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スペイン巡礼2018回想記(44)クエンカ2日目

 2018年6月18日。スペイン巡礼終了後のボーナスタイム6日目。

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 パラドール・デ・クエンカで迎えた朝。
 カーテンを開けると、これでもかというほどの「宙吊りの家」。あー、最高っ! ボーナスタイム最高っ!
 もう一生旅が終わらなければいいのに、と、もうすぐ長い旅が終わってしまう寂しさも感じたが、同時に、めちゃくちゃ日本のごはんが懐かしかった。スペインの料理は、やはり平均的には日本のごはんより大味なことが多い。もちろん油も多いし。胃腸が弱い人間に、長居はなかなかつらいのだった。

 さて、この日もクエンカで宿泊予定だが、やはりパラドールで連泊する勇気はないため、私はうっかり新市街に宿をとっていた。
 前日、2時間かけて炎天下のなか駅から歩いたことを思うと、一度新市街まで戻ったらもう再び旧市街に戻るハードな二度手間はかけられない。よって、せっかくの2泊3日のクエンカ観光にもかかわらず、この日が実質の最終日だった。

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 まずは楽しいパラドールの朝食ビュッフェ。例によって野菜はラタトゥイユだけのパターンだが、パラドールはさすがのクオリティである。

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(朝食会場は天井がすてき)

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 パラドールに荷物を預けて、クエンカ旧市街観光へ出発。

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(橋を渡ってメインのエリアへ!)

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(宙吊りの家が近づいてきた)

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(対岸に到着。宙吊りの家は、この日はたしか内部には入れなかった)

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(クエンカ大聖堂の外観)

 暑さがとにかくしんどいのだが、クエンカの街並みはとにかくかわいい。

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 大聖堂もモダンさがあり、今まで見た大聖堂のなかではかなりのお気に入りだ(19世紀に再建されたものらしい)。

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 たしか大聖堂内で何かの展示をやっており、創世記の一節が展示のタイトルになっていてユダヤ史ファンの血が騒いだ。
 聖書ヘブライ語Bereshitは「はじめに」の意味で、あの「はじめに言葉があった」の「はじめに」である。聖書ヘブライ語が書いてあったので脊髄反射でテンションが上がってしまったが、ユダヤ史関連というより普通にカトリック関連なのだろう。
 Bereshitの聖書ヘブライ語にテンションが上がっただけで、展示自体は記憶に残っていない。

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 回廊はフリーWi-Fiが入っていたので、ここのベンチでしばし休憩。

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(とにかくこのステンドグラスが好き)

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(上の写真で聖堂に入ってきた男性の飼い犬。扉の前でおりこうに待機中)

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(この城壁は階段で上にあがることができる)

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(城壁の上にて。あれっ? 今見たら、聖堂前の犬に似てない……? 同じ犬だったのか?)

 城壁の上では、またまた城壁犬との出会いが待っていた(リアルタイムで更新していたインスタに動画があるのでぜひご覧ください)。
 またまた、というのは、ヴェガ・デ・ヴァルカルセの「サラセンの城」での案内犬との出会いのことである。スペインでは、城跡に接客担当犬をおいておく習慣でもあるのだろうか? 楽しいのでもっとやるといいと思います。

 クエンカの接客担当犬は、城壁の上をトコトコ歩いてやってきた。たぶん周囲にいる観光客の誰かの犬なのだろうと油断して動画を撮っていたところ、私の前で止まって愛嬌を振りまいてくだすったのだった。
 私は動物と交流する習慣があまりない人間なので、おおっ!? となったわけだが、周囲の観光客が「わんちゃん〜」とかわいがってくださったようで何よりである。

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 クエンカの街の下を流れる川まで下りてみる。不透明なエメラルドグリーンで不思議だ。

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 クエンカには私の好きなユダヤ人関連史跡もあり、またまたテンションが上がった。狙っていないときに遭遇するのがいちばん楽しい。たいていビジュアル的にはまったくおもしろくないのだが。

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(ユダヤ礼拝堂シナゴーグ跡)

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 暑いなかを歩きまわって疲れたところで、パラドールに戻り、預けた荷物を受けとりついでにサンドイッチを食べる。
 当然だが、極楽だった。まさにオアシス。暑いときに飲むスペインの生搾りオレンジジュースは最高である。

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 パラドール内で体力を復活させたあと、私はまたザックを背負って、クエンカの旧市街を下りていった。その日の宿エクセ・クエンカは、旧市街からやや離れた位置にあり、おそらく1時間ぐらいは歩いたはずだ。やはり、明日再度旧市街に戻るのは考えられない。

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 暑いととにかく炭酸水がおいしい。シュウェップスに癒されて、暑いクエンカの一日を終える。

 なお、部屋の洗面台がガラス製で、自分の足を見ながら洗顔したのはおもしろかった。

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(スペイン巡礼2018回想記(45)に続きます)

(リアルタイムで更新していたインスタ)



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