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古民家に住んでます。

1.古民家に暮らし始めた理由

単純にアパートに住むより家賃が安かったから。

大学がない田舎だと意外とワンルームマンションというものがありません。

そして、ど田舎というわけではなく、山も海も川もあるけど、工業地域もあり、大手企業の工場がちらほらあるような中途半端な田舎が私の地元。

意外とそういう田舎ってあるんじゃないかな?と思ったりもします。


そうすると一人暮らしできるアパートって

2LDK以上、5万以上が相場


Uターンしてきて実家もあるのに、毎月その出費は痛い…。

だけど実家暮らしにも息が詰まってきたころ

「古民家なら安いんじゃない?!」

「しかも好きに壁とかペンキ塗れそうやん!!」

という思い付きだけで行動開始。


2.わたしの古民家の探し方

今すぐ家を出たいわけでもなかったので不動産屋さんは使いませんでした。ひたすら友達、知り合いに尋ねまくりました。

そのおかげでいろんな人に出会いました。
地元にたくさん友達ができました。
今でもそのときの出会いがうちの家の進化につながってます。

・収納棚やトイレの内装をしてもらったり

・古いタンスや電気のカサを譲ってもらったり

・夏、手に追えないうちの庭の草刈りしてもらったり

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そして
何件もおうちを見に行きました。

・家賃の問題

・場所の問題

・大家さんが貸したいのか、売りたいのか問題

そういえば山奥のおうちを「40万円で売ってあげるよ!」と言われたこともあったなぁ…

でもボロボロすぎて、知り合いの大工さんに

「つぶして古民家風に立て直した方がいいよ。」と言われました。

それじゃ、元も子もないのでやめました。笑

そうこうしているうちに今のおうちに出会いました。


3.古民家を選ぶポイント

なんだか偉そうだけど、、、私の経験から古民家を選ぶポイントは

「自分の身の丈を知る」

いろんなおうちを見てきたし、その過程で知り合った友達も古民家に住んでます。
・すぐ住めそうなきれいなおうちもあれば
・山の中の100年以上歴史がありそうなおうち
・床が抜けて天井も落ちてるようなおうちまで…笑

もちろん状態が悪い方が安いわけですが…
そのおうちを自分で直す技術と時間があるかどうか。

技術があれば申し分なし。技術がなくても時間があれば失敗しながら学びつつ直していけます。

古民家探しで知り合った友達たちはみんなツワモノさんたちで、時間をかけて仲間と一緒に床が抜けたおうちを自分たちの手で直して住んでます。

それはそれは
想いのこもった暖かいおうちばかりです✨

自分で直す技術と時間がなければ、
お金を出して大工さんに直してもらうのも手段。
そこで気を付けるべきは、古民家を直すことが好きな大工さんかどうか

新築ばかり作ってる大工さんは、基本的に壊して新しいものを作ることが得意。

古民家を直すことが好きな大工さんは手間を惜しまずあるものを生かすことを一番に考えてくれる。そしていっぱいアイディアを持ってる‼︎

これはうちの倉庫に眠ってたソリを棚にリメイクしてくれたもの↓↓

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自分がどんな古民家で、どんな風に暮らしたいか。
それに見合う技術もしくは時間があるのか。
それとも頼れる大工さんがいるのかどうか。

あ!それから、古いおうちには、もれなくついてくる虫たちと付き合っていけるかどうか…笑
「自分の身の丈」を知って古民家を選ぶことをおススメします。


そんなこと言ってる私はというと、古民家知識ゼロ、技術ゼロ、さらに仕事があるから時間もない。

ムカデやらクモやらカビやらと向き合いながら、時々なんでこの家に引っ越したんやろうと思いながら

「自分の身の丈」を伸ばしてきました。笑


生活に支障が出る床や天井の痛みは、プロの大工さんにお世話になりました。

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壁は自分たちでペンキや漆喰を塗り、タイルを貼りました。

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別に急がなくても生活できるトイレの内装は
友達に依頼して3年越しに完成。

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先住民のムカデやクモ、ゲジゲジともうまくやってます。
夏にはテント型の蚊帳で寝てます。
おかげで一度も刺されたことはありません。

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あ、、、引っ越してきたばかりのときの大御所先住民とのハプニングは忘れられません。その話はまた今度。


ということで、今日はこの辺で。
撮り貯めてきた写真を振り返ることを楽しみつつ、今までの経験が誰かのお役に立てればいいなぁと思いながらまた綴ります。


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