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瓦屋の改修、再生

木造家屋で四年も空き家にすると、雨漏り、白アリは高い確率で発生する。
今回の案件も、雨漏り、白アリ共に発生し、日を追ってコンディションが悪化していく。

改修にあたっての優先順位は、
❶屋根仕舞い
❷土台防蟻処理
❸躯体柱の差し替え
❹水回り
から着手していく必要がある。

築60余年、保存価値からすると厳しい。
しかし、家主の心情を考えると、残せるものであれば残したいと考えるのが普通であろう。しかも、自宅としての供用ではないため、お金をかけないで。

ではどのように進めていくことが適切であろうか。ポイントは、この建物に自分ごととして関わる人がどれくらいいるのかにかかってくる。

改修費は、程度、あり方の設定で、ピンからキリまで考えれる。

どういったメンバーで、どのようなことを行いたいのか、どのくらいの資金が調達できるのか、全て捉え方である。
段階的にはハードに入る前の、意識づくり、人づくりとなる。

一時的なものなのか、継続させたいのか、意識の確認が必要である。改修費、維持方法、運営計画、場合によっては行政への寄付もあり得る。

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