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Ampire (Studio One 4.6)使い方の基礎

Studio One 4.6 から実装されている、Ampire XT。
初期プラグインとは思えない高品質なアンプシミュレーター。
今回は、基本的な使い方をまとめてみました。

◾️基本画面

ampire 基本画面

1.インプット 入力レベルの調整
2.PreSonusマーク 押すとアンプの背景が変わる(それだけ)
3.アンプ、EQ、エフェクター欄の表示・非表示 
4.ヘッドアンプの選択
5.キャビネットの選択
6.マイクの選択
7.チューナー(使える)
8.アウトプット 最終的な出力の調整

インプットとアウトプットが何気に重要。
音が割れたり、小さすぎる場合はここもチェックする。

◾️5つのヘッドアンプと17台のキャビネット

スクリーンショット 2020-05-20 0.41.50

選べるヘッドアンプは5台。
・MCM800 (Marshall JCM800)
・Dual Amplifier (Mesa Boogie Dual Rectifier)
・VC30 (Vox AC30 )
・Blackface Twin (Fender Twin Reverb)
・Amp STV (Ampeg SVT)ベースアンプ

他の、アンプシミュレーターに比べると少ない感じもしますが、一つ一つの質は高い印象。
クリーン〜ディストーションまで基本になる音色は十分カバーできるのかなと思います。

スクリーンショット 2020-05-20 3.52.07

選べるキャビネットは17台。
基本的には、ヘッドアンプと対になる物を選ぶのがベター。
一台一台しっかりと違いが分かれている。

「User Cabinet」という項目に関しては使い方がよくわからなかった。(知ってたら教えてください)

◾️独特なマイク選び

スクリーンショット 2020-05-20 4.03.03

ここの仕組みは、Ampire独特のものかな。

・MicA  ダイナミックマイク
・MicB  コンデンサーマイク
・MicC  リボンマイク

3種類のマイクの割合を組み合わせることで空間的な奥行きが得られるようになっている。
Delay はスピーカーからのマイクの距離のイメージ。

基本的には、MicAを軸にMicB MicC を組み合わせるのが良さそう。
セッティングにハマると時間を持っていかれる。

◾️13種類のエフェクター

スクリーンショット 2020-05-20 4.25.34

主に、有名なコンパクトエフェクターをモデリングしたような感じ。
左から順番に、

スクリーンショット 2020-05-20 16.30.42


・Big Fuzz
・Delay
・Equalizer
・FAT
・MP Ninety

スクリーンショット 2020-05-20 16.32.45


・Modulation
・PAE Chorus 1
・Pan
・Reverb
・Tremolo

スクリーンショット 2020-05-20 16.33.57


・Tube Dreamer
・Tube Driver
・Wah Wah

エフェクト効果に付いては、名前と見た目からある程度想像できるかと思います。
詳細な設定については、今回は割愛。

同時に8つまで設定可能。
真ん中の仕切板みたいな物でアンプの前か後ろのどちらにエフェクトをかけるかを選べるようになっている。
実機でいうところのセンドリターンみたいなイメージ。

コンプレッサー系は入っていないけど、必要ならStudio Oneのコンプを使えばいいってことかな。

◾️プリセットの保存と呼び出し

名称未設定のデザイン

保存したい場合は、左上のメモ用紙のようなマークをクリック。
プリセットを保存=新規プリセット保存
プリセットを置換=上書き保存

プリセットのインポート、エクスポート機能もあります。

名称未設定のデザイン (1)

保存したプリセットを使うためには、プリセット名をクリック。
その中から、必要な物を選んで使う。

フォルダが
・Bass
・Clean
・Crunch
・Experimental
・Lead
・Matched
・Riff
とあらかじめ決められた物しか使えない様子。(新規フォルダが作れない)
そのため、自分のセッティングはどこかのフォルダに入れて管理する形になる。
ここは改善してほしいポイントかな。
自分用のフォルダを作って管理したい。

ちなみに、プリセットのインポートを行うと、どこのフォルダにも属さないプリセットとして扱われる。
フォルダ内に入れたい場合は、プリセットを保存→管理したいフォルダの選択、という手順が必要になる。
少しややこしい。

◾️おわりに

簡単ではありますが、Ampire の基本操作についてまとめてみました。
かなり使えるプラグインだと思いますので、Studio One 4.6 ユーザーはチェックしてみるといいと思います。

各種アンプやエフェクトの設定については、また別の記事で書いて行ければと思います。

◾️注意事項

Studio One 4.6 「Prime」「Artist」はベーシック版で機能制限がかかっている可能性有り。(MCM800 しか使えない等)

「Professional」 を使用しているが、他のアンプが使えない場合、Studio Oneが正しくインストールされていない可能性があるので、インストールのやり直しを行う。

これでも改善しない場合、購入先へ相談してみるのが良いと思います。


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