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ロン毛が「アルケミスト」を読んだ


毎朝起きたら逆立ち練習をしているオザキです。

オザキは毎朝5時に起床し朝ご飯まで読書をしています。パラパラ。
本のレビューは書いた事ないけど良い本に出会ったので記念にnote。


アルケミスト 〜夢を旅した少年〜


ブラジルの作家、パウロ・コエーリョが描いた作品になります。

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あらすじ


羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を超えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は錬金術師(アルケミスト)の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。

です。


オザキの率直な感想


・人生は何が起こるか分からない
・未来は誰にも分からないけど夢を追うことで未来は見えてくる
・すべてを受け入れること
・何事も自分でやってみる
・本当に自分が求めるコトやモノを追いかける
・正直であること


です。
ありきたりだけどwwwww


実は読むの2回目なんだけど、今回読んでみて1回目ほとんど頭に入ってなかったって分かりました。情けないwwww
ただ文字を読んでただけだったwwww
読書って難しいなあ。
読書はやり方次第で結構変わってくるからこれを読むと良いかも。

オザキはこんな感じで本にマーカー引いてノートにメモして色々ごちゃごちゃ書いていくスタイル。
字が汚いけど、ココロは綺麗です。

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第1章


主人公のサンチャゴは羊飼いの少年(オジサンではない)。既に2年間羊と一緒に過ごしている。彼は夢を見ます。しかも1週間前も同じ夢を見てます。(夢の内容)1人の子供が現れて突然自分の羊と遊び始めた。羊は知らない人を怖がるが何故か子供は羊を怖がらせずに遊んでいた。そしてその子供がいきなり少年をエジプトのピラミッドに連れて行った。その子供は「あなたがここに来れば隠された宝物を発見できるよ」と伝えた。宝物の正確な場所を教えてもらう前に目が覚めてしまった。2回とも。
この夢により少年は旅に出ることへの気持ちが湧く。

(上記の背景として)彼の両親は息子を神父にするため学校に通わせた。そして神父になった時には地域の周りの人たちに自慢しようとしていたが彼はもっと広い世界を知りたいと思い父親に旅に出たい気持ちを打ち明ける。父親は旅をすることはそこまで良いことではない的なニュアンスを息子に伝えたが息子の熱い熱意を感じ背中を押した。少年は父親の目の奥に「自分も世界を旅したいという望みがある」ことを感じ取った。それは何十年もの間、飲み水と食べるものと、毎晩眠るための一軒の家を確保するために深くしまいこまれていたものの、今もまだ捨てきれない望みであった。そして少年は羊を買い旅に出たわけだ。

出会い人①「タリファの街で夢を解釈してくれる老女」
老女は夢で見たピラミッドに行くべきだと言った。ピラミッドでの出来事を少年位見せたのが子供であるならば。
老女は言った「人生で簡単に見えるものが、実は最も非凡なんだよ。」
そして老女は少年に夢を解釈した見返りとして宝物を見つけた時にその宝物の1割を持ってくるように要求した。
少年は宝物が見つかるまでは何も支払わなくていいことを喜んだ。

出会い人②「セイラムの王様」
その老人は突然少年の横に座り話かけてきた。少年が読んでいる本を読み教えてくれた。「この本は、世界中のほとんどの本に書かれていることと同じことを言っている。人は自分の運命を選ぶことができない、と言っているのだよ。そして最後に、誰もが世界最大のうそを信じている、と言っている」と。少年が「世界最大のうそって何ですか」と尋ねると老人は「それはこうじゃ、人は人生のある時点で、自分に起こってくることをコントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまうということだ。それが世界最大のうそじゃよ。」と。そして老人は地面の砂に少年の過去のことやこれから起こることなど誰にも話したことがないことも書いた。
王様が羊飼いの少年に話しかけた理由は少年が自分の運命を発見したからである。老人は「運命とはおまえがいつもやりとげたいと思ってきたことだよ。誰でも若い時は自分の運命を知っているものだ。まだ若い頃は、すべてがはっきりしていて、すべてが可能だ。夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことにあこがれていることも、恐れない。ところが、時がたつうちに、不思議な力が自分の運命を実現することは不可能だと、彼らは思い込ませ始めるのだ。」と。
さらに老人は「その力は否定的なもののように見えるが実際は違う。この地上には一つの偉大な真実があるからだ。おまえが誰であろうと、何をしてようと、おまえが何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。それが地球におけるおまえの使命なのだよ。自分の運命を実現することは、人間の唯一の責任なのだ。」
そして老人は宝物の見つけ方を教える代わりに少年が飼っている羊の1割を要求した。少年は宝物の1割ではダメか交渉した。老人は言った「まだ手に入れてないものをあげると約束して始めたのでは、おまえはそれを手に入れたいと思わなくなるだろうね。」と。
人生の全てには代価が必要だと老人は教えてくれた。

