ちょっと休憩

やっとyoutubeにupしてる所まで動画とテキストのupが追いついた。

さて、自粛期間も終わってしまうんだけど、これまでのペースで動画を上げることができるんだろうか。かなり不安。

とりあえず、明日の「蓬生」の巻の原稿は書けたけど。

私のまとめ方は、まず、与謝野晶子訳の源氏物語を読んで、それから原文対訳をしている人のサイトを見ながら大まかなあらすじをまとめていく形。その途中で、「この訳はどうかな?」と思う所がでてきたら、原文読んで、古語辞典みたりしながら、一番納得のいくまとめにたどり着く。

特に和歌の部分は逐語訳ではニュアンスまではわからないので、極力自分で解釈するようにしてる。


つくづく、源氏物語ってのは歌物語なんだなあと思ったり。

今のところ一番「くーーっ」と思ったのが、「花散里」のラストの源氏と花散里の歌のやりとり。

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「橘の香をなつかしみほととぎす 花散る里をたづねてぞとふ
いにしへの忘れがたき慰めには、なほ参りはべりぬべかりけり。こよなうこそ、紛るることも、数添ふこともはべりけれ。おほかたの世に従ふものなれば、昔語もかきくづすべき人少なうなりゆくを、まして、つれづれも紛れなく思さるらむ」
と聞こえたまふに、いとさらなる世なれど、ものをいとあはれに思し続けたる御けしきの浅からぬも、人の御さまからにや、多くあはれぞ添ひにける。
「人目なく荒れたる宿は橘の花こそ軒のつまとなりけれ」
とばかりのたまへる、「さはいへど、人にはいとことなりけり」と、思し比べらる。

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どうして「人にはいとことなりけり」って思ったのかなと思いながら読んでみると、この時代の相聞にありがちな「恨み言」がないのよね、花散里の歌には。めちゃくちゃ素直でやさしい。たぶん、いろんなことに疲れていた源氏の君には沁みただろうなと思ったりして。

って、全然日記の中身が「休憩」になってない(笑)

「スキマゲンジ」じゃなくて、「ゆっくりゲンジ」もやってみたいなあ、なんて、まだ読み切らないのにそんなこと思ったりしてます。

さ、寝よ。


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