二章 フランス初戦
皆さんこんにちは。フランスでの生活も残り少なくなってきました。
私自身初の海外レース。ご覧いただけたら嬉しいです。
Tour de la Région Sud PACA Juniors
リザルト 10位/118
フランス初戦。と言うよりは海外初レースだった。そして100kmを越えるレースは初めてだった。コースは44.6kmを2周回+19kmの全109.8kmのレースだった。
スタートして15kmほど下る。フランスでジュニアギアを付けている選手はいなかった。周りの選手より倍くらい回す。ペダリングの重要性を実感したレースだった。また、選手同士の車間が狭い。そんなことはわかっていた。でもいざ経験してみると想像以上だった。
魚の群れのよう隊列を組み落車する選手は少なかった。その群れのまま時速70km以上出す下りはとても日本では経験できないものだった。スリルがあって楽しかった。逃げができると信号が赤になるように牽制が入る。そして何十キロもサイクリングペースが続く。日本ではなかなかない光景だ。正直案外いけるなと思った。逃げ集団にブリッジして後先考えずに兎にも角にも追った。逃げ集団に追いついたものの皆回す気配、協調体制がなかった。その中から1人アタック。逃した。
そして自分もアタックした。残り5km。優勝できるかもしれない。そう思った。残り2kmで前の選手に追い付かないことがわかった。2位でいいから守り抜くと決めて踏んだ。
ゴールして10位だとわかった。私の前に逃げ集団があったようだ。フランスのレースは状況を掴むのが難しい。コミュニケーションが取れないなら尚更前々で位置取る必要があると感じた。私は負けてしまったけれどチームメイトのベンジャミンが優勝。チーム員として仕事が出来なくて悔しかった。
ずっと憧れていた海外レース。日本とは比べ物にならないものでした。次から次へと課題は増える一方ですがその課題を大切にして一日、一日を過ごしていきたいです。
次回もお楽しみに。
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