「オーラリメイカー」 感想文! 微ネタバレあり!結論「結局はラブでしょ」でめちゃくちゃ好きな話だったぜ!!

「オーラリメイカー 」(春暮康一先生)読みました!すごい好きだったから、感想書く!
大事なとこは伏せる!!でも我慢出来なくなって別の時に書いちゃうかもしれない。だから気になったらはやく読んでほしいな!✨

<ざっくりしたあらすじ>
「水ー炭素生物連合(アライアンス)」の調査員、イーサーはある時銀河の辺境の恒星系を調査する。
この恒星系は、高い技術力を持つ種族により改造されていた。だが、肝心のその種族は発見できない。
彼らは一体何者なのか。

太陽系人類イーサーは、恒星系を改造した種族を独自に調査し続ける。
恒星系を改造した存在、「オーラリメイカー」を。

「めっちゃラブじゃぁぁあん!」ていうのが、読み終わって第一の、感想でした。
いや、思わなかったんだって。こっちに転ぶ思わなかったんだって。
ハードSFなのよ、そこは間違いないの…。だけど、すごいラブ…。ここでいうラブは恋愛ととらえてくれてもいいし、ただ世界に宇宙に愛されてるっていうことでもあるんだよ…。んん、もうちょい噛み砕こうにね。なんも伝わらんね…。ごめんなさいテンション高くってねー。めちゃくちゃドキドキしたのね読んでる時に。

いや、もうね?
設定がめっちゃ魅力的なのよ、知的生命体の文明群からなる「水ー炭素生物連合(アライアンス)(以下連合)」、それに対抗するのはシンギュラリティに達した人工知性の文明ネットワーク「知能流(ストリーム)」。
語り手のひとり、イーサーは最初連合にいて、後に知能流に合流して調査を続けるんだけどね。

もうこんだけでわくわくするやん。
でも。そこがゴールじゃないんだな。

恒星系を改造するほどの能力を持つ謎の種族「オーラリメイカー」…。
オーラリメイカーとは何者か?
て話をおっかけていたはずなのに。

知能流が生まれるきっかけでありながら、知能流には属せない「英雄」ジギルとハイドや、宇宙へ旅立ちを決めた「篝火人」を語り手とする章をあわせて追っかけていくうちに、本当に愛しくなるラストにたどり着くんですね。

結論な、ラブなんですわ…。
え、ラブじゃん…。
私、一番「ジギルとハイド」に気持ちを持っていかれてたんです…。
だからこそ、ラストにある希望にもう、拍手喝采だったんですよ。ラブじゃん…。
理解できない他者とわかりあうために、ひたすら力を尽くすこと、手を伸ばし続けること、「自分」を守り続けること。
それが、ここまで愛しくなるラストにつながっていくなんて。

んん、太陽系人類のひとりとしては、この先も楽しく妄想するんですけど、まだもっとこの世界を知りたい作品でした…。余韻ー✨✨✨✨❗

いやもう、大事なとこ伏せたら私がテンション高くなってることしか伝わらんな!
でもテンション高くなっちゃう作品だと伝わればいいや!ぜひに!!

あ、嬉しいことに、同じ世界観の短編「虹色の蛇」も収録されてますのん。嬉しい。こちらもまた書いちゃうかもしれない。

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