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”国際系” note まとめ

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This magazine curates notes relating to stuffs between globalness and localness.
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2019年7月の記事一覧

インドのカースト制のことを知らなすぎるので調べたまとめ

人とインドの経済発展の話をしているとき、「IT系はカーストの影響を受けないみたいだから」と受け売りの知識を披露した。その時、ふと思った。 え、インドって今でもカースト制があるの? うっすらと学校か何かで勉強したような気もするが、社会科は苦手というか、ほぼ興味がなかったので全く覚えていない。 強いて言うなら手塚治虫の「ブッダ」に出てきた、すごく出てきたという記憶はある。あれでしょ、クシャトリヤとかスードラとかのやつ。確か、王族なんだけど母親の身分を「スードラ」と言われてすご

親子3代でスカッグス追悼試合を観戦して感じたこと

大谷翔平とエンゼルスは、2019年7月12日を忘れられない一日にしてくれた。 チームの人気者タイラー・スカッグス投手が突然亡くなってから最初のホームゲーム。エンゼルスは選手全員が彼の名前が入った背番号45のユニフォームを着て、2投手の継投でノーヒットノーランを達成。シアトル・マリナーズを13-0で破った。 「素晴らしい瞬間だったなとは思いますし、ああいう試合を出来たことがまずよかったなと思います」と大谷は翌日の囲み取材で米記者団に話した。 私のようにチームの周りにいる人

アンマンとモスク【JOCV Day12】

イスラム教徒が9割を占めるヨルダン。礼拝の時刻を告げるアザーンが1日5回流れる。アンマン市内にも至る所にモスクがある。アラビア語ではマスジド(مسجد)と言う。これが語源となり、スペイン語圏、英語圏で訛っていって「モスク」となった説が有力だそうだ。日本にも神戸モスク、東京ジャーミー、名古屋モスクがある。 大きいモスクにはアザーンを行う専任の人(ムアッジン)が常駐しており、肉声でアザーンを街中に響かせている。録音だと思っていた自分が恥ずかしい。 写真はキング・アブドゥッラー

バングラデシュの開発チームと働いてみて

こんにちは。なすのこ改め、ますあやです。普段使われている愛称に名前を変更しました😋 最近デザイナー向けの英語記事をよく見かけますが、私もコツコツ勉強してきた甲斐あって、デザイナーになって1年程してから、バングラデシュのオフショアチームと働くプロジェクトに関わりました。 今回はトレース200から離れて、そのプロジェクトを通して得られた気づきなどを、少しご紹介しようと思います。 🇧🇩アクセントに衝撃 英語をコツコツ勉強してきた人が最初にぶち当たる壁は、おそらく国ごとの英語の

テロ事件から3年。生き残った私が、バングラデシュに戻った理由と、挑戦する中で見つけた希望(e-Education 三輪開人)

「どうして、私は生き残ったんだろう?」 2016年7月4日。バングラデシュの首都ダッカでテロ事件が発生してから3日後、警察の厳重警備下でバングラデシュの国際空港の出国ゲートを抜ける直前、少しだけ足が止まりました。 「本当に、日本に帰っていいのか?」 まだバングラデシュでやることがあるんじゃないのか。今帰ってしまったら、二度と戻ってこれなくなるんじゃないか。 そんな不安を抱えながら日本へ帰国したのはもう二年前。 社会人になって時の流れはどんどん早くなりましたが、この3

なんだか泣けてしまう気持ち

わからないけど、なんだか泣けてしまう、そんなときがある。 私の場合、ニュージーランドの国歌をうたうと泣けてくる。 なんで? と聞かれてもちょっと困るのだけど。とにかく、胸が熱くなって涙が滲んでくる。 ニュージーランドの国家がけっこう好きだ。歌う機会はほぼない。でも、娘の小学校の集会に参加すると遭遇する。 昨日は、2学期の終わりの日ということで、「がんばった生徒が表彰される集会」(終業式みたいで、そうではないもの)に行ってきた。そこで、国歌を歌う子どもたちの姿をみた。

【スライド資料】「海外で働く」という選択。純ジャパな僕がアマゾンシアトル本社で働くようになるまで

こんにちは。ゆうです。 トークイベントを行いました🙂去る2019年7月8日(月)、サンクチュアリ出版さんのご協力で、人生初のトークイベント、『「海外で働く」という選択』を開催しました。 おかげさまで非常に多くの方にご参加いただき、当日来場券は30席プラス追加の10席が全て完売、動画視聴券も20枚お買い上げいただけました。 ありがとうございました。 イベント参加者の声ご来場いただいた方々から、たくさんの嬉しい感想をいただいています。 発表資料だけ欲しい?一方で、遠方だっ

