25以降となります。ご了承ください。
    1,000円
    せきねめぐみの本屋さん
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    『ある回復の記録』

    「離れた場所で生活していても、私を気にかけてくれている。そのまなざしは、これで大丈夫と思わせてくれる力がある。」 十月十二日(木)/関野佳介 「元の世界に戻りたい。僕の時間に帰りたい。僕の、あの人生に戻りたい。」 十月二十六日(木)/石井 泉 「これからさむくなろうという節目の日に、蝉も花も、いのちの盛りはもうここにはないのに、まだここにある。その切なくてうつくしいものが季節や時間というものなんだと、昇ってきたばかりの朝日をあびながらおもったら、いきていることがまたうれしくなった。」 十一月八日(水)/関根 愛 二〇二三年九月から十一月にかけての、三人の日記。 _________________ 『ある回復の記録』 著    者 関野佳介/石井泉/関根愛 編    集 関野佳介 ブックデザイン Cat 佐藤翔子 全120ページ(モノクロ) 2023年11月27日 初版 第一刷 _________________ ※発送は2/25以降となります。ご了承ください。
    1,000円
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    『やさしいせかい』

    やさしさ、とはなんだろう。 ほんとうにやさしいとは、どういうことだろう。 やさしかったせかいの記憶と、やさしくできなかったせかいが ほんとうはどんなせかいでありたかったのかの告白をのこしておくために書き下ろした31の掌篇。 _________________ 『やさしいせかい』 著   者 関根 愛 表紙/挿絵 mochida ancoro 印刷/製本 松井印刷  2023年11月11日 初版 第一刷 全68ページ(モノクロ/一部カラー) _________________ ※発送は2/25以降となります。ご了承ください。
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    『ある回復の記録』

    「離れた場所で生活していても、私を気にかけてくれている。そのまなざしは、これで大丈夫と思わせてくれる力がある。」 十月十二日(木)/関野佳介 「元の世界に戻りたい。僕の時間に帰りたい。僕の、あの人生に戻りたい。」 十月二十六日(木)/石井 泉 「これからさむくなろうという節目の日に、蝉も花も、いのちの盛りはもうここにはないのに、まだここにある。その切なくてうつくしいものが季節や時間というものなんだと、昇ってきたばかりの朝日をあびながらおもったら、いきていることがまたうれしくなった。」 十一月八日(水)/関根 愛 二〇二三年九月から十一月にかけての、三人の日記。 _________________ 『ある回復の記録』 著    者 関野佳介/石井泉/関根愛 編    集 関野佳介 ブックデザイン Cat 佐藤翔子 全120ページ(モノクロ) 2023年11月27日 初版 第一刷 _________________ ※発送は2/25以降となります。ご了承ください。
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  • 【新しい年の日常と食卓】ささやかな年始の風景|旬…

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『やさしいせかい』全国お取扱い店と読んでくださった方々のご感想

 初書籍『やさしいせかい』がはじめて独立系書店さんの店頭に並び、はや三週間が経ちました。ちょうどグループ展やイベントでの販売もあり、そのあいだに沢山の出会いをいただいているからか、季節がひとつ巡っていったような、ひとつの長い風が吹いていったような、そんな気持ちです。  すこしづつ、読んでくださった方からのご感想も届くようになりました。お読みいただいたみなさま、お寄せくださったみなさま、どうもありがとうございます。  感想をいただくと今後の参考にも、はげみにもなります。またね

    • 次の十年|鎌倉暮らし日記

      2023.4.6(土)  仕事、のち、ハングル教室。  夕方、かなさんロジャーさん、Yと片瀬散策。富士見坂から、ぐるりと湘南を見渡せる。江ノ島の韓国料理屋。まず、あたたかいなつめ茶をのんだ。韓国の伝統的な湯呑みに、なみなみと入って、甘くておいしい。底に、きざんだなつめがたくさん。食器は、どれも揃いの白磁。  前菜はミニトマトキムチ、菜の花のにんじんソース、オイキムチ、もやしと小松菜ナムル。どれも頰がおちそうにおいしい。キムチと魚介をまるく包んだもの、チャプチェ、チヂミ、海鮮鍋

