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自費リハビリと通所リハビリの5つの違い①

回復期リハビリテーション病棟と通所リハビリを経験し、その後自費リハビリ施設で理学療法士として働く私が、通所リハビリと自費リハビリとの違いについてお伝えします☆

まず、通所リハビリ(別名デイケア)とは、介護保険を使って、高齢者や障害をお持ちの方がサービスを受ける施設で、利用の目的は、リハビリや食事、また入浴が目的であったりします。最近は短時間の通所リハビリが多くなってきていて、リハビリをメインにしているところが増えてきていますが、基本的には1日型で、朝の9時か10時くらいから、夕方3時か4時位まで自宅から施設までの送迎付きで利用するサービスです。

同じような名前でデイサービスというのもありますが、デイサービスとの違いはこちらのコラムでご参照ください☆

https://note.com/seika_kashika/n/nf879b5220efd

つまりデイケアやデイサービスとは、介護保険サービスであるため、1回の利用料も1割から3割負担になり、ある程度費用も抑えられて、自宅までの送り迎えをしてもらえるというかなり手厚いサービスなのです!!

それではここからは自費リハビリと通所リハビリとの違いについて、5つに絞ってお伝えしていきます!

通所リハビリと自費リハビリの5つの違い
1.保険を使う
2.送迎の有無
3.目的の違い
4.関わり方・関わる時間の違い
5.セラピストの違い

1.保険の使用の有無
前段の話で、お伝えしてしまいましたが、通所リハビリは介護保険を使用したサービスで、自費リハビリは保険を使用しないので、ここはもちろん大きく違います!そして、介護保険を使用したサービスは、介護保険の認定を得られていないと利用できないようになっています。普通のフィットネスジムのように入会して、すぐに利用をスタートするというよりは、利用するためにはまず、認定調査を受けて、介護保険サービスを利用できると認定を受けた後に、ケアマネジャーにケアプランを立ててもらい、そのあと通所リハビリを利用するという流れなので、少し通常のサービス利用の流れとは異なります。

実際通所リハビリの費用負担は、要介護1の方で6時間以上7時間未満の通所リハビリの基本料金は693円/日(1割負担の場合)です。(これとは別に食費や教材費などがかかる場合や各種加算の費用などがかかる場合がありますので実際に利用される方は、担当のケアマネジャーにご確認ください!)

自宅と施設までの送迎と一日の利用料金を合わせて、693円は驚愕の安さです。ただ、保険を利用しない場合6,930円/日であることは忘れないようにしましょう!

要介護5の最も重度な方の1日あたりの利用料金は1,272円(1割負担の場合)ですので、実際の利用料金は12,720円ということになります。

介護保険というのは国が作った制度で、40歳以上の方が納入している保険料で成り立っています。適正に利用することが求められています。

その一方、自費リハビリは、介護保険とは関係ないサービスになりますので、利用する際に介護保険の申請などは必要なく、施設に電話をしていただくだけで、利用することができます。

保険を使えるかどうかや使わないと利用できないかどうかは大きく異なってきますので、ぜひ知識として知っておいてください!

とても長くなってしまいましたので、続きは次のコラムで!

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