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出張中の阪神が絶好調。夏のロード9連勝は史上初。延長12回に佐藤輝選手がサヨナラ打。貯金は今季最多の23に

夏の高校野球が甲子園で盛り上がっている。それは阪神の出張生活も意味する。この時期にどう対応するかが毎年の課題になっているが、今年の阪神は絶好調だ。ホーム甲子園を離れても勝ち続けている。史上初となる夏のロード9連勝を達成した。12日の試合では佐藤輝明選手が延長12回にサヨナラ打を放った。リーグ首位を走る阪神の勢いが止まらない。

阪神の好調ぶりを象徴するのが12日の試合だった。大阪の京セラドームで行われたヤクルト戦。

初回にいきなり阪神が先制した。6番ノイジー選手がライト前へタイムリーヒットを放つなど2点を奪った。

五回に一度は逆転されるが、阪神は六回に1死一、三塁から、7番坂本誠志郎選手のセーフティースクイズで同点に追いついた。

六回から阪神は継投に入る。救援陣の奮闘で相手のスコアボードに「0」を並べていく。リリーフ陣は6投手がマウンドに送り込まれたが、計7イニングで許したヒットは2本のみ。

延長戦にもつれる展開に。投手陣がこれだけ抑えてくれれば、味方打線も黙っているわけにいかない。

十二回に先頭の中野拓夢選手が左中間を抜ける二塁打を放って、得点圏に進んだ。続く森下翔太選手は四球。4番の大山悠輔選手がライト前へヒットを放ち無死満塁のビッグチャンス。

ここで5番佐藤選手が打席に立った。2ボールからの3球目。147キロの直球をセンター後方へ打ち返すと、犠牲フライに。佐藤選手にとって自身初となるサヨナラ打となった。

ヒーローインタビューで自身初のサヨナラ打について問われると、佐藤選手は「今まで何回かチャンスがあったが、今日は良かったです」。そして、そこまでつないでくれた味方のバッターに感謝した。

5時間16分にわたる大熱戦。球団史上初となるロード9連勝に導いた。8月に入っての出張生活で10勝1敗。勝率9割9厘は驚異的だ。貯金を今季最多の23とした。これで2位とのゲーム差を今季最大の7に広げた。

出張続きの厳しい環境でも勝ち続ける。阪神の勢いが止まらない。

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