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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2021年5月の記事一覧

絵がそれほどうまくない人のための練習前の思考法の本

絵のうまくないみなさん、こんにちはこんばんは。 絵のうまくないみじんこです。 デッサンができてないと言われることが多く、現代アートの価値はデッサンだけではないんだよ!というデッサンへのアンチテーゼ的に絵の練習をひたすら拒んできたのですが(ほんとは練習がイヤなだけ)。 絵の思考法の本としてお勧めされたものがあったので読んでみました。 覚えておきたいポイントを自分のためにまとめておきます。 絵のうまさは2種類ある1)形を覚えている 2)技術的にうまい プロでも資料を見て

ナルホド!半島の先端だからこそ!これで王国が誕生したのです:愛知県南東部平坦~中山間地域【地元再発見の小旅行vol.26】

愛知県の南東部平坦~中山間地域は、古い時代の地層がベースになっていますが、大部分は若い時代の地層でした。 つまり地表は軟らかく耕しやすい! 日本人の「ちょっとでも土があれば耕してやる!」魂は発揮されているのか??見ていきましょう~(笑) 再確認場所を復習しましょう。 愛知県は図の赤色。日本列島の中心的な位置ですね。 南東部平坦~中山間地域は上図の④です。 渥美半島を含む緑色の地域です。 今回は田原市(たはらし)が舞台です。 半島の先端になんじゃこりゃ?何か面白い地

イラストで、学んで、遊んで・・[2]

すずきひろし(英語講師・イラストレーター) 4月新刊『語源とイラストで覚える理系英単語BOOK』のすべてのイラストを描いたすずきひろし先生の連載です。英語講師、著者、そして語源のイメージをイラスト化するイラストレーターでもある、という特異な存在のすずき先生。第2回は、「イラストが、単語のほんとうの概念(イメージ)をこころに響かせ定着させる」、というお話です。 第2回 イラストができるまで/「こころ」への直結 今回は頭に思い浮かんだことをどうやって書籍にするかのお話をしま

「歴史総合」の年間計画(大枠)

2022年度から高校で始まる「歴史総合」。 その教科書の見本本が、ほぼ私の勤務校に届いた。 それぞれの教科書の細かいコメントは省くが、全体として大きな問題が二つあると思う。 一つ目は、従来の日本史と世界史のパッチワークのようなものが多く、「テーマ」ごとに「融合」しているとは言い難いことだろう。「テーマ」ごとに「融合」させるのが難しいのは十分承知しているけれど、やはり使用する側からすれば、斬新でおもしろい!とはならない気がする。 そしてもう一つの問題は、分量が多くて、従来

本の紹介『ともに生きるための教育学へのレッスン40ー明日を切り拓く教養』

本業の大学教員の仕事では、英語の授業がいちばん多いのですが、大学院の授業も受け持っています。教育学の大学院です。その縁で、ここにご紹介する本に、エッセイを一本掲載していただきました。 『ともに生きるための教育学へのレッスン40―明日を切り拓く教養』(明石書店、2019年8月発行)は、北海道大学教育学部創立70周年を記念して出版されたものです。 ねらいは、「高校生、大学生や一般市民を念頭に(中略)教育学研究の意義や面白さを感じてもらえるもの」(編集の松本伊智朗先生のあとがき

KindleをDeepLでまるごと自動翻訳して読む方法

※ 2021/5/6 追記:私の方法で、うまくいったという紺野大地さんのnoteの解説がとてもわかりやすいので、そちらを参考にされたほうが良いかもしれません。私の解説はあっさりしています。 ※ 2021/11/23 追記:DeepLの有料版のみ、PDFのままの翻訳が可能になりWord変換工程が必要なくなりました。 必要なもの・PDF編集ソフト(ページ編集、OCR、Word変換ができればなんでもよい) ・DeepL (Starterプランだとまるごと、無料プランだと数十ペー

「言葉のままならなさと向き合う――《一義性の時代》の文学にむけて」(『ゲンロンβ61』)掲載の経緯と補足

株式会社ゲンロンの電子書籍メディア『ゲンロンβ』に、「言葉のままならなさと向き合う――《一義性の時代》の文学にむけて」という50枚ほどの論考を載せてもらいました。いまは前半部のみ公開されています。ゲンロンのサイト「ゲンロンα」でも読むことができます。 https://genron-alpha.com/gb061_06/ 本論考は、僕のほうから頼んで持ち込んだ原稿です。内容は、国語教育と文芸の言葉のありかたを同時代的な視線とともに捉えようとしたものです。以下、経緯と補足を書

