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東洋医学的、動悸や胸の不快感の対処法

検査で異常が出ないけれど、動悸や胸部の不快感などの不調がある。自律神経の乱れやすい季節の変わり目には、こういったお悩みを抱える方がよくいらっしゃいますので、応急処置的な対処法をご紹介しておきます。『諸病源候論』という隋代の医書に収録されている導引法です。

その1

【やり方】
・左足の土踏まずあたりで、右足の甲の出っ張りを踏む。
・そのまま10秒力を保持し、力を緩めるのを10セット。
土踏まずの辺りには然谷と公孫というツボがあり、この二つのツボは胸周りの不調によく用いられます。


その2

こちらも『諸病源候論』という隋代の医書に収録されている導引法を参考にしました。胸の気の欝滞を取り除く作用があります。 寝た状態で行う導引法なので、寝る前や起床時に続けてみましょう。

【やり方】
・左を下にして横になり、肘と膝の関節を伸ばしておく。
・口から息を吸い、鼻から吐く深呼吸を20~30回。
通常は鼻から吸って口から吐く呼吸法が多いですが、この導引法の場合は口から吸って鼻から吐くようにします。

胸周りの不調は重大な病が隠れていることがあるので、医師の診察を受けていない場合は、病院等の受診もお忘れなく。

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