      • 花冷えします|鎌倉暮らし日記

        2023.3.28(木)  きのうから、のどに痰がからむ。咳がでるのは、ずいぶんひさしぶり。低気圧、ぱっとしない。  自らの人生と交わる魂、あるいは霊の実感を言葉にすること。それが原点であり、使命。  若松英輔さんの、茨木のりこさんへのことば。

        • おばあちゃんの台所

          日本財団のインスタグラム上で公開させていただいている動画シリーズ『ばあばの、おだいどこから』で、取材協力してくださる方を募集しています。 このシリーズのことをゆっくりお話する機会がなかったので、今日はこの場をお借りして書いてみます。 ”生きた場としての、台所と言葉” 1862 年、女性に基本的な人権がみとめられていなかった時代。『若草物語』などを記したルイーザ・メイ・オルコットは、日記にこうしるしています。 * 今のおばあちゃん世代までの多くの女性が、社会へでていく

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        マガジン

        • 鎌倉暮らし日記〈2024〉
          ¥400 / 月
        • 旅日記
          26本
        • 創作活動の記録
          21本
        • エッセイ集『二十一日の夜明け前に』
          41本
        • 鎌倉暮らし日記〈2022〜2023〉
          49本
        • 『鎌倉の小さな台所から』のこぼれ話
          4本

        記事

          日々のなかの韓国|鎌倉暮らし日記

          2023.3.21(木)  きのう、板門店(パンムンジョム)のゆめを見た。  ふぐに似た形の、武器のようにあぶないものをお腹にかかえたわたしが、だれかにぽんっと背中をおされるようにして、あっというまに線を越え、気づいたら北がわの地面を踏んでいた。つるつるした真あたらしい建物にいて、せわしく人が、いったりきたりしている。  どうしよう。じわじわした。きてしまった。かえりたい。わたしは、韓国にかえりたいと思っている。この手のなかのものを、そのへんのだれかに思いきり投げて、走ってに

          日々のなかの韓国|鎌倉暮らし日記

          幹になる|鎌倉暮らし日記

          2023.3.15(金)  朝、片足のない鳩と、防波堤でみつめあった。ストレッチと、あたまの体操。たっぷり日差しをあびると、その日いちにち、げんきでいられる。  そばの高校の、始業まえの女の子たち、四人組、海辺でたのしそうにあそんでいた。あ、もうこんな時間、いそいで、と駆け足。こちらも、げんきいっぱい。  韓国語の復習をすこし。あいうえお、が書けるようになった。  青大豆を炊く。確定申告をし、ためていたこまごまをおわらせ、昼はキャベツを煮る。トマトとセロリは梅酢と甘酒で和え

          幹になる|鎌倉暮らし日記

          春、韓国語を学びはじめた

           韓国語を学びはじめた。朝と夜に、ほんのすこしづつ、すすめている。  気づいたらここ二、三ヶ月で、たくさんの韓国文学や韓国についての本を買っていた。心意気のある本屋さんをのぞけば、必ずといっていいほどおもしろそうな韓国の小説や詩、エッセイなどの本があり、話題のものも多い。  気になっていた神保町のチェッコリ(韓国の本専門店)も訪ねた。韓国出身のおねえさんが、いろいろ丁寧におしえてくれた。    アンテナをなんとなくのばしていると、ふとおもしろい出会いにもみちびかれた。

          春、韓国語を学びはじめた

          会ってないけど大親友|鎌倉暮らし日記

          2023.3.4(月)  お昼に、ブロッコリーと長芋を蒸したもの、出汁昆布と炊いた白いごはん、野菜たっぷりのお味噌汁、春菊とケールのサラダにはこまかく刻んだターメリック、レーズン。  家をでるとき、大学時代の友人から、何年ぶりかわからないメッセージがとどいた。別の友人づてに、シンガポールにいるときいていた。さいごに会ったのは、熱海。そういえば、なにかの資格をとるために東南アジアに子どもをつれて、留学をしたいのだと話していた。  こんど、鎌倉いく、会ってほしい人がいる、とそ

