アイスブレイクの作り方
なにかいいアイスブレイクはあるか?と聞かれて考える機会があったので、備忘録として。
◆アイスブレイク作りの手順
1.どんな場・人達向けなのか、前提を把握する
2.アイスブレイクを通して達成したい目的を考える
3.達成に必要な要素を洗い出す
4.アクティビティの素案をつくる
5.実施を想定し内容やロジを詰める
6.やってみる
1.前提を把握する
<考えたい問い>
「どんな人達向けのものか?」
→例)高校生向け
「人数はどの程度か?」
→例)24人(4人グループ×6)
「何を目的に集まった人たちか?」
→グラレコをしたい有志の子達
2.達成したい目的
<考えたい問い>
「アイスブレイク後に、場はどんな状態になってほしいか?」
→場の雰囲気が和らいでいる
→各チームが程よくチームビルディングされてる(ここは本当はもう少し解像度が高い方がいい)
「そのためにIB後、一人ひとりにどんな状態(どんな感情)になっていて欲しいか?」
→場への緊張がほぐれ、チームメンバーに安心している状態(いい人達そうだなぁ、、楽しみだなぁ)
→グラレコへのモチベーションが上がっている状態
3.目的達成に必要な要素
<考えたい問い>
「達成のために必要な体験はどんなもの?」※ブレスト的に
→例)
・みんなで一つのものに取り組む
・ちょっと難しいのを乗り越える
・面白くて笑いが起きる
・絵を描く
・描かないけど当てる
4.素案をつくる
<考えたい問い>
「上の要素を1つでも含んだ遊びは?」※いろいろ出す(知ってる遊びでもOK)
→例)
・カードゲーム系 ・ましゅまろチャレンジ ・絵しりとり ・漢字当てクイズ ・福笑い ・チーム対抗クイズ ・ジェンガ
「他と繋げられそうな遊びは?」※つなげてみる(色んなパターンで)
→例)
案①絵しりとり 福笑い チーム対抗クイズ
案②絵しりとり 漢字当てクイズ チーム対抗クイズ
「それぞれのどんな要素をくっつけられそう?」
①「絵を描く」「バラバラに一人ずつ」「チーム戦」
②「絵を描く」「順番に一筆ずつ進みわかったら回答」「チーム戦」
「繋げて一つにすると?」
①お題の絵を、一人一筆ずつ絵を描いて、他のチームのを当て合う。多くに当ててもらえる、他のチームを多く当てて、ポイント高いと勝ち。
②ひとりが、絵を一筆ずつ描き、わかったタイミングで回答。合計筆数が少ないと勝ち。
☆「どこが楽しいポイント?」
→みんな思ってるのと違うの描こうとするから、それをうまくコミュニケーションとるところ。思ったのと違うのが出来上がっていく過程。それを他のチームに当ててもらったりするワクワク感。
5.内容やロジを詰める
<考えたい問い>
「かけられる/かけるべき時間は?」
15分
「具体的なルールと手順は?」
【①一筆ずつだけ!?なんの絵でしょうクイズ!】
=説明=2分
=描くフェーズ=:3分
目標: 各チームごとにお題が与えられ、その絵をチームで一つ完成させる
手順①チームごとにお題が与えられる②それぞれのチームは、一人一筆のみ計8筆まで順番に絵を描いてよい
=当てるフェーズ=:1分×6
目標: 描いたものが他のチームに当ててもらえたらポイントゲット。(他のチームのを当ててもポイント)より多くの点数を取ったチームの勝ち。
手順①頑張って当てる②当ててもらえるよう願う
【②は割愛】
(「追加すると面白そうなカギとなるルールは?」)
→例)言葉はしゃべっちゃだめ(効果音はOK)※乗り越える部分を適用
「実施に必要な物/人は?」
→例)ホワイトボード、トランプなど
6.実際に試す
→やってみて楽しいかどうか試す
◆まとめ
アイスブレイクと侮るなかれ、だなあと。
作り方って、普通にワークショップ作るのと同じ構成になってた。
アイスブレイクだからといっても、アイスブレイクがうまくいけば、その後もうまくいく(と思う。)そういう意味では、ここを考えるのは、すんごく大事な気がする。
なんにせよ、アイスをブレイク(メルト)するから、「楽しいかどうか」が一番大切。
「どの部分が楽しい体験になるかな。」「そこでどんな感情になるかな。」は考えるといいかも。
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