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日本財団が推進する『HEROs AWARD 2019』の表彰式が12月9日の夜に行われた。

その理念に共感し追いかけていた巻誠一郎さん(サッカー)のほか、井本直歩子(競泳)、日本障がい者サッカー連盟、一般社団法人Sport For Smileらが受賞した。

巻さんの受賞は「YOUR ACTION KUMAMOTO」の活動の中で行ってきた、熊本地震の復興支援および風化させないための取り組みが評価されてのこと。

受賞した巻さんは

「こんな賞を受賞してふさわしい言葉かどうかわからないが、復興支援に(アスリートの)ヒーロはいらないと感じた。本当のヒーローは、前に向いて進む地域の方々だと思っている。アスリートは象徴として、僕がこの賞をいただくことによって、僕と共に前に進んでいる皆さんが笑顔になれば嬉しい」

といった主旨の発言。

素晴らしいの一言。

自己顕示欲を押し出すのではなく、普段から「自分の力を、誰かのために活かしたい」と言う巻さんらしいコメントだった。

最近の取材記事を読んでいただければ、巻さんがどんな人間で、どれだけ熊本の復興への想いをお持ちなのかに触れていただけるのではないか。



現在、巻誠一郎さんは、2020年1月に行われる引退試合に向けて、自ら先頭に立って熊本の子供たちにホンモノをみる機会を提供しようとしている。


僕に出来ることは、こうして巻さんの活動の真意を事実に基づきながら、一人でも多くの人に知ってもらうこと。

もし巻さんの想いに共感し、一人でも多くの人が、誰かのために行動することを考えるきっかけになったとしたら、これ以上嬉しいことはない。

そんな綺麗事ばかりでは上手くいかないのは、百も承知だが、「社会を良くするきっかけ作り」も、僕の目指す報道・発信の一つの形なのだ。

瀬川泰祐の記事を気にかけていただき、どうもありがとうございます。いただいたサポートは、今後の取材や執筆に活用させていただき、さらによい記事を生み出していけたらと思います。