入院生活①

(膝の手術のため現在入院しています。入院したのは先週なので、思い出しながら書いていきます。)

1日目

手術に対する不安なのか、初めての入院生活という非日常的体験に対するワクワクなのか。おそらくどちらの意味も含めて、ドキドキしながら病院にやってきました。

入院期間は10日間と言われていました。「結構長いな」と思い、着替えや本だけでパンパンになったリュックと手提げを持ってきています。

無料部屋が空いていなかったので、そこが空くまで1泊数千円する有料部屋に泊まることになりました。案内されると、自分のベッドは運よく窓際で、しかも8階なので眺めがいいです。街に沈んでいく夕日も、窓に顔を押し付ければ見ることができます。そこまではしないですが。笑

さっそく着替えてベッドに横になりましたが、頭や足の高さを変えられる超快適ベッドであると判明し、少し興奮しました。快適さゆえに、頭の後ろに手を回し外を眺めたり、ゆったり本を読んだりしていました。

夕方、少し早めの時間に食事が運ばれてきました。「そういえばこれから病院食を食べていくのか」と、自分が患者であることを再認識した瞬間でした。

病院食の量は少し足りなかったですが、味は想像を超えていました。(いい意味で)
なんとなく「病院で出てくる食事は味が薄いんだろうな」というイメージがありましたが、全然そんなことはありませんでした。

学校の給食くらい美味しいので、毎回の食事が楽しみになっています。

まあそれまではよかったのですが、食後に「明日朝から手術だからね〜」と看護師さんから伝えられ、もう入院生活が楽しくなくなりました。食事は夜9時までとか、水飲めるのは明日の朝の6時半までとか、次の日は動けなくなるから買い物行っといてとか、色々制限や指示を出されてだいぶ窮屈でした。

(多くの方がメッセージをくれたので、なんとか前向きに言いつけを守ることができました。ありがとうございました。)

2日目

手術当日、朝起きても緊張は全然なかったですが、手術室の前に着き、青色のネットを被らされたら急に実感が湧き、怖くなってきました。時間になり、初めての「手術室」に入りました。その空間の圧迫感は凄まじかったです。

言っていなかったですが、私が受けた手術は前十字靭帯再建術です。麻酔は下半身麻酔なので、手術中は意識があることになります。「見たかったら見ていいよ」と言われましたが、当然「見る」一択です。

怖くなってきたと言いましたが、手術に対してよりも、脊椎にうつ麻酔の注射に対しての方が怖さがありました。友達からも痛いと聞いていましたし、針が見えないので怖さ倍増でした。

実際のところ、麻酔の注射は一瞬でしたが、噂通りかなり痛かったです。でもそれを乗り切ったらもう余裕だと思っていたので、すでに達成感を得て手術に臨みました。

麻酔の感覚はとても不思議でした。下半身が徐々に温かくなっていき、何も感じなくなっていきました。思い通りに足が動かないというあまりの気持ち悪さゆえに、今ではその感覚を思い出すだけで体に力が入りづらくなってしまいました。笑

足の感覚がなくなったところで手術が始まります。数人のお医者さんと看護師さんが私の下半身を囲んでいました。私は直接足が見えないように首のラインにタオルがかけられていたので、横のモニターで手術を見ることになりました。

初めは自分の膝が切られているので寝ようにも寝れず、モニターで膝の中を見ていましたが、何がなんだか分からないのですぐに寝落ちしてしまいました。

しばらくして起きましたが、まだ手術は続いていました。モニターを確認すると、(膝の中で)掃除機のような器具で変な物体たちを吸っていて、靭帯らしき繊維がぐりぐり割かれています。まさに手術をやっている映像だったので、急に目が覚めて釘付けになっていました。

結局、ほぼ何をやっているのかわからなかったですが、体の中って変な色で、意外に空洞があるんだなって言うのが手術を見ていた感想です。

それと、手術の後半に先生に言われたのですが、半月板も損傷していたため、縫合しといたらしいです。前から可能性はあると言われていたので驚きはしなかったですが、やっぱり怪我がさらに重いとなるとメンタルにきます。そしてリハビリが少し長引く予感がします。。

まあ、でもとりあえず無事に手術が終わってよかったです。
本当にきつかったのはこの日の夜なのですが、思ったより長くなってしまったので、別の記事で書くかもしれません。

先生方、2時間24分の手術をありがとうございました!

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