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世界一周日記 #23|最初の目的地、パリの2日目

はじめに

この記事の続きで、世界一周旅行およびパリ滞在の2日目の話。
モン・サン=ミシェルへ向かう。

早起きして列車に乗る

2日目は、早朝のシャワーから始まる。

昨日は、おそらく23時くらいに寝落ちしてしまったから、今日の行程について特に調べていなかったし、時差ボケの影響もあって4時くらいに起きてしまったものだから、ホステルのトイレに併設されているシャワールームへと向かう。

少し伸びた髭を鏡で覗きこむ。髭剃りを持ってきていないため、この旅行中は髭を剃らずに過ごすつもりで、3週間後くらいにどれだけ伸びるのかを見てみたいと思う。

(※後日談:とはいえ、当時はそこまですぐに伸びる感じではなかった。今では1週間あれば、だいたい生え揃う。)

ベッドに戻り、モン・サン=ミシェルへの行き方を調べながら、昨日の夜に購入したスタバのサンドイッチを頬張る。というのも、ホステルの朝食は7時30分から開始で、それを待っていては今日の電車に間に合わないため、自分で購入していたのだった。

ユーレイルパスを使う最初の電車は、8時8分にパリ市内の南部にあるMontparnasse駅を出るもので、そこまではホステルの最寄のGare du Nord駅から地下鉄で30分くらいかかるため、7時過ぎにホステルを出る。

今日の天気はやはり曇りで、辺りは薄暗く、パリの日の出は意外と遅いのだなと思った。

メトロの乗り降りはもう慣れたもので、4番線にてMontparnasse駅に到着すると、多少時間の余裕があったのでホーム脇のベンチに腰掛ける。ここら辺にも売店が多く並んでいるから、ここで朝食を買う事もできたな、なんて物思いに耽りながら、列車に乗り込み定刻に発車。

乗り込んだ列車の車両内は、車両の中央の境にして座席が向かい合うような向きで座席が固定されており、となると、半分の確率で進行方向に背を向けながら乗らなければならず嫌だなと思う。各座席の背もたれのところあたりに番号が振られているので、それを確認して自分の座席に座る。運良く、進行方向に対して向かう形の席であった。

松井大輔がかつて所属したLe Manなんかを通り過ぎ、この時点で太陽は見えず天気は曇り、というかもはやところどころで雨が降っていたのだけど、列車は定刻通りに運行し、Renne駅に到着する。

さらにバスで移動する

ここからバスに乗ってモン・サン=ミシェルまで向かうのだけれど、そのバス停を迷いつつも見つけ(大きな建物の裏にバスターミナルが存在していた)、空き時間で駅構内のパン屋で菓子パンを頬張り、ついでにがっつり昼食としてフランスパン(現地初!)のサンドイッチも買う。

出発時刻になると、運転手にパスポートを提示して26歳以下であることを示し(26歳以下で値引きがあった!)、車両後方の右側の座席に陣取る。

まだ時差ボケが抜けきらないためか、ここでも爆睡しながら、1時間とちょっとの間、バスに揺られてモン・サン=ミシェル前に到着。ここにインフォメーションセンターがあって、ロッカーにバックパックを預けようとしたのだけれど、やはりテロ事件を踏まえてセキュリティ上の理由から現在ロッカーは閉鎖されているらしく、なくなく荷物は背負ったままで無料のシャトルバスに乗る。

いよいよモン・サン=ミシェルにご対面

10分ほどで麓に到着すると、それはなんと形容しようか、まさに圧巻の佇まいなのである。これまで写真で見てきたイメージを裏切らず、そして超えてくるような景色に、思わずにやけてしまってシャッターを切る。

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修道院の内部に足を踏み入れると、そこには街の一部のようにホテルや飲食店が建ち並ぶ一画があり、通路に沿って階段を上っていくと、途中、修道院上部の見学のためのカウンターがある。

そこで入場料を払って先へ進むと、院内の各所を回ると共に、眼下に広がる浅瀬を一望することができる。周辺の眺めがこれまた絶句。文字通り、陸の孤島であることを実感する。

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満潮の時刻の姿を拝むことができないのは残念だったけれど、海に浮かぶ様は非常に幻想的なのであろう。

内部の見学は、受付で日本語のパンフレットを取りそびれてしまったためにいまいち理解できたわけではないのだけれど、礼拝堂やホールや庭やらの細部にまで亘る芸術が埋め込まれているのだった。

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帰りのバスが出発するまでの2時間ほどの滞在時間となってしまったものの、再びバスに揺られて、モン・サン=ミシェルを後にする。Renne駅からの電車にも順次乗り継ぎをし、再びパリのMontparnasse駅に戻ってきたのが18時30分頃。

その後、しばらく市内を散策した後、この日も移動の疲れからか寝落ちしてしまうのでした。

今日の一曲

この曲のPVはパリで撮影されたものだったと思い出した。
洒落てるよなー。
iri - Only One



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