有料
1,980

China Ideaというメディアに移行しました。

noteをフォローしてくれている皆さん、いつもありがとうございます! 2ヶ月間毎日noteを更新し続け、需要がある&自分が書きたい内容がわかった気がします。それは中国スタートアップのサービス内容の説明です。 中国市場の数値的なデータや、深く調べた考察よりも、どのようなサービスが中国で産まれているかを説明した記事の方が需要があり、また私自身も調べるのが楽しいなと感じました。 これには中国のサービスのアイデアを元に、日本で新規事業を立ち上げたいという思いがあるのが理由かなと

10年先のアニメ文化のために=ドイツの子供たちから学んだこと

はじめに。今般の京都アニメーションの放火事件で亡くなられた方のご冥福を、また怪我をされた方のご快復をお祈りいたします。ドイツという日本から遠く離れた場所ではありますが、「日本のアニメ文化」をフィールドとする筆者も今回の事件に大きなショックを受けたひとりです。筆者に何ができるのか、考えはまだまとまりません。ただ、ひとつ言えることはアニメ文化を通じた国際交流は継続、拡大、深化させるべきだという筆者の信念は変わらないということです。 では本題に移ります。筆者は6月某日、ドイツのフ

外国人を飲食店に集客するためには、まず地元の人に愛される店を作ること。

先日、街をぶらぶら歩いていると、ある飲食店が閉店していました。 そのお店は分かりやすい外国人観光客向けのお店でした。 名前は「サムライ(仮)」のような、ほとんどの外国人が知っている日本語の単語。 お店の内装は富士山や歌舞伎の絵が飾られていて、外国人がイメージするだろうと思われる、ザ日本像です。 提供している料理も、寿司やお好み焼きなど、いわゆる分かりやすい和食です。 そのお店がオープンしてから何度もお店の前を通りかかりましたが、結局一度も入ることはありませんでした。

OYOホテルに営業を受けた話→契約しました→解約しました。

ホテル予約スタートアップのOYOの営業とお会いして、OYOのビジネスモデルを教えてもらいました。(弊社は金沢で宿泊施設を運営しています。) ソフトバンクの孫さんが1,000億円投資し話題になりましたが、OYOのビジネスモデルって世の中にあまり伝わっていないんじゃないでしょうか? ぼく自身も、OYOが独自にホテルを展開するのか、ただのホテル予約サイトなのかよく知りませんでした。 このnoteでは、OYOのビジネスモデルやメリットデメリットを解説した上で、今後日本の宿泊マー

iPhoneの開発秘話を通し、デジタル機器に覆われた世界の「いま」を描いた書

何気なく読み始めたら、寝る間を惜しむほど引き込まれ一気に読んだ。 本書『ザ・ワン・デバイス』は、もはや説明不要あのiPhoneの開発秘話である。 それだけだと、単なるヒット商品を生み出した企業のサクセスストーリーに過ぎないが、本書の面白さは、今や人類の必需品になったiPhoneがどこから生まれ、何でどう作られているかを世界中を駆け回り調べていく構成だ。いわば、開発秘話を縦糸とし、iPhoneを生み出す世界を横糸にした、現代のテクノロジー化された世界の様相を描いていることであ

#4【香港問題】香港デモを時系列順に追ってみた①(2012年〜

 今年6月に香港では逃亡犯条例(日本語名:2019年逃亡犯条例改正案)に反対する200万人規模のデモが実地され、日本のメディアでも取り上げられている。  逃亡犯条例とは、今年香港議会で提出された議案であり、37の犯罪において別の場所にいる容疑者を中国本土・台湾・香港・マカオ間で引き渡しができるというものだ。  2018年に起こった台湾妊婦殺人事件の容疑者が香港に居て裁けないことをきっかけに起こった事案であるが、この法案はある危険性をはらんでいる。  万が一可決された場合、

徹夜明けに、知らない人とウイグルを旅した日々のこと

 徹夜明けに、知らない人と新疆ウイグル自治区へ旅行に行った。砂漠の中で仕事をして、夜行列車の窓からふるような星空を見て、廃墟の温泉で死ぬほど笑って、塩辛いミルクティーを飲んだ。  気が狂いそうなほど美しく、ありえないほど公安だらけの街で過ごした10日間の話。 怪しいインビテーション・フロム彼方 夏休みに、知らない人に誘われて、知らない人たち5人と、知らない国の知らない場所を旅することになった。twitterで、今まで全く交流がなかった人から突然誘われたのだ。なぜ誘われたの