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地域コミュニティと寄り添う

   コミュニティと一緒に新しいコトをすすめるには、参加者層、人数、時間、雰囲気によって一般的な話と専門的な話のバランスを調整することが大切である。

 スタンスは、研修会•講演会ではなく、事業説明•プレゼンテーションでもない、互いを知り、話をしてみる機会と捉えておく。

 方法は、参加者の自分ごとから始め、コミュニティ、地域、専門性、そして、これからどう向き合うのか話を進めていく。一回で終わらせるのではなく、繰り返し顔を合わせ、話をしていきながら徐々にテーマを掘り下げる空気を創り、知識や意識の伝達が楽しい雰囲気の中で進めることができるようにしていく。

 ポイントは、全体の中で話すことと個別相談で調整することとを見極め、会の時間内にまとめることが基本である。また、コミュニティは緊急時以外、即効性や変化をあまり好まず、互いに認め合える関係づくりが第一と認識しておくことが肝要である。

 地域のリズムに合わせ、伴奏できるかどうかが寄り添い続けることにつながる。独占は好まれず、調和が美徳とされる。地域のしがらみはあって当たり前で、新たな提案、つながりを選択肢の一つとしてとどめてもらえる関係性を築いていく。(文 関原 宏昭)

Photo 2005,12 沖縄県北中城村広報よりhttp://www.vill.kitanakagusuku.lg.jp/site/htdocs/kouho/200512/04.html

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