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Community Health

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2014年4月の記事一覧

7 受益者負担のプログラムづくり

7 受益者負担のプログラムづくり

受益者負担のプログラムづくり~VE(バリューエンジニアリング)

    健康に関する相談事業は、行政や医療機関が無料サービスで行う事が一般的なプログラムを、いかに参加者から対価を頂く『受益者負担(有 料)』にして行くかは、事業を組み立てるに当たり大きなポイントである。

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6 イベントの延長では着地しない

6 イベントの延長では着地しない

イベントの延長では着地しない~アマチュアグループでのスタート

 健交時間グクルの森は、沖縄県西原町の琉球大学から程近い住宅地の一角に仲間の手作業での店づくりによりオープンした。

 初めての試みである受益者負担によるヘルスコミュニティ事業。スタート時、全国の健康づくり仲間、大学関係者、沖縄地元のタレントさんに応援を仰ぎ、イベントスペース的に運営を始めた。

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5 健交時間 グクルの森

健交時間  グクルの森~ヘルスコミュニティ アマチュア活動からの出発

グクルの森は2008年5月にオープンし.今年6周年を迎える。立ち上がり当初のテーマは、健交時間。
サブテーマは、わざわざ来てください。地域の気軽な元気創造カフェとして、いろいろな仕事、暮らしをされている方々に協力いただき、アマチュアのクラブ活動の範囲でコミュニティ空間をオープンさせた。
地域の商習慣、ルールを聞きながらの運営は

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4 多様化するコミュニティヘルスの実践

 多様化するコミュニティヘルスの実践

現在、健康対策として語られているコミュニティは、内から湧き出るものではなく、医療費対策の一環で語られているように感じる。
  コミュニティヘルスは小さなことの積み重ねであり家族、仲間、隣近所と互いに理解し合い、共通認識を持ち、日常生活での習慣である。
それは、無意識で特別なものではない。
政策や制度はきっかけに過ぎず、枠組みを強制するものではない。
 コミュ

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3 個人と社会、つながりの時代

個人と社会、つながりの時代

日本には町内会、自治会という世界的にも珍しいコミュニティがある。この組織は、地域の社会育成、文化形成において長い歴史の中、重要な役割を担い現代へと受け継がれてきた。
しかし、世代や考え方が多様化し、組織に魅力を感じない人が増え、全国的に自治会加入率は減ってきており、隣近所へのつながり意識が薄れつつある。

 昨今、社会政策はあらゆる視点からコミュニティの重要性をあげて

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2 互いに認め合うコミュニティの関係性

 互いに認め合うこと

個々のライフスタイルに対して、YesかNoか、白か黒かつけるような提案や、メンバーの参加を前提として進める会及び、コミュニティの運営は往々にして続かない。
はっきりさせない、グレーの美学をも尊重し、既存組織に入らなくても個人、グループでの活動を行い、互いに認め合う関係性があれば、地域を強く元気にしていく。
またコミュニティは、メンバー皆が平等で、お互い様の関係である。仮に自

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一人ひとりの健康から地域の元気~コミュニティヘルス

一人ひとりの健康から地域の元気~コミュニティヘルス

1第一歩

はじめに、コミュニティヘルスは枠から取り組むものではなく、暮らしの中、一人ひとりの内側から湧き出るものと考える。人は一人では生きて行けない。自信満々な頃、何でも思いどおりになる頃、金さえあればなんでもできると考えたりする頃もある。しかし、順風満帆な時期はいつまでも続くものではない。つまずいた時、ポツンと一人になると、誰かに声をかけて

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