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世界で一番可愛いのは私じゃないけど

noteに書くのもどうかと思うけど、noteを辞める方向で動き出している。

具体的にはwordに記事をコピペして、印刷して、ファイリングして、消す。そういう作業を始めた。

元々なぜ記事を書き始めたのかについては、今までも何度か書いてきたが、基本的にはいつでも自分を大切にできる人間になるために続けてきた。

自己中心的と自己優先的は違う。
私は世界の中心ではないし、私を大切にするあまり誰かに迷惑をかけて良いわけではない(もちろん、迷惑かけちゃいけないわけでもない。そうやって生きていくものだから)。
誰かに嫌な思いをさせてまで自分を保護するのが自己中心的で、誰かに嫌な思いをさせられたときに「嫌」と自己表現できるのが自己優先的。
ざっくり言うとそんな違いを感じている。
私は自己優先的な人間になりたい。


半年以上ぶりに、ある人と飲みに行った。アルバイト先の元同僚で、数少ない男性の飲み友達のひとり。
個人的には、男女の友情は成立すると考えている。今までその友人のデリカシーのなさに度々イライラさせられつつも、彼氏じゃないし言わせておこうと思っていた。
ただこの間は少し違くて、少し酔いすぎていたのもあるだろうが、デリカシーがないというより、失礼だった。

*私のスタイルはお前に関係ない*

私は人より痩せている。かなり痩せている。
自分ではこのスタイルは気に入っているし、これについて何か言われても特に何も感じないのだが、その日の彼は、私達の隣の席に座っていた3人組の女性たちに目を向けながら、
「正直、自分より太ってる女見てデブだなって思わない?」
と聞いてきた。そして続けて、
「お前は痩せてるから良いじゃん。男からも痩せてる方がモテるしな。」
と。


他にも、
「お前は顔可愛いから全然付き合えるけどな」

「奥さんが愛してくれなくても子どもさえ居ればいい、別れられる」

「お前とは全然結婚できる」
etc.

心の中で早く黙れよと思いつつ、徐々に酔っていく相手を見て「それはないよ」とか「へぇ」とか言って時間を過ごした。

こういう不快感を味わったことがある人は私以外にもいると思う。
あからさまに他人に相談すれば、自分可愛い自慢ですかという冷ややかな扱いを受け、女性性のあるべき姿の一部として全く問題にもあがらないことすらある。

ハッキリさせておこう。
私が痩せているのは、私がこの姿が好きだからであって、男にモテるためではない。
他の女性たちは私にとって男を取り合うライバルではないし、私が可愛いのはよく知ってるけどお前が付き合えても私は付き合えないし結婚も当然しない。キモい。

*世界で一番可愛いのは私じゃないけど*

なぜ私が選ばれる側なのか。
もっと言えばなぜ「女」はいつも選ばれる側なのか。
数少ない男友達と対等な関係を築いていると思っていても、こういう目に合うのだ。いつだって女は選ばれることで幸せを手に入れる。
白雪姫もそうだ。

私は彼女のように世界で一番美しいわけではない。でも、私のことを一番に可愛がれるのはきっと私だ。
私は、私の幸せを選択する自由を自覚している。結婚する選択も、恋人作るかどうかも私が選ぶことなのだ。
だから「結婚頑張って」なんて言ってくる酔っ払いを友達の家まで届けてあげたりなんてしない。1人で帰れるし、それで幸せだから。

私は誰よりも私のことが好きだから。

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