髄膜炎,VPシャントその後(ER病棟)

感染focus探し

・VPシャントあり(20年前からin,10年前に切れてそのまま留置されている.感染源の疑いではあるが,なぜ長期留置のまま今回のみ感染となったのかは説明がつかないため,focusと言えるかは△)
感染症カンファでは,focus1番の疑いとは言えないものの,まずは疑いのある異物抜去をすべきという意見
人工物感染の場合に長期保存的治療としてchronic surpression 60歳という年齢は若い,このまま一生続けるというのは患者の認知能力がある現在困難

脳外科は感染ピーク時はVPシャントOFFにはネガティブな見解だったが,感染おちついている今ならリスク低めで応じてくれる可能性出て来ている
・抗菌薬2weekプロトコルでOFFしたのち再燃するようであれば抜去(再燃時の抜去はリスクあり)
・focusと言えないまでも落ち着いている今抜去して,再燃なければ万歳,あれば残念ながら再捜索.落ち着いては言えども抜去のリスク背負いたいかどうか.
明日の脳外カンファ意見待ちと言ったところ

具体的リスクとは何か,癒着や出血?を明らかにして抜去と抜去しないを天秤に掛ける

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