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不機嫌なガスコンロと毎日のお弁当、専念と集中

もう一か月ぐらいずっと、ガスコンロの調子が悪い。

うちの大家は、部屋の壁紙が勝手に剥がれて来ようが表の電球が切れようが共用部分のラティスが台風でぶっ倒れようがゴミ集積場がカラスに荒らされまくろうが、何度も言わないと修繕改善しないし、最悪そのままで我慢しろとか自力でなんとかしろとか言い出す人である。現在ついにうちのガスコンロもネグレクトの対象となっている

他にも多々生じているこの物件の不具合の全てを自費で修繕したら、一体いくらかかるのだろうか。ここは賃貸だし、ましてや私はもうすぐ引っ越すので今さらお金をかけて直す気もない。面倒な大家と交渉するのも疲れた。もしも私達夫婦が根負けして自費で直してしまえば、次に壊れた時にはその時に住んでいた別の居住者は自費で修繕するよう要求されるだろう。今よりももっと当然のように要求されるはずだ。得するのは大家だけ。ただただ家賃を払うのがバカバカしい。

周辺環境と間取りが気に入っていたので十年住んでいた。大家さえまともならと悔やまれる。今はガスコンロの機嫌を取りながら料理を作る日々だ。

子供の頃、実家で立て付けの悪い扉をうまくあけるコツを見いだしたり、調子の悪い電化製品を叩いたりなんか、使いにくいものの癖をつかんでなんとか機嫌をとりながらやっていたことを思い出す。科学的根拠もへったくれもない、日々の生活の中でできることから色々試してみて、なんとかするヒントを得ながらしのぐ。

子供は親の用意した設備の中で生きるしかない。大人になって結婚してから両親と同居した際にも、両親の持ち物である家の事は自分たちの意見は決して通らなかった。無責任な大家の物件に長く暮らすことは、無責任だった私の親との生活に少し似ている。無責任な政府のもとで暮らすwithコロナライフにも少し似ている。すべては下の者の機転と努力にゆだねられ、上の人たちはふんぞりかえって搾取する仕組み。

あーぁ、バカバカしいなぁ。


最近作ったお弁当

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レタス、ラディッシュ、マヨネーズ、パセリ、目玉焼き、いんげんのベーコン巻き、エリンギとマッシュルームのバター焼き。カレーおにぎり。


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生姜焼き、マヨネーズ、ラディッシュ、ピーマンの塩焼き、厚焼き玉子、ごま塩ごはん。


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鮭、ごま塩ご飯、厚焼き玉子、柴漬け、インゲンのバター醤油焼き。

この柴漬けは手作りなんだけど、毎年作るけど毎年赤しそが固くて食べにくい。柴漬けの赤しそって食べないの?それともなんか下処理とか必要なのか。ググってもわからない。


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唐揚げ、レタス、ラタトゥイユ、カレーおにぎり。

ラタトゥイユは前日の残り物。


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鶏のてりやき、ごはん、味付け玉子、オクラの煮物、きゅうり、マヨネーズ。

画像でも見えにくいマヨネーズの存在だが、一番下の部分にきゅうりのスライスが入っていてその上にマヨネーズがのってます。朝、バタバタしながら写真撮っていたところ、夫が通りすがりに「マヨネーズねーじゃん、入れてよ!」と言ってきた。「は?いや入ってるから!」「どこ!」「きゅうりんとこだよ見えないのか!バカか!」などとと言い争いになる一幕も。


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鮭、ゆで卵、インゲンの胡麻和え、ごま塩ごはん。

この朝のガスコンロが最も機嫌が悪く、あれこれやって何度も着けなおしてもすぐに消えてしまい、もはや点火スイッチを指で押しっぱなししてないとついててくれないという状況、最高にテンパりながら作ったお弁当。弁当の左上は弁当箱の底が見えている。一品作り損ねた。

帰宅してすぐに今日のお弁当どうだった?と聞くとおいしかった!ちょうどよかった!と何ら不満のなさそうな夫。量少なくなかった?と訊いたらご飯はちょっと多いぐらいだと。おかずは足りなくなかったかきいたらそれは大丈夫ーとか言ってた。なんなの。とりあえずごはんと鮭とたまごぐらいあればOKなのか?でも鶏てりにマヨネーズないとキレるんだよな。

専念と集中

お弁当作ってても、フラメンコやってる時やカンテ(フラメンコの歌)習ってる時やライター業やってても同じなんだけど、凝りまくって考えぬいたものだったり必死で人の評価に合わせまくったり、逆に人の評価なんて無視してひたすら自分が楽しみまくったり、っていうのはどうも良い結果は得られなくて、ギリギリ追い込まれてんだけど気負いせず、かといって散漫ではなく集中できてるみたいな状態が一番良い結果を得られてきた気がする。その絶妙なバランスってけっこう自分でもわかりづらくて定義づけできるもんでもないんだろうな、と思っていたけれど、最近そういうのはフロー状態とかいってちゃんと定義づけられてるらしきことを知った。

フロー(英: flow)とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱され、その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている。

フロー(心理学)、Wikipediaより。


そんでえっとなんだっけ。お弁当だった。

お弁当を作るのは楽しい。来週も適度にがんばろうと思う。

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