【最速解説】2021.5改訂版 教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン

土曜日なのに日が昇る前に起きてしまった...。 先週、43歳になりましたが、もう数年ぐらい前から目覚ましい勢いでおじいちゃん化しています。 改めて寝ようと思っても眠れない。こういうときは眠くなる文章を読もう。そういえば、昨晩、文科省から教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインの改訂版が出ていたな。あーいう難しい文書読んでいれば眠くなるだろう(超失礼)。 読んでみたら、目が冴えるような内容で余計に眠れなくなり、2時間かけて全文を読み切りました。 いやー、これは改訂委

医師が商店街の空き店舗に小さな図書館を作った理由。ケアをまわすエコシステム「だいかい文庫」とはなにか。

2020年12月、家庭医療専攻医である僕は、豊岡市の空き店舗に小さな図書館を作った。だいかい文庫と名付けた図書館は、おかげさまでオープン4ヶ月で400冊程度借りられている賑わう図書館となっている。 この図書館は、「シェア型図書館」である。市立や大学の図書館のような公立ではなく、民間のシェア型図書館だ。まちに暮らす人たちが一口2400円/月から共同出資し、一箱本棚オーナーとなり、自分のおすすめする本を図書館に置いて、交互にお店番をする仕組みである。現在、一箱本棚オーナーさんは

#9 学級経営の本質

これまで自分は「自分のために」担任をしてきてしまったと反省している。 授業は指導用教科書をただ教えるだけ。朝の会では、今日の予定を伝え、事前指導をする。悪いことをしたら、叱る。お楽しみ会を体育館でやらせているときに、すぐ顔を出さず、遅れていく。休み時間は宿題のハンコ押しと自分の仕事をするため、職員室へ。子供との私的な会話は極力しない。 これらの行動の目的は全て「自分が楽をしたいから」。そして「早く家に帰りたいから」。トラブルが起き、自分の評判が悪くなるのが嫌だから、教師と

【426】うだうだ言う生徒は、教師の試金石?

教師は自分が知り習得しているものを相手に教えるのですし、こうした非対称性があるからこそ教育に意味があるのですが、特に初学者との関係においてはこの条件が極めて決定的になります。 教師は残念ながら知らなかった頃に戻れないのですし、知らない・できない人の気持ちなんか永遠に理解することはできません。生徒の側は何から手を付けてよいかもわからなければ、教師の目に見える世界もわからない。少しでも自分の世界の見方を分け与え教えるのが教師の仕事だ、と言っても大きな間違いにはならないでしょう。

大学で文学の授業をしてきた話──「よくわからない小説」を読む方法

縁あって、東海大学の文芸創作科三年生向けの講義「文学精読」にて、ゲスト講師として授業を担当させてもらいました。 この講義の担当者は作家であり大学教員でもある倉数茂さん。対面でお会いしたことはないですが、Twitterでちょくちょく交流があり、SFマガジンの異常論文特集ではいっしょに寄稿させていただいたりもしました。 もともとtoibooksでのオンラインイベントでのゲスト出演をぼくが倉数さんにお願いしたのがきっかけで、「大滝さんもうちでちょっと話をしてみませんか?」とお誘いい

「学び」についてnoteを巡回してみた

「勉強法」や「学び」、インプットしていくことに興味があります。もちろんアウトプットも必須ですが、先ずは「入るもの」が無ければ何も出せませんし、形作るのも難しいと思います。 ですので、自分の中にインプットを、特に膨大に放り込んでいき醸成させていくのも必要だと考えています。 先ずはこちらを 2年半ほど前に書いたnoteですが、大意はあまり変わっていません。やはりインプット、それは体験でも追体験でも情報でも変わりなく「何を入れてきたか」で自分が形成されていくものだと思います。

コロナマップを自分で作ってみる

コレラマップ今回のタイトル画はコレラマップです。 Wikipediaによりますと「(マップは)1854年にロンドンの大流行のコレラの症例のクラスター(積み上げられた長方形で示す)を示す。汚染されたポンプは、ブロード・ストリートとケンブリッジ・ストリートとの交差点にあり、リトル・ウィンドミル・ストリートに流している」となっています。 作成したジョン・スノウ医師は地元住民らへの聞き込み調査の末、コレラの発生源となる水ポンプ(PUMP)を見つけたそうです。 さて、新型コロナウイル