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2度目の野津田

2021年最初のJリーグ観戦は町田ー山形へ
両チームとも大型補強を敢行し昇格への思いが伝わる陣容となっている。

実は2回目

僕は2019年の11月に1度このスタジアムを訪れている。柏レイソルがJ2優勝を決めた試合だ。その時は町田市立陸上競技場という名前でアクセスが抜群に悪いということしか知らなかった。グーグルマップで鶴川駅から徒歩1時間と出たので散歩がてら歩いたのだった。しかしあれほど坂を登るということは事前の情報にはなかった。歩道が無いような道を通りスマホを見ながらなんとか到着した。会場ではゆったりと過ごしビジターの自由席だったのでそろそろ行くかと入場口へ向かうとそこはありえないほどのレイソルサポが長蛇の列をなしていた。完全に出遅れようやく席に着けたころにはもう満員で再入場などもできず、ずっと同じ場所に座っていたのである。
そんな濃い時間を過ごした場所へ約15カ月ぶりに足を運んだ。

開幕戦

今回はバスにお世話になり2時間前には会場に到着した。開幕戦ということもあり笑顔が絶えない空間となっていた野津田は今年から天空の城というキャッチコピーを打ち出している。アクセスの悪さを逆に利用したのだ。そのマークが入ったマスクを配りステッカーも配って定着を図っているのがよくわかった。
メインスタンドは完売しバックスタンドの全容も窺えて大型ビジョンで様々なものが流れる。ピッチに選手が入ってくる。太鼓の音が聞こえてくる。いよいよ始まるという興奮が渦巻いてきた。
緊急事態宣言中ということもありビジター席の設置はない。それでもモンテディオの選手はスタンドへ一礼をし町田サポもそれに応えた。これこそJリーグの素晴らしいところではないだろうか。とてもいい雰囲気で温かさを感じることができた。

レビュー

レビューは元々好きではなかった。感じ方は人それぞれなのに、価値観を押し付けているように考えてしまうからだ。しかしサッカーの醍醐味はあれこれ感想を言い合うこと。周りの考えを聞くことがメインではないのだ。そこで僕も人生初レビューをしてみた。絶対に参考にしないでほしいし少し多めに見てもらいたいと思う。
かなりハードルを下げたところでこの試合のスタッツを見てみた。速報値で支配率は町田48%山形52%シュート数は町田8本山形5本だった。そこまで大差はなく縦に早い町田は楔が入るタイミングでボランチが激しく寄せ前を向かせる場面がほとんどなかった。一方町田の攻撃でも前で受けてからのバリエーションが少なくPAに入る機会が少なかった。それを象徴しているのが枠内シュート数だ。町田はゴールを決めた1本山形は2本だった。スぺ—スで受け前を向くことがほぼなかった試合はセットプレーの流れからオウンゴールで山形が先制し平戸のFKから深津の3シーズンぶりの得点でドロー決着となった。
佐野、高江のボランチは昨シーズンから存在感を放っており藤田、山田の新戦力コンビはあまりボールに絡めなかったが後ろからのビルドアップに積極的に参加していた。
堅い展開であったがこれから町田は鄭大世、ドゥドゥが山形は堀米が合流してくると上位に食い込んでくると思う。

#oete

町田には必ずバックスタンドが完成したら今シーズン中にまた行きたいと思う。
主審の御厨さんはウイイレ2014で主力として活躍してくれた選手なのでなんだか不思議な気持ちになった。J3の担当試合は見たことあるがJ2は2試合目らしい。少し今日は安定感に欠けゲームコントロールができていないように感じてしまった。しかしまだまだこれからなので引き続き頑張ってもらいたい。
最後にボランティアがいる。芝を管理する人がいる。スポンサーがいる。会場設営をする人がいる。情報を伝えるためにカメラを構える人がいる。運営としてスムーズな進行のためかなり厳密に動いている。その裏側を知ってもらうことが大切なのではと感じることが多くなりました。
2021開幕