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全国通訳案内士試験(スペイン語)3、2

全国通訳案内士試験を受験するであろう人のブログやサイトを探しても、ホントにほとんどいない……。ネットやってる暇があるなら勉強しろよ、ということなのでしょうか。特にスペイン語で言えば昨年は130人弱の受験生だったわけですから、確かに見つける方が難しいのかも。

今日はもう試験前日ということで、朝からスタバへ行って、他人を気にすることなく座れる席を確保して、午前中は過去問をひたすら解いてきました。土曜日なのですが、札幌駅から大通へ向かう地下通路・チカホ(←試験には出ないでしょう)の人出がとても少なくて、ちょっと驚きました。

私の最後のあがきともいえる過去問制覇で見えてきた「私の課題」です。

まず歴史についての感想ですが、試験に自分の弱い時代、勉強しきれなかった時代が出たらもうアウトです。私の場合、江戸後期から明治、大正などの近代は間に合わなかったのでほとんどやってないのですが、2019年の問題はこの時代ばっかり出題されていて、それでもなんとか74点ほどとれましたが、全くダメでした。

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さらに、歴史の問題を解いていて思うことが2点。

ひとつは、出来事が起こった順を問う問題。
そんな人、そんな出来事、まったく知らないというようなマイナーなものを並べていますよね。時代背景から考えてこうじゃないか……と解答できるものもありますが、それこそ山川や三省堂の本で、太字でもなんでもない単なる明朝体で一回だけ出てきた人名が入っていたりする。

これはもう歴史マニアじゃなかったら覚えてもないですよ、はっきり言って。通常の意地悪の範囲では収まらないと思いました。ハロー通訳アカデミーの植山さんもおっしゃっていますが、

「なぜそれを今のこの試験で問うか」

わかりません。実際に通訳案内士として、そのゆかりの場所に行くときに初めて勉強することも数多いと思いますが、そのレベルかなと感じます。

これ、芸人の宇治原さんとか伊沢さんとかなら解けるのだろうか、多分。

もう一点は、これは試験問題の常套手段ですが、選択肢の文章の中に、それらしい内容を4つ並べ、間違った文章のたった一箇所だけに違うポイントを入れてくるパターン。地名とか建物名とか。いやらしすぎる。……と誰かが言ってました。

そういうわけで、歴史に関しては、私は雑に勉強してきてしまった中でも古代〜中世はあまり問題ないなと感じ、江戸後期〜近代はもうボロボロだということがわかりました。今夜の、"最後のあがき"は、本でそこの読み込みをするということ。

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そして実務については、自分の弱点がやはりわかりました。旅行業法関連はやはり問題なし。ただ、全国通訳案内士に関する法的な部分と、景品表示法のあたりが少しあやふやで、これはやはり本を読み込まなければなりません。こういう法的な内容の問題は、「言葉」の問題ですよね。「販売」だの「斡旋」だのなんだの、一語一句を覚えていないと、自信がなくなってしまう。

ユーキャンの対策本に載っていなかった内容が出題されていたり、これはもう観光庁のテキストをもう何周か読むしかありません。

そういうわけで、まずは午前中の勉強は終了。
これから午後の勉強に入ります。ポイントは絞られてきた気がするので、とにかく読む、読む、読む。もう前日ともなったら、今更ノートにまとめるとかそんなことは言っていられないですしね。時間がもったいない。

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そう、そういえば、黒塗りされた過去問をスペイン人に見せたところ、

「こんなクソの参考にもならない過去問って存在意義あるの?」

と返ってきました。
そりゃそうです。選択肢しか見えないものばっかりですしね。

お金払って受験する試験なのに、(通訳案内士試験に限らず)なんでオリジナルで作らないのでしょうか。経費節減?