つまり
「タリファの街で夢を解釈してくれる老女」は少年がまだ手に入れてないものを約束させた。
「セイラムの王様」は少年が既に持っているものを約束させた。
これが『人生の全てには代価が必要』ということになる。

街で会った老女と老人が羊飼いである自分のことに少しも感心してくれなかったことに嘆いた。しかし、少年は今まで慣れ親しんできたものと、これから欲しいと思っているものとのどちらを、選択しなければならなかった。
少年は様々な方向から吹いてくる風、色んな意味がある風の自由さを羨ましく思った。自分も同じ自由を手に入れたいと思った。そして、自分を縛っているのは自分だけだと分かった。

老人は少年に白い石(ウリム)と黒い石(トムミム)を渡した。白は「いいえ」、黒は「はい」を意味する。本当に困った時にこの石が助けてくれるができる限り自分で決めなさいと言った。
つまり『自分で決心すること』が大切である。

そして最後に老人はもう一つ話した。
ある青年が世界で最も賢い賢者から幸福の秘訣を学びに行くため賢者の宮殿に行った。賢者は忙しく幸福の秘訣を話をする時間がないから自分の宮殿の色んな場所を見て回るように伝えた。その際にラー油が2滴入ったティースプーンを渡し、そのラー油をスプーンからこぼさないようにとも伝えた。青年は1滴もラー油をこぼさずに宮殿を周り賢者の元へ戻ってきた。賢者は宮殿の中にある素晴らしい家具や庭園、飾ってあるものなどを見たか青年に聞くとラー油に釘付けになり何も見てませんでしたと言った。賢者は青年にもう一回宮殿を見てきなさい、その人の家を知らずにその人を信用してはならないと伝えた。青年は先ほど見ていなかった家具や庭園、芸術品や景色など素晴らしいものをたくさん見て再び賢者の元へ戻ってきた。しかし、青年の持つティースプーンのラー油は全て無くなっていた。賢者は「幸福の秘訣は世界のすべての素晴らしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ。」と言った。

少年は旅を好きになっても良いが羊のことを忘れてはいけないと思った。


第二章


出会い人③「丘の上のクリスタル商人」
丘の上に佇むクリスタルショップを30年営む男性。少年がクリスタルショップの前を何回か行き来しクリスタルを見ていた。クリスタルを磨く代わりに食事を求めた。ここから約10ヶ月働くことになる。少年はお客さんがさらにくるような工夫をした。クリスタルを磨くこと、クリスタルにお茶を入れて提供することなど。クリスタルショップは丘の上にあるため来たお客さんは皆喉が渇いていた。美しいクリスタルのグラスに入れたお茶は人々の渇きを潤し、癒しを与えた。これが広まりクリスタルショップへ多くの人々が来るようになり繁盛した。
商人は昔メッカに巡礼しに行くことを夢見てクリスタルショップを始めた。お金を稼ぎいつかメッカに行くのだと。しかし30年間クリスタルの売買しかしてこなかったため今やメッカに行くことすら諦めかけている。慣れ親しんできたことかを捨て他のことをすることへ恐怖を感じていた。
商人は少年がクリスタルを売るため新しいことへも抵抗があった。なぜなら今までやったことがなかったから。
商人はクリスタルショップが繁盛したおかげでメッカに巡礼に行くだけの十分な資金を手に入れた。少年は商人にメッカへ行かないのか訪ねた。商人は「メッカのことを思うことが、わしを生きながらえさせてくれるからさ、そのおかげでわしは全く同じ毎日を繰り返していられるのだよ。もしわしの夢が実現してしまったら、これから生きてゆく理由が無くなってしまうのではないかと怖いんだよ。お前さんは夢を実現しようとしているがわしは夢を見ていることが好きなんだよ。夢を実現したらガッカリしてしまうんじゃないかと心配なんだ。」と。


