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自己紹介 【真性科学マニア】

サイエンスライター・サイエンスコミュニケーター・編集者です。坂元志歩と申します。内容的には科学を中心としたライター活動と、テレビ番組のリサーチをしています。科学を知ることが仕事であり、趣味でもあります。ジャーナリストを名乗るほどのものではありません。いうなれば、「真性科学マニア」。宝ものはクリストフ・コッホ先生のサイン本『意識をめぐる冒険』岩波書店刊。コールドスプリングハーバー研究所へ行ったときにゲットしたジェームズ・ワトソンのサイン本も持っています。

仕事のなかでも、先生方がご自分のご研究を嬉しそうに話してくださるのを伺うことがとても好きです。私にとっては、ライターの仕事とテレビの仕事、どちらもとても大事です。

大学を卒業後、国立予防衛生研究所(現在の国立感染症研究所)に出向して研究員として働いたり、東大先端研で助手などをしておりました。
その間、CGで科学の世界を表現したいと思ってコンピュータグラフィックスの専門学校に通いました。しかし、美大などを卒業された方々の作品を見て、気がつきました。これはCGをつくるより、CG作ってもらう側を目指すのが正解なのではないか。そこで科学雑誌ニュートンに入社。シニアエディターをへて、独立。

2003年よりNHKの科学番組に携わっております。優秀な人々とチームプレーを楽しむ。それがテレビ番組づくりの醍醐味です。

これまでに上市した本は…

『うんちの正体 菌は人類を救う』ポプラ社
うんちのいろんなエピソードを書いた絵本です。鱈耳郎さんの絵が可愛い。
子どもの大人気なページは「うんちが大爆発」するところです。大人も楽しめると思います。
うんちの本から紹介が始まるのもどうかと思うが、大事な本なので仕方ない。

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『ドキュメント 深海の超巨大イカを追え!』光文社新書
今でこそ、いろいろな場所で目撃証言があがっていますが、長い間、とくに欧米で謎とされてきた巨大イカ、ダイオウイカの撮影秘話です。
ダイオウイカの眼すごかったな。
この表紙、オビ扱いなんですよ。それにも驚いた。

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『いのちのはじまり、いのちのしくみ』化学同人
はじめて単著として上市した本です。生命進化史の話を書いてみたい、自分の本をいつか出したいと思っていたときに、お話をいただきました。
大阪大学蛋白質研究所の方々を取材し、またそれまで御世話になってきた先生方のお話や調べたことなどから、必至で言葉をつなぎました。
想い出深い本です。

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『謎の海底サメ王国』光文社新書
深海生物が好きでJAMSTECの活動を見ては「おお! なんだこのスケーリフット!!」「なるほどね、胸毛でエサを育てて…」などと一人心躍らせる日常を送っているときに、深海ザメの本を番組にあわせて書かせていただきました。
深海生物のあのデザインの凄さってなんでしょう。
個人的にラブカが好きなので、ラブカ愛がそこはかとなく漂う一冊です。初めて動いているラブカを水族館のホームページで見つけたときには、見入ってしまった。
深海ザメ、本当に格好いいんですよ。あの眼の色。すべてを見透かしているような、何も見ていないような…深海色です。
深海には、太古の地球生物が息づいているって感じがします。
(う。本の内容というよりは深海愛になってしまった…)

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『地球大進化 第6集 人類への旅』NHK出版
第6集の担当をされていたNHKのディレクターの方とともに書きました。
はじめて自分の書いた文章が書籍化された本。
はじめて科学番組の制作に関わった番組。
このとき上市された地球大進化の書籍すべての編集に関わりました。
もう絶版になってしまったのか…

『地球大進化 第1集-第6集』NHK出版 絶版

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『徹底図解 宇宙のしくみ』新星出版社
生物学だけではなく、宇宙も執筆しています。かなり前に書いた本で、でもこれはどこかの大学の教科書としても使われました。それは大分嬉しかったです。よくあるタイプの本ですが、密かなこだわりがあります。誰か気付いていてくれるだろうか。

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他にも何冊か書いたものがあります。もうすぐ出版される本もあるので、それも紹介していこうと思います。

noteでは、科学は人生に役立たないこともあるけれど、役立つこともある。
考え方のヒントを示してくれる科学はちょっと素敵だ。
生きものはすべて偉大だ。
生きものの延長上にある人間の振る舞いはオモロイ。

ということで、ここでは科学のかほりがどこかで漂う内容を書いていたいと思っています。
丸々科学ではないで、ご安心を!

■テレビ番組の仕事

ちなみに、これまで関わった番組はこんな感じでした。

2004年4月NHKスペシャル 「地球大進化」全7回
2006年7月NHKスペシャル「恐竜VS哺乳類の1億5000万年」全2回
2005年12月NHKスペシャル「人類誕生 トゥーマイ」プロジェクト。
エンディングで初めて自分が書いた文章が流れた想い出深い作品。
2009年1月NHK スペシャル「女と男」プロジェクト全3回
2009年2月NHKサイエンスZERO シリーズ・ヒトの謎にせまる⑤
「ことばはどう生まれたか?」ディレクターとして制作・放送。
2009年3月NHK スペシャル「復活した脳の力~テイラー博士からのメッセージ」
2009年7月NHK AtoZ「脳の秘密~羽生名人の思考
2010年3月NHK スペシャル「世紀の大発見 
謎の小型人類~もうひとつの“指輪物語”」
2010年7月恐竜博「地球最古の恐竜展」企画・制作。
2010年7月NHK スペシャル「恐竜絶滅 ほ乳類の戦い」全2回
2011年1月NHKスペシャル「ヒューマン~なぜヒトは人間になれたのか」全4回
2012年4月NHKスペシャル「宇宙の渚」全3回
2012年8月NHKスペシャル「フローズンプラネット」全2回
2012年10月NHKスペシャル「世界初撮影! 深海の超巨大イカ」
2013年9月NHKエンタープライズ BODYプロジェクト参加。
2014年3月NHKスペシャル「人体〜ミクロの大冒険〜」全3回
2015年3月NHK「深海のロストワールド 追跡!謎の古代魚」
2015年4月NHKコズミックフロント☆NEXTの企画開発等
2015年12月NHKスペシャル「シリーズ 人体」
2018年8月NHKスペシャル「人体」WEB制作
2018年3月国立科学博物館特別展「人体展」協力
2018年3月NHKスペシャル「人体」全8回
2019年5月NHKスペシャル「人体・遺伝子」全2回
2019年11月〜NHKスペシャル「食の起源」全5回
2020年7月NHKスペシャル 「人体 ウイルスVS人類」
                                                                                                                  など

すごい、いつのまにか20年も経とうとしてる! 





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