自費リハビリについて④~自費リハビリ施設で改善する理由~
回復期リハビリテーション病棟、通所リハビリで理学療法士として働き、その後現在自費リハビリ施設で勤務する私が、自費リハビリ施設での改善する理由について、お話してみたいと思います。
よく聞かれることとして、
「自費リハビリ施設に通っても、発症してから時期も経っているし、そんなに良くならないんじゃ?」
と言われますが、その方たちに私は、
「本気で成果を出そうと取り組んだことがありますか?」
と訪ね返すようにしています。
実際、通所リハビリや回復期リハビリテーション病棟でもそうかも知れませんが、役割としてリハビリをしたり、時間だから終了したりと成果を出すために関わっているのか、リハビリ料金をもらうために関わっているのかわからないセラピストがいるもの事実です。
その一方で自費リハビリ施設に来られる方は、成果を出すために来られています。お医者さんに入院しなさいと言われたから入院していて、入院したらよくわからないけどリハビリをしないとみたいな感じでリハビリを受けているわけではないのです。
本気なのです。
我々ももちろんそれに対して本気で向き合いますし、本当に成果を出したいと思っています。
そこが全く違うのです。セラピストも働きやすいし、お客様も求めているものが得られる場所なのです。
さて前置きが長くなりましたが、改善事例に関してです。
自費リハビリ施設で改善する理由としては、
・ご利用者様も本気で取り組んでいる
・セラピストも90分間本気で取り組む
・成果の定義が明確でかつ、利用者とセラピストで共通
・自宅でのトレーニングや食事などにもコミット
というのが挙げられると思います。
利用者もセラピストも本気というのは前述したとおりですが、その次の「成果の定義が明確でかつ、利用者も共通」と記述しましたが、これがどういうことかというと、
利用者(患者)は自分の身体をもとに戻したいと考えており、
セラピストは患者の生活や仕事をもとに戻したいと考えているという
違いが入院中にはあるのかもしれません。その時点で利用者は自分の体の変化が成果ですが、セラピスト側からすると仕事復帰や自宅復帰することが成果と考えがちです。
これはどちらも正解だと思いますし、方向性は同じなのですが、リハビリを取り組むときのプロセスが変わってきます。
自主トレや食事の件に関してもそうですが、とにかく自費リハビリ施設の場合は身体の状態の変化が成果ですので、その変化のために自主トレ指導や食事に関するアドバイスをしていきます。
とにかく自分の身体のためなのです。
この成果の定義の違いが、成果の違いにつながってくると感じています。
自費リハビリ施設で改善する理由について、ご説明してみました。
次のコラムではどんな事例があるかをご紹介してみます☆
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