私が性を知った日

それは小学校2年生の始めの頃でした。
お友達の家でかくれんぼ
隠れた先はウォークインクローゼットのような所。
押し入れのような棚の上段には服がかけられていてそこに潜り込もうと入った。
下段には色々な物が置いてありそのすみにえっちな表紙の雑誌が積まれていた。

学校近くの公園でブランコを漕いでると少し離れた所に背中を丸めたおじさんがさり気なく落としていくもの…登下校中にバラバラになったものが薄暗い小さな部屋に綺麗に並べてあった。

私は本気になって服をかき分け奥の方に隠れた、
本を持って。

服と服の間から漏れるオレンジの灯りを頼りに私は読み始めた。
釘付けだった。
えっちな漫画にたまにえっちな写真もあった。
「うわぁあ〜〜!」と心で叫んでいたと思う。

『男』というものに興味も元々あったが、
その時は男のそのものより『女の人が悶えている姿』に興味が湧いたのを覚えている。
かくれんぼ中にいけないものを読んでいるというドキドキもすごく覚えてる。
でもそのドキドキはすぐ終わってしまった…
鬼が近づく音で読むのを辞めて奥に本を置いたまま見つかった。
(その後もその友達の家では良くかくれんぼをして良くそこに隠れた。
読みたくて…奥にあるあれを…。)

次の日、私はさっそく行動に移した。
お友達の家は何度も行けない。
きっとうちにもあるはずだ…!

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