記憶力を生かすこと
イラスト 今日気になる色・景色
記憶する能力は遺伝するのか
息子が覚えた数字 4桁。朝からズーーーーっとその数字を唱えています。なんだろう、なんだろう、なんだろう。今朝の体温ではないし。
夕方、判明しました。大好きな女の子のママが乗っている車のナンバー。
送り迎えの車の中。いつもいろいろな会話をします。その中でも多いのが、見かける車の話。「あのスポーツカーかっこいい!」「あれと同じダンプカー(のトミカ)が欲しかったんだよ~」などなど。
そして「〇〇ちゃんのママの車!」毎朝、似たような車を見かけるのです。その子はこの辺りじゃないし・・・完全に違います。そしてお決まりのセリフ。
まずナンバーが違うよ。ナンバーが。
と、ついつい大人は冷たく言ってしまうのです。
そして賢く成長中の息子は、駐車場で遊んでいた時にそのナンバーを覚えたらしい。
息子よ。その能力を他のところに使ってくれたまえ。
夫もそういえば記憶力がいいです。
20年前に遊びに行ったところはもちろん、25年前に私が受けた資格試験について話をしていたら、「その時に友達だった〇〇ちゃんは落ちたんだろ?」と。
恐ろしい記憶力。それを何かに生かしているだろうか。まあ、それを覚えていない私も私なのですが。
私は物心ついたのはかなり遅い、と記憶していますが、夫は小さい頃のことをよく覚えています。
なんでも器用にこなす夫は、その中でも料理が得意。それは昔、「お腹がすいて早くご飯が食べたい」ので、「お母さんの食事の支度を手伝えば早く食べられる」と思い料理を覚えたそうです。
そして令和の現代、私のそばには「早くお母さんと遊びたい」から「お皿洗いのお手伝い」をしてくれる息子。
遺伝したのか?ママが大好きという男の子の特性か?
大きくなっても、食事の準備に追われる母を目の前にして、「ご飯まだ?」と座ったまま動かない。これは昔の私。そして娘は完全にそれを受け継いでいます。
子どもは賢い
今日のアートクラスにて。
息子と同じ年のSちゃん。テーブルクロスにあったキリンを見てひとこと。
もっちゃん(私の娘)のきりん。ちょーだい。
ん?なんの話?きりん?
よくよく話を聞いてやっと思い出しました。
予備で持っている画用紙にキリンの絵が描いてあり、1年前Sちゃんに「それなあに?」と聞かれ、「もっちゃんが昔描いたきりんだよ。」と答えたのでした。その会話は一度きり。
覚えていたことにもびっくりしましたが、その画用紙をまだ持ち歩いていることを知っていたことにもびっくり。
子どもは賢い。
息子が一生懸命覚えた数字。それをカンタンに受け流してはいけない。小さながんばりを認めてあげよう。能力を生かすも殺すも親次第。
〇〇ちゃんのママに伝えたら、褒めてくれるだろうな。嬉しそうな息子を見るのが楽しみ。
好きな子と両想いになれるかどうかは、残念ながら、別のお話。
娘が確か小学2年生くらいの時に、私の携帯番号を教えました。すっかり覚えたので、何かあった時にはいつも「お母さんの番号覚えているね?迷子になったら、お店の人やバスの運転手さんとかに電話してもらうんだよ」と言い聞かせてきました。役に立ったのは中学生になってから。
「お母さん、バス乗り間違えた。」
電話番号は役に立ちましたが、なんと公衆電話を知らない世代。電話をかけるまでが大変だったようです。
数字が得意な息子には今から私の番号を覚えてもらおう。迷子になる確率は娘より数倍高い。
サポート頂けたら嬉しいです!自分の世界をどんどん広げ、シェアしていきたいです。コツコツ階段を登り続け、人生を楽しみ尽くします。