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けんこう屋11〜健康話を主語にしない

オリンピック、ワールドカップ、プロスポーツ、高校野球と、みんなと一緒に観戦すると声が出て、面白さが膨らみ楽しいものです。
近年、大きな大会の時は、公共の施設でも開放して大画面で行われるようになりましたが、地域のコミュニティやけんこう屋でも、近所の人や仲間と共有する機会が増えてきました。

また、ユニフォームを着て、応援グッズを持ってのスタイルは雰囲気を盛り上げ、年齢を問わず一体感が生んでいます。

けんこう屋の常連70代の女性Eさんもその一人で、若者とテレビを一緒にサッカーを観たことがきっかけで、どんどんハマり、一年後にはユニフォームを買って、スタジアムへ応援に行く程になりました。もともとは糖尿病のケアに来られていたのですが、今では相談よりも仲間との会話、サッカー談義が一番元気になるそうです。

また、80代の女性Fさんも、話につられて応援するようになり、膝が痛くても一緒に来られはじめました。

高齢者だからといって、思い込みで捉えると大変なことになります。70-80代の人はいわゆるビートルズ、プレスリー世代。流行を作られたはしりです。

ゆっくりお話しができれば、その人のいろいろな面が伺えます。健康話は人生のほんの一部。あえて主語にしない会話をすることで良い関係を築けたりします。

※けんこう屋は、筆者がこれまで関わらせていただいたカフェ、ホテル、保健福祉センター、シニアレジデンス、ヘルスコミュニティ、お話会、スポーツクラブなどの場づくりで出会った様子をまとめて描いた、コーヒーの香りがする元気なサロンです。


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