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”国際系” note まとめ

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This magazine curates notes relating to stuffs between globalness and localness.
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2018年12月の記事一覧

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Summer in Paris. -1-

第1回 マッチラベルを読む。

※本マガジンの文章と画像は、企画者・ありよしきなこ氏に協力頂き、NHKまいにちロシア語の連載「マッチ箱の小さなロシア」(2016年4月~2017年3月)を再掲したものです。 ************************ 火を使いたい時にシュッとひと擦り。 マッチはどこの家庭でも活躍していた身近な道具でした。 箱に貼られたラベルはコレクションとしても人気で、「マッチラベル収集」を意味する《フィルメニヤ》と言う用語も作られたほどです。 (画像下:ソ連時代のマッチ箱とマッチ

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20181231

年末年始は国内外の取材で全然時間が取れず、1年を総括する暇もなくきょうを迎えてしまいました。 この後8時から仕事納めの年越し生討論番組。放送前の走り書きですが皆さんに伝えたく、書きました。 今年は海外では韓国平昌パラリンピックの取材に始まり、米国、中国、東南アジア、欧州と現場を訪ね歩きました。いつか行かなくてはいけないと思っていた、平壌へも。 国内では災害関連取材が特に多く、北海道や東北から中四国、九州地方まで東京との往復が続きました。高江、辺野古など沖縄へも。 テー

アラブ諸国の英語教育がすごい件

こんにちは、絶景プロデューサーの詩歩です。 イギリス本当に寒くなってきました。 気温上は10度前後ある日も多いのですが、海沿いの街なので風が強い&寒い。 日本は異常に温かいとフォロワーさんが教えてくださったけど、私が帰国する日も温かいといいな〜☀️ さて、今日は留学先でクラスメイトが教えてくれた、ビックリ案件のご紹介。 ずばり「アラブ諸国の英語教育がすごい件」です。日本に住んでいる我々がイメージするアラブ諸国は、「戦争、貧困」の争いイメージだったり、「砂漠、ラクダ」

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人生ときには、狂ってみてもいいじゃないか

人生ときには、狂ってみてもいいんだな、と思った。 そのとき、僕はロシアのヴォルゴグラードにいて、サッカーW杯の日本vsポーランド戦を観戦していた。 そこで思いがけず日本の決勝トーナメント進出が決まり、次のベルギー戦を観に行くべきかを考えた。 すでにこのあとモスクワへ向かい、スペインvsロシア戦を観戦する予定は決まっていた。問題はそのあと、モスクワから1000kmも離れたロストフで行われるベルギー戦へ行くかどうかだ。 正直、少し迷った。ポーランド戦での日本の戦い方に失望

テネリフェの話 (1)

内容:テネリフェに行った。北西アフリカにある島だ。その記録だ。あまり客観的ではない。 (1) 語学学校の友だち僕はいま(2018年末)、ドイツでドイツ語の語学学校に通っている。半年以上いくつもりで、すでに3ヶ月経った。行く前から、「友達が一人もできなくていいから、訓練だと思って毎日誰かと話そう」と決めていた。 僕はいつでもそうだ。何かやる前には、まあまあ地獄を想像しておく。地球の7割は海で、陸の7割以上は地獄なので、そう思っておいたほうがいい。だけどそのクラスは想像してい

渡航先の到着地と出発地を変えるオープンジョー

渡航先の到着地と出発地(国や都市)を変えるオープンジョー。 日本と海外の旅先を単純往復の航空チケットを買ったばっかりに、帰国(または次の渡航先)をするのに、再び、到着空港に戻らなくてはいけない。それは無駄な時間とコストと手間がかかってしまう。 そんな時は、単純往復とオープンジョー(現地到着と現地出発の空港が異なる)の航空チケットがあまり変わらない料金なら、断然、オープンジョーの方がいい。 たとえば、東京、LA、シアトルをそれぞれ単純往復でチケットを購入すると、東京⇒LA

森と湖があるメッツァだからできた「SOPIVA」初の実店舗

SOPIVA HOKUOU in マーケットホール メッツァビレッジの住人・第17回は、マーケットホールの2階にある輸入雑貨のセレクトショップ「SOPIVA HOKUOU(ソピバ・ホクオウ)についてです。運営しているメンバーの方々は、実際にフィンランドやスウェーデンに暮らしている日本人女性。お店が掲げている“ほんものの北欧”にこだわるベースは、実はそこにあります。今回は日本のオフィスにいらっしゃる岩崎十三さん(写真下)が、おもしろエピソードをあれこれお話してくださいました。

平和は消費される美談ではない 『いま、〈平和〉を本気で語るには 命・自由・歴史』ノーマ・フィールド(岩波ブックレット)

『いま、〈平和〉を本気で語るには 命・自由・歴史』ノーマ・フィールド。 ふとしたときに読むのがいい岩波ブックレット。3年前に北海道で催された宗教者の会合で行われた講演を書きおこし・加筆したもので、大きなテーマの広い領域を射程としているためにハイコンテクストなところ、話題が飛ぶところ、言葉が足りないところがあるものの、芯は伝わる。 「逆さまの全体主義」という言葉がキーとなっているが、やや僕にはわかりづらく、別の角度から思ったこと。 冒頭に、日本において8月だけ戦争(と平和

ドイツ・ベルリン、1か月いくらで生活できる?

PHOTO:最近東京にも上陸した"Freddy Leck"ウォッシュサロンのベルリン店 最近はスタートアップやアーティストの移住先として注目され、急成長を遂げているベルリンですが、一方で移民・難民の問題が深刻化したり、ドイツの中でもデュッセルドルフやハンブルグなどの他の都市に比べて貧しく、首都でありながら生活保護受給率No.1というのが現状です。 そんな何かと話題のベルリンに3年前より住んでいますが、まだまだ物価が安く、工夫次第で生活費は結構抑えられています。 また

ダイエットコーラ一筋だったアメリカ人ボスが、「午後の紅茶無糖」派になった理由

アメリカ生まれ、アメリカ育ち。 会議の飲み物はコカコーラ社のダイエットコーラ1択。 ダイエットコーラとダイエットペプシの違いがわかる男。 これは私が以前いた企業で企画スタッフとして勤めていた時に、部門のトップだったアメリカ人ボスのお話。 会社の売店には置いていないダイエットコーラ。彼の秘書はダイエットコーラを切らさないよう箱買いをして、部屋の冷蔵庫いっぱいに詰めていた。会議では必ずそこから1本取り出して持参するのがボスの日常。 だから、そんないかにもイメージ通りのアメリ

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2018年上半期ベストショット

#0103 カザフスタンの友達のパーティでお好み焼き作った話

カザフスタンやらタジキスタンやら、知らん国の人にいっぱい会ったパーティでミニお好み焼きを大量に持って行ったら大好評でした。

ソ連の飴紙コレクション CANDY WRAPPERS of the USSR

お菓子の包み紙:ソ連時代の飴紙を集めてみて くるくるっとむいて口に放りこむ、ひとつひとつ紙でくるまれているキャンディ。包み紙は捨てられることなく、しわを伸ばしてとっておかれました。 ロシアを中心としたソビエト連邦共和国ーソ連とよばれた国は今はもうありません。バルト海沿岸からユーラシア大陸に広がる大きな国でした。およそ70年ほど続いて1991年暮れになくなってしまった。 ソ連ってなんだったのかな。 そこでの暮らしでありふれたものをたくさん見てみようと、マッチラベルを集めて