お金使うポイント~紳士服編~
服にはお金をなるべくかけないでおこうと思っていたsekunです。今日はこれだったらお金払っていいかもなって思った話。
☆次も買いに来たくなるように接客されると、客も店もいい気分になれるなぁ~みたいな。
スーツを買おうかなってずっと思っていたんですよね。でも、今までスーツってほとんど買ってこなくて、何かったらいいかわからなかったんです。だからいつも無地の黒いスーツばっかり買っていたんですよ。
紳士服売場Aにて
ある紳士服売場Aをプラーって見て回っていたら50代くらいの女性スタッフが近くへ。「スーツ探してるんですか?」と…。黒のスーツが欲しいんですが、と言ってみました。「礼服ですか?」って聞かれました。礼服じゃないです、普段使いです。って言ってみた。そしたらスッと出してくれて試着室に。もう私はめんどくさかったのでいつものようにこれでいいやって思って買いました。裾なおしをしてもらったんですけど、そのときちょっと上げすぎかなって思ったんで、これ短くないですか?って聞いたら、「今はこのくらいなんですよ」って言われた。でも正直いって短いのヤダなって思った。だからもっと長くしてくださいって言ったんです。その時にちょっと微妙な顔されて裾直しが終わった。出来上がりを試着したらやっぱりなんかちょっと短かったんですよね。でもその時店にいた人はそのおばさんスタッフじゃなかったんで何も言えなかった。何よりもうめんどくさくてこれでいいかなって思っちゃったんですよ。価格は2万5千円。うーん。
紳士服売場Bにて
もうひとつくらいスーツ買っておこうかなって思ったけどさすがにAには行きたくなかったので別の店へ。そうするとスーツ姿の20代後半くらいの男性スタッフが。明らかに年下。でもスーツの着こなしを見てみるとオシャレな人だと思いました。同じように黒いスーツを…って頼みました。そしたら黒いスーツと後濃紺のチェック柄のスーツともうひとつ別のスーツを持ってきてくれた。その男性スタッフは「黒いスーツこれなんですけどー最近ですとチェックが流行っていまして、職場などの場合は…ペラペラペラペラ~」とスーツの説明をしてくれたのですよ。さらに「お客様の場合ですと細身のスーツの方がお似合いだと思いますので…」と私の姿をちゃんと見てコーディネートしてくれている感じがしたんですね。私は濃紺のチェックの柄のスーツの方がいいかもなって思ったので、じゃあこれくださいって。そしたらそのスーツのサイズ3つくらい持ってきてくれて、「お客様の場合ですとこのどれかのサイズだと思うのですよ、試着室で来てみてください」って言ってくれました。
…この時点で私はこの人に任せてみようと思いました。
そのうちのひとつがサイズぴったりで裾直しも長めか短めか好みを聞いてくれました。試着している間にネクタイとシャツを2パターン揃えてくれていて、「このスーツですとこのような組み合わせかこのような組み合わせで来ていただくとお似合いかと思います…」と説明してくれました。そのうちのひとつの組み合わせが結構良かったので、一緒に買おうと思いました。後々見ると「スーツを買うとシャツ20%off」でした。最後まで色々説明してくれてすごく勉強になりました。明らかに年下なのに凄くしっかりした人だと言う印象を受けました。全部で3万8千円でした。でも、明らかに買いにいってよかったなぁと思ったのはBの店でした。
Aが嫌だったと言うわけではない
私は別にスーツは仕事着だと割りきって着ていたのでそんなにAに不満があったわけではなかったのですが、Bに行った後はもうAのお店で買うのはやめようと思いました。
Bの店員さんのすごいなぁと思ったのは、
○ 私の注文以上のものを先回りして準備してくれていた。
○ 私が黒のスーツ以外にも興味を持つような根拠のある説明を持っていた。
○ 大体のサイズを目算で見てそれっぽいサイズのものを全て準備してくれた。
○ コーディネートを考えながら接客してくれていた。
○ 20%offになるからと言う理由をあえて言わずに、スーツとシャツネクタイの組み合わせを提示して、自分のセンスで営業してくれた。
○ そしてこれらの営業を営業とは思えない自然な流れで接客してくれた。信頼を勝ち取れるような人柄だった。
AとBで使った差額は1万3千円。この差は大きいけど…。なんか店舗に服を買いに行く『良さ』を提示してくれたような気がして大変貴重な経験だと思いました。こうすることによって黒以外のスーツに興味を持ちましたからね。
少し長くなりましたが、やはり営業は、
☆次も買いに来たくなるように設計されていると客も店もいい気分になれる。
と思いました。
長々と最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*)
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