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ピタゴラス

最近、娘は勉強熱心です。何かと学校を休むことも多いですが、「勉強が楽しい」と夜中までやっていることもしばしば。聞いたところによると、同世代のYouTuberがアップしているオシャレな机周りや勉強方法やその環境を見てやる気が出たらしいです。さらにはこちら。

このトライイットが娘のやる気を爆発的に押し上げました。これが無料なんて、一昔前なら考えられなかったけれど、本当に世の中に役立つことをしているな、と感心します。

小学生の頃は通信教育のタブレットにお世話になりましたが、おやつを画面にボロボロ落としながら、果たして身についていたのかは分かりません。その後、スタディサプリにもお世話になり、(こちらの英語の授業は私もお世話になりました)何年も続けていましたが、近頃はテスト前のみ見ている・・・という状況。とても安いですが、もったいないので解約しました。

とくに「勉強しなさい」とは言わない我が家ですが、親の私が勝手に調べて勝手にやらせていたこれらの勉強方法は、私がただ安心感を得たいがためにやらせていました。

私自身は中学生の頃はクラスの一番下か、下から2番目を争っていたくらいお勉強が苦手でした。音楽・美術・体育のみ良くて、その他は先生が私のために成績をつけようと考えてくれた時間が申し訳ないと思うくらい、やる気も気力も全くない中学生。

娘がクラスで中の下の下くらいだとしても、私にとっては「スゴイ!」ことなのです。

ただ、自分の娘。数学は苦手だよね。と思い込んでいました。それなのに、このトライイットのおかげで、数学の成績が上がり、レベル別クラスで上に変更になったのです!私の子ではなかった・・・

ところで、この記事を見つけた時、数字嫌いの私でもドキドキワクワクが止まりませんでした!

バビロニア人 三平方の定理使った測量図
紀元前2千年ごろから数百年にわたって栄えた古バビロニア(現在のイラク)の遺跡で見つかった粘土板に、直角三角形の3辺の長さの比を表す数の組み合わせや、それを利用した図形の面積などが描かれているのが見つかった。数学の知識が豊富だったバビロニア人が、土地の測量に定理を応用していたことを示す証拠という。

朝日新聞 2021年12月24日(金)

これを書き写していてもなんのことやらさっぱり理解できず日本語を書いているとは思えない。私はとにかく「古代」とか「紀元前」なんて言葉にとてもロマンを感じます。この記事の内容がどれほど凄いことか、私の頭では正確には判定できませんが、きっと(この私の)娘の数学の成績が上がった!ということと同じくらい(いや、数百万倍)スゴイスゴイスゴイことなんでしょうね。

この記事のタイトルを考えた人、面白いなあ。少なくとも岐阜に住む一人のおばさんの心をわしづかみにしたことは確かです。↓

ピタゴラスよ 遅かったな

記事には「三平方の定理(ピタゴラスの定理)」についても図解付きで説明されていました。理解しようという気持ちは湧き起こりませんが、古代ギリシャの哲学者ピタゴラスに関する本を読んだり、バビロニア人についてなどもっと深く知りたいと思いました。
私には数字に対する興味はとことんないけれど、古代を妄想したいという欲求は人一倍あるんだな、と再確認できた素晴らしいニュースでした。

私の勉強スイッチはこのような時空を超えるキーワードを新聞で見つけた時ですが、娘にとってはYouTuberだったりネットサーフィンだったり。どんなところにスイッチが転がっているかは分かりませんが、結局は誰かにやらされることはプラスになることはあまりない。自ら見つけて自らのめり込む中で学ぶことがとても大切だなと思うのでした。

6歳の息子。
娘と同じようにまずは通信教育のタブレットを与えてみたのですが、一向にやる気配がありません。興味のある図鑑を一緒に見たり読んだり。本当はそっちがいい!と分かっているのにね。どうしてできないのかな、私は。妄想している場合ではない。息子よりも8年先を行く娘。一度通った道なのに。まだまだ学びの足りない母です。

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