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探究したいこと

どうすれば多元的なアイデンティティ形成することができるのか。
そのための教育カリキュラムの在り方は何か。
探究学習は省察とアイデンティティ形成プロセスの統合をとなるのではないか。

文献メモ「私は何者なのか」

参考文献:「私は何者なのか-現代社会における自己提示の病理と,「志」ないし「宣言」としてのアイデンティティの可能性-」(梶田叡一, 2018)
https://core.ac.uk/download/pdf/84117865.pdf

文献メモ「現代青年においてアイデンティティの危機は 顕在化するのか」

参考文献:「現代青年においてアイデンティティ(自我同一性)の危機は
顕在化するのか, (中谷 2011)」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/20/2/20_63/_pdf/-char/ja

要点・現代の青年(2011年)においても、エリクソンのアイデンティティ危機の問題は顕在化している。

・アイデンティティ危機に影響を与える要因

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とりあえず書いておく

エリクソンは、学校教育(青年期)において、アイデンティティ(自分は何者?)の確立が発達段階としている。
しかし、自分を知らないことにより、若者が陥る苦しみは多い。(やりたいことがわからない、モチベーションが湧かない、人と繋がれない。など)これは、学校における構造的暴力ではないか?
明らかにすべきアイデンティティはなんなのか?
そもそもあるのか?
どういう教育制度があれば、それは明らかになるのか?

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メモ『自己の心理学を学ぶ人のために』溝上慎一

本の目的自己についての心理学を学ぶ人のために、理論的系譜や最近の動向を網羅する。
各分野(社会、人格、認知、発達、臨床心理、分析)からオーバーロールにレビューする。
① 古典を現在の視点からレビューする。②もっと学びたい人のために、がある ③過去の論者との対話 ④心理学のための研究法 がポイント。

〈人格心理学において〉・自尊感情研究についての批判③カーニスは、もっとも重要なものとして、「本来感

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メモ『意識としての自己』梶田叡一

〈自分探し、自己探求の意味〉〈私とは〉・デカルトにとっての「私」→考える働きそのままのp18
・ウィリアム・ジェームズにとって「私」。我がこととして考えざるを得ないもの(自我関与の及ぶ領域)p21
・梶田氏の「私」→自分自身を「私」とする意識
「時間の流れの中に一貫して存在し、今日まで継続的に発展展開してきたもの」という意識を持ち、私」の利益を将来にわたって発展させていく。
つまり
→自分自身を私

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紛らわしい「自己○○」まとめ

自己の勉強をしていると、「自己理解、自己実現、
自己概念、自己知識、自己意識、自己認識…」あぁ、もう!!多すぎ!となって頭が爆発することがある。

そんな中、ある自己に関する研究のレビュー論文(青木万里「自己理解に関する文献研究」)に自己○○がまとまって載っていたため、備忘録がてら、記載しておきます。

自己理解自己理解とは、「他者との関係で、今、自分の内
面に生起している感情をありのままに意識し

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経験学習入門

1.経験学習の起源ー①ジョン・デューイの考え・「真実の教育はすべて、経験を通して生じる」(『経験と教育』,1938)
・教え込む→自ら主体的に経験して学ぶ(経験主義へ)
・経験の連続性と相互作用の中で再構成していくことが大切。
→インフォーマルで偶発的に生起する学習
・経験の再構成を教育とし、行動して、反省的に思考(reflective thinking)が大事→ショーン、コルブへ

ー②ドナルド

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