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こんなご時世の私の作業環境

はじめに

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こちらの写真は以前、写真家の小見山 峻さんが主宰している部屋の写真のデジタル写真集home_made_futureに投稿した写真です。
誰でも参加可能なので興味ある方いましたらぜひ。
(メッセージは投稿したあとにつけました。)

本格的にリモートワークが始まって久しいですね。
最近私の作業環境がいったん固まったのでこのタイミングで意識したことをまとめておきます。

簡単に自己紹介

私は普段アトラエという会社でwevoxというサービスのエンジニアをしてます。それ以外に友人のライブ映像やMVの映像演出及び編集をしたり写真加工したりしてます。
今は奥さんと2人暮らしで6畳ほどの部屋で2人ともリモートワークをしてます。

普段使っている端末

MacBook Pro 16インチ(会社支給PC)
iMac 2019 27インチ 5K(私用PC)
iPad Air 第3世代

基本的には会社に関する作業は全てMacBook Proで。
それ以外は、iMacという感じで運用してます。

もちろん全ての作業を同時に行うわけではないのですが、私の仕事の特性上、使ってるツールやサービスがとにかく多いです。

基本的にはIDE、Source Tree 、Slack、Pragli、Chrome、Spotifyあたりは常に起動してます。

こんなご時世以前の作業環境

こんなご時世以前は、
自宅での作業は帰宅後に1~2時間軽くブラウジングするくらい、たまに週末映像編集するくらいでした。

ということで以前の自宅の作業環境はこんな感じ。
iMacがど真ん中に鎮座スタイル。

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リモートワークに対応した作業環境を構築する上で意識したこと

こんなご時世になりまず変化したのが、自宅での作業時間と作業内容とメインの端末です。

・1日の作業時間が12時間以上になった。
テレコミュニケーションをする時間が増えた。(Zoom MTGなど)
会社支給PCが平日のメイン端末になった。(iMacはサブ端末に)

そんな変化があり作業環境を見直すことにしました。

以下の3つのことを意識しました。

1キーボード1マウス1イヤホンで全ての端末のi/oをシームレスに操作したい!
姿勢を変えて仕事したい!
夫婦にとってストレスフリーな作業環境にしたい!

各ポイントについてどのように作業環境を構築したか説明したいと思います。

その前にまずは完成品がこちら。

完成品

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基本的にはPCとモニターを横に並べた感じになっております。

1キーボード1マウス1イヤホンで全ての端末のi/oをシームレスに操作したい!

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私の入力 / 出力デバイスはだいたいこんな感じです。
キーボード: HHKB Professional HYBRID Type-S
マウス: Logicool MX Master 3
オーディオミキサー:  Maker hart Just Mixer 5
Bluetoothオーディオトランスミッター: ゼンハイザー BT T100
ヘッドホン: Bose QuietComfort 35
イヤホン: Airpods Pro


1キーボード1マウスで複数端末を操作するためのセットアップについて

ポイントは、複数端末にペアリングできるキーボードとマウスを使っているところです。

みんな大好きHHKBは最大4端末とペアリングが可能。
みんな大好きMX Master 3は最大3端末とペアリングが可能。

HHKBはFn + Control +  1 ~4でペアリングする端末を切り替えることができます。
MX Master 3はFlowという機能があり、こちらを使うとマウスのカーソルをマルチディスプレイの行き来をするかのごとく移動させると自動でペアリングを切り替えてくれます。

 「ヘェ〜。で、実際そんなに操作するPCを変えることってあんの?」と思われるかもしれません。

正直あんまりありません。

操作を切り替える機会はいうほどありませんが、
単純にCPU / メモリの負荷分散をしたくてアプリごとに端末を使い分けたりしてます。

普段メインPCでは、IDE立ち上げて、dockerのコンテナを複数立ち上げて、webpackでjsをトランスパイルしたりと、結構ハードにマシンパワーを使っているので、それ以外のアプリは別端末で立ち上げたいという感じです。

私はiMacもしくはiPadでYoutubeなりspotifyを常時流してます。その操作をする際に、いちいちPCのBluetooth設定を開いてペアリングし直したり、各PC用のキーボードとマウスを用意しなくて良いという便利さがあります。
(iMacだとPC側でマウスの接続し直したりするのが地味に厄介というのもある)

あとは1つのキーボードとマウスで複数端末を操れるという全能感

つぎに

全ての端末の音の出力をBluetoothで1つのヘッドホン/ イヤホンに集約するセットアップについて

解決したい課題はこんな感じです。

私は夫婦でリモートワーク してることもあり常時ヘッドホンなりイヤホンをしてます。

そして、私が所属してるwevoxのプロダクト開発チームは基本的には常時Zoom等を接続していつでも気軽に話しかけられるようにしており、iPadでspotifyを聴いてる時に、PCで立ち上がってるZoomで話しかけられると

・話しかけられても反応できない
・ヘッドホン / イヤホンの接続をし直さないといけない


という煩わしさがあります。

ということで私は聖徳太子になりたい。切実に。
(民の悩みを解決できるほど徳はないので、ROM専で)

ワイヤレスで聖徳太子になるためのポイントは、
オーディオミキサーBluetoothのオーディオトランスミッター
を導入したことです。

全ての端末のオーディオをミキサーに接続することで、全ての音を1つのアウトプットに集約することができます。

私が持ってるミキサーのアウトプットは3.5mmのオーディオ端子しかないので有線でヘッドホンやイヤホンと接続せざるを得ないので、ミキサーだけだとワイヤードな聖徳太子になってしまいます。