          会ってないけど大親友|鎌倉暮らし日記

          家へかえるための旅|神戸日記

          四日目  洗濯物は、ひと晩せんぷうきにあててもらって、ほとんど乾いた。あやちゃんのごはんは、ちいさなお皿にいろいろのおかずがならべられて、旅館の朝みたい。リンゴジュースとひえの粉でつくったあたたかいデザートは、いちごが入って、すっぱ、あまい。ごちそうさまでした。井田家を訪問したひとが書く、井田家訪問記をつくって、そこへ、わたしが起きるまえに小学校へ行ったあゆくんへのてがみを書いたところで、出発の時間。  井田さんが運転して、あやちゃんと駅まで送ってくれた。後部席で、しってい

          家へかえるための旅|神戸日記

          友人と宇宙家族|関西旅行記

          三日目  あいかわらずの、雨。宿でしごとをし、七条へでる。鴨川をながめながらVeg Outで昼ごはん。ひろいガラス窓のむこうの低い山々に、白湯のようなやさしい霧の、おりたまま。  お会計をし、橋をわたりながらまたきますと、いつものようにつぶやく。また、迎えてください。鳥羽街道まで乗り、ホテルの近くのお米屋さんが米パンを水曜にだしているのを、買いにいく。ドライフルーツ、醤油こうじ、カカオの食パン、バンズをふたつ。米粉じゃなく米からつくるから、もちもちでお米の味が、つよいのだそ

          友人と宇宙家族|関西旅行記

          たねをまく/ことばをまことあるものに|鎌倉暮らし日記

          2023.2.26(月)  風がつよくて、仕方ない。そういう日は、心がぐらぐらにゆれる。あのほそいのにまっ直ぐな草みたいに、しゃんとはたてない。外に一歩出るだけで、もう座り込みたくなる。花粉は、目にも鼻にも容赦無く、だいすきなさんぽにも、でる気持ちがしない。  右上の奥歯、長かった治療が、銀歯をつけてもらい、やっとおわった。

          たねをまく/ことばをまことあるものに|鎌倉暮らし日記

          どうしようもない自分のまんまで信頼すること

           昨夜インスタグラムに書いたことなのですが、今朝になってもうすこし深く書きたかったので、note にも。   ☆  子どもの頃からずっと自信のないわたしがここ最近理解したことがあります。それは、じぶんを信頼するというのは、だめなまんまで、信じるということ。たとえば何かすごい力があるとか、すぐれているから、信じられるのでは無いのでした。だめというのか、心底どうしようもない、そのじぶんにできると信じることが、ほんとうの信頼。  あまりいいふうに使われないけど期待、にも似

          どうしようもない自分のまんまで信頼すること

          薫の君も吉田の女の子もみんな|京都、奈良、大阪日記

          二日目  朝いちばんに、宇治へ。はじめて。曇天の宇治川にりっぱな、ふるい木の橋が浮かぶ。そこに、夢浮橋とある。宇治十帖では、浮舟が、薫の君と匂宮とのあいだでくるしみ身を投げた。むこうのほうに、こんどは赤い橋。朝霧がおりて、なにも見えないさらにそのむこうは、別世界に思える。  あのむこうに、きっとある。そう思わせる。薫の君も胸のうちでそう、信じたと思う。はるかな幻、もうひとつの現実、あったはずの物語、それか、あの世。そうだとしたら今のこの、現実はいったいなんなんだろう。現実を

          薫の君も吉田の女の子もみんな|京都、奈良、大阪日記

          雨水とドーナツの穴|京都日記

          一日目  新幹線の、両隣の人がしずかに本を読むのにはさまれて、おべんとうを食べた。昨日の夜、ブロッコリー、シルクスイート、しいたけを蒸して、金時草はごまあえにしたもの。もち米にちりめんをのせたのを食べるのに、お米がきゅうきゅうにかたまって、箸でちぎろうとしてもなかなか切れないのを、上のちりめんが隣のふたりにとびちらないよう集中して、そおっと箸を入れる。  天気予報は、五日間、雨。ちょうど雨水なんだと、気づいた。京都へくると、いつもぐんぐん歩くから、バスはひさしぶり。銀閣寺ち

          雨水とドーナツの穴|京都日記

          心|鎌倉暮らし日記

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          心|鎌倉暮らし日記

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          日常|鎌倉暮らし日記

          2024.2.7(水)  洗濯物を干していると、庭のいちばん高い木の葉がこんもりして、もぞもぞしている。姿がみえないのが、かわいい。最近、鳥たちのうごきが活発になった。

          日常|鎌倉暮らし日記