名称：大原念仏寺五輪塔
伝承など：なし
所在地：京都府京都市左京区大原来迎院町 大原念仏寺
『平家物語」の大原行幸で知られる寂光院のある京都市の大原は、他にも紅葉の名所である三千院が有名であるが、その三千院からやや南へ下った大原念仏寺には鎌倉時代中期の五輪塔がある。
五輪塔は大原念仏寺の境内から出て北隣の来迎院町集会場の敷地に建っており、鎌倉時代中期の弘安九年銘がある。
小型ながら地輪が低い古様を示し、安定感のある石塔である。
空風輪のみは後補であるが、京都の在銘五輪塔としては最古のものである。
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