少年は約10ヶ月働いたクリスタルショップを後にした。宝物を探しに行くべきか得たお金で羊をもう一度買い羊飼いに戻るか。
少年は羊にも詳しかったしすぐに元の生活に戻ることはできた、クリスタルを売る方法も覚えた。おそらく何不自由なく生活できるであろう。しかし世界には少年の知らないことがたくさんあるし宝物を探さなければならない。それが少年の夢だから。
少年は宝物を探す旅へ再び出るため砂漠を渡ることにした。


出会い人④「砂漠を共に渡るイギリス人」
イギリス人は錬金術師を見つけるため砂漠を渡る。彼はいくつかの本を持参しており砂漠では基本本を読んでいた。
少年も本を持参していたが砂漠で過ごす日々ではキャラバンを観察したり星を見たり風を感じたりラクダを注意深く見ていたりする方が楽しかった。砂漠を旅するにはそっちの方が良いと思った。少年は本を捨てると決めた。


出会い人⑤「錬金術師」
砂漠で少年が見たタカとタカの争い。これが戦争を予感させ旅長に伝えたところオアシス滞在中のキャラバンは戦闘と準備を始める。翌日襲撃してくる敵を倒すことができたため少年は旅長から報酬を受け取り砂漠の相談役になってほしいと言われる。そんな予感をした少年の前に突如現れた錬金術師。錬金術師は大いなる魂を持つものの前にしか現れない。ここから少年は錬金術師とピラミッドに向けて旅することになる。

錬金術師は少年の夢に導くために現れたが少年はこのオアシスでこれから過ごそうと思っていた。なぜならオアシスの族長に必要とされていたしたくさんのラクダと羊を買うお金は手に入った。素晴らしいヤシの木の成長を見れるし、運命の出会いをしたファティマと過ごせる。
しかし錬金術師は少年がこのオアシスに滞在することよりを勧めない。1年目は富も充実しオアシスの人々から必要とされファティマと幸せに過ごせる。2年目になると宝物のことを思い出す。しかし宝物の存在を押し殺し知恵や勇気をオアシスに使う。3年目になると宝物が少年の運命を語りかけてくる。ファティマは少年の宝物を探すことを邪魔したと感じ始め不安になる。4年目になると宝物を見捨てるようになる。そして宝物への前兆に耳を傾けなくなった少年はオアシスから必要とされなくなる。所有している富とラクダ、羊を手にし夢の宝物を諦める。その後人生において常にこう思う。自分は宝物を諦めた。そして今から探すには遅すぎると。


少年は錬金術師と宝物を見つけるために旅に出た。
旅に出て7日目、少年は錬金術師に言った。「あなたは何も教えてくれませんでした。」錬金術師は「学ぶ方法は一つしかない、それは行動を通してだ。お前は必要なことを全て旅を通して学んできた。
錬金術師はこうも教えてくれた。「自分の心に耳を傾けなさい。なぜなら心は黙ることはできない。たとえ自分が心の声を聞かないふりをしてもその声はいつも自分の中にいて自分が人生や世界をどう考えているかを常に繰り返してるから。そして心の声から逃げようとしても自分自身は心の夢や希望を知っていてどう立ち向かっていけばいいか分かっているから逃げるべきではない。」と。
少年と錬金術師はピラミッドに向かう途中いくつかの困難があったが乗り越えた。そこからも多くを学び2人はピラミッド直前にして別れた。



少年は宝物を見つけた


結果的に少年は宝物を見つけた。細かい内容と最後の部分は是非本を読んでもらいたいです!!

夢を追う素晴らしさ。
夢を抱く壮大さ。
夢を通じて我々は多くを学ぶ。
時が経つにつれ昔抱いていた夢を追わなくなってしまう。今からでは遅いと。
遅いことはないはずだけど、夢を夢で終わらせたくない。叶わなくてもそこから多くを学ぶことができる。
我々が抱く夢は壮大で寛大である。

そんなことを学ばせてくれる本でした。


大切だなって思うことがたくさん書いてあるから是非本を読んでほしいな。



オザキも夢を抱き宝物を探しに行きます!
多くを学べるように。




note by オザキ


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