ということでBluetoothのオーディオトランスミッターの出番です。

ミキサーのアウトプットをトランスミッターに接続し、トランスミッターとワイヤレスヘッドホンやイヤホンを接続することで、常に音楽を聴きながらZoomやハングアウトの音声を聞くことができます。

つまり

基本的にヘッドホン/イヤホンをトランスミッターにBluetooth接続さえすれば全端末のアウトプットを聞くことができます。

加えて、それぞれの端末の音量はミキサーの物理的なスライダーでコントロールできるのでとても楽です。

こうしては私は無事ROM専の聖徳太子になることができました。 (いまどき仕様)

姿勢を変えて仕事したい!

私はリモートワークを本格的に初めて数日たった頃、
「数ヶ月以上狭い部屋で1日12時間同じ姿勢で作業しなけばならないってどんな社会実験だよ 」と思ってしまい、その実験から脱する為に、
色んな姿勢で作業ができる環境にしたいと考えました。

そこでポイントは、デスク / チェア/ モニター / アームスタンドです。
ということで以下のモノを使ってます。

デスク: サンワダイレクトの手動のスタンディングデスク
チェア: エルゴヒューマン プロ オットマン内臓モデル
モニター: LG 27UL500-W 27インチ 4K

モニター用アームスタンド: グリーンハウス 液晶 モニターアーム 4軸 ガススプリング式
ラップトップ用アームスタンド: LOE ガススプリング式
ノートPC用アームスタンド

デスクは手動のスタンディングデスクを使っています。
手動なので電源を必要としないのが気に入ってます。レバーをグルグル周りて昇降するのですが、スムーズに動きます。

チェアはヘッドレスト/ オットマン/ 前傾チルト / ランバーサポートがついているエルゴヒューマンを使ってます。
各部位の調節が可能なので、どんな姿勢でも体にフィットしてくれます。
ありがたい。
あと何と言っても背中がカッコ良いです。

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立ったり、座ったり、リクライニングして仰向け気味になったりするとモニターとの目線の角度や距離が変わってしまいます。

その度に前傾になったり、チェアの位置を変えたり、画面の解像度変えたり、落ち着かない。

そんな時にアームスタンドを使ってモニターやラップトップを浮かせとくと、姿勢に合わせてモニターの距離や角度を合わせれるのでとても便利。

あと机の上が広く使えます。

デスクの天板が120cmということで、iMac 27インチ、27インチモニター、MacBook Pro 16インチを置くだけでかなり手狭になります。

そういった点でもアームスタンドはかなり有効です。

夫婦にとってストレスフリーな作業環境にしたい!

奥さんはこれまでMacBook Pro 1台で作業していたのですが、本格的にリモートワークが始まるということで、デスク /  チェア/ モニター / アームスタンドを一式揃えました。

ただ2人でリモートワークしていると気になるのは主に

生活音が聞こえちゃうのではないか
生活スペースが丸見えになってるのではないか

と言ったカメラ / マイクに関する気苦労が大半です。

解決策としてまずは、

デスクの向きを変える

以前は横並びでデスクを配置しましたが、私がよくZoom MTGをするので壁を背にするレイアウトに変更しました。

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webカメラは普段MacBook Proの内臓カメラを使っています。

このレイアウトに変更したことにより、カメラのアングルが壁側しか映らない向きに固定されるので、うっかり生活スペースや奥さんが映り込むといったこと回避しています。

次に意識しているのが

マイクのON / OFFをひと目で判断できるようにする

ということです。

カメラは比較的つけっぱなしにしたりしますが、マイクは話すときだけONにしています。

これまで奥さんが度々小声やジェスチャーでマイクのON / OFFの状態について尋ねてくることがあったので、いっそのことひと目でその状態がわかるように、ON AIRランプを壁に貼り付けましたw

決して広くない部屋で2人が生活してかつ仕事もするとなるとこういった気遣いや、互いにストレスをため込まないような仕組みって今後けっこう大事だなと感じてます。

これに関しては今後もハックしていきたいなと思ってます。
(引越しも含め)

最後に

おうちハック楽しい

こんなご時世になってしまい生活と仕事の場所の境がなくなり自宅で様々なことに適応しないといけないことが増えました。

ただ個人的にはそういった課題にソフトとハードを組み合わせて、自分が思う良い感じな作業環境というものへの理解が深まったことと、何よりそれを設計してる時が一番楽しかったです。

そして、まあまあ散財しましたw
今回紹介したモノ以外にも延長ケーブル買ったり、ケーブル配線をスッキリさせるための小道具を買ったり、けっこう細々と...

今回1番デカかった散財はチェアです...w
ただこんな状況だからこそ妥協なく選べたと思います。
それは良かった。(と信じたい)

デスク / チェア/ キーボードに関してはこれから10年は使えるモノになったのでそういう意味では良い投資でした。

あとはなにより夫婦でどうやったらストレスフリーに自宅で過ごせるかということについて考える機会になりました。
この点に関してはまだまだ改善の余地がありそう。

といった感じで個人的にはじぶんなりに楽しんでますw

(散財してストレス発散にはなったが少々やりすぎたので仕事頑張る)
(つぎはHHKB遍歴について書こうかな)

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