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IT留学での経験が就職活動の軸になり、日系大手IT企業にエンジニアとして就職。ー「Seed Tech School」IT留学 卒業生インタビュー

シードテックが運営する「Seed Tech School(シードテックスクール)」は、プログラミングと英語をフィリピン・セブ島で学ぶ「IT留学」を提供しています。

「IT留学」とは、グローバルな活躍を目指し、プログラミングと英語を学ぶという合宿型の留学プログラムです。

今回は、2024年1月に2ヶ月間渡航した、法政大学院に在学する犬養さんに、IT留学に参加したきっかけや、IT留学で得たもの・その後の変化について、お話を伺いました。

学生生活を悔いなく終われるよう、IT✖️英語を学べる「IT留学」に挑戦

ー今回、留学先としてSeed Tech Schoolを選んだ背景を教えてください。

実は、このフィリピン・セブ島でのIT留学が人生で初めての海外でした。2019年に大学に入学し、学生生活に慣れ始める頃に新型コロナウイルスが世界的に流行したため、ずっと海外に行くことができませんでした。コロナがなければもう少し早く行っていたかもしれません。

大学では機械工学を専修しており、大学院ではドローンを使用した制御工学について勉強をしていました。大学時代に留学に行けなかったことが後悔として残っていたので、最後のチャンスだと思って、在学中に行ける短期留学を探していました。

そんな時に出会ったのが「Seed Tech School」でした。機械工学系でITには若干関わりがあるものの、プログラミングを実践でやっているわけではなかったので、やってみたいなと興味がありました。

そして、こんなことを言うのもアレなのですが、あんまり「勉強」をしていなくて、「勉強」がしたかったんです(笑)。正確に言えば、大学院生が行う「研究」は、いわゆる机に向かって自分の頭で難問を解いていくような「勉強」とは違うので、大学院生の最後に、受験生みたいにめちゃくちゃ勉強する時間が欲しくて。IT留学はみっちりとプログラミングと英語の授業が組まれていたので、決め手の一つになりました。

留学前の準備としては「ソダテク」でプログラミング学習をしました。また、事前の相談会でシードテックの原田さんに「英語に関して何かやっておいた方がいいことはないか」と聞いたところ、「現地で英語を聞いて・自分の言葉で話すというアウトプットはたくさんできるから、知識のインプットとしてTOEICをやっておけばいいんじゃないかな」とアドバイスをいただいたので、そこに取り組み、セブ島へ旅立ちました。

▲「ソダテク」の受講画面

新たな自分の一面にも気づけた、有意義な留学生活

ー留学をより良いものにしようという心意気が伝わってきますね!ここからは留学中のお話も伺いたいと思います。

特に「勉強」がめちゃくちゃ楽しかったです。大人(まだ学生ですが)になってから自分の興味のある分野で勉強できることの楽しさを実感しました。講師の皆さんは授業でわからないところがあれば丁寧に教えてくれますし、技術力も高くて優秀だなと思いました。放課後、フィリピン人エンジニアの方に、プログラミングでわからないところを質問しに行ったりもしていましたが、教えてくれる際も全部英語なので、脳みそをフルに働かせながら取り組むことができました(※)。

※プログラミングの授業は日本語で行っております。

大学の時は、自分が選択している講義に間に合うように学校に行く、というスタイルだったので生活も不規則でしたが、留学期間中は授業の時間も固定です。生活リズムも整えられて、より集中できる環境だったので、合宿型ならではの打ち込み方ができたんじゃないかなと思います。自分で時間を有意義に使えている感じがして充実していましたね。

ーとても充実していた様子が伝わってきます。生活の面ではいかがでしたか?

生活面では、改めて日本の凄さを実感しましたね。留学先では、シャワーの弱さが日によって違う、時には1本線でしかシャワーが出ないこともありました(笑)。その想定のもと、予め水を貯めておけるバケツが近くにセットしてあるなど、インフラに関して「当たり前」の土台が日本と違うことを強く感じました。

そんな環境でも自分が意外と大丈夫だったということが新たな発見で、ギャップは感じたものの、「これはこれで一つの経験だな」と、留学期間中は普通に生活に馴染めて、楽しく過ごせました。自分でも驚きましたね。

また、僕は北海道出身で、ずっと山遊びだったので、海でしっかり遊んだのがほぼ初めてで新鮮でした。プールで泳ぐのと海で泳ぐのとでは感覚が全然違うという発見も、スキューバダイビングのようなアクティビティも何もかもが初体験で、とても楽しかったです。現地のフィリピンの方々のサービス精神も旺盛で「次はこれ!どんどんやろう!」みたいな感じで、自分の体力が追いつかなくなるほどでした(笑)。

ー英語の授業の中には課外活動もあったんですよね。

課外活動では、教会やスラム街など、いろんなところに行きました。特に印象に残っているのが、ギター工場です。セブ島ならではのマンゴーの木から作るギターは世界的に有名なんです。

大学時代はずっと軽音部でギターをやっていたので、どうしても行きたくて。毎週金曜日の授業後にアンケートに回答するんですが、要望コメント欄に「ギター工場に行きたい」って毎週のように書きました(笑)。行ける日までアンケートに書き続ける気持ちだったんですが、その要望が叶い、実際に行ってみてすごく楽しかったですし、記念にギターを買って帰っちゃいました!

ー生活を共にした72期生の皆さんとの日々はいかがでしたか?

72期の留学メンバーは、40代の元公務員の方から、20代の元ドルフィントレーナーの方、僕と同じ学生...など、多種多様なバックグラウンドを持った方々でした。団体ではなく個人で留学に行ったので、どんな仲間ができるかも分からない状態で参加したのですが、大学だと知り合うことのできない皆さんと学校・留学生活を共にできるのは、この留学ならではだなと実感しました。

留学先で知り合う初対面の方たちとの生活だったので、最初は多少の不安はありましたが、コミュニケーションをとるのも好きなので楽しみの方が勝ってましたね。

男性メンバーは僕以外に2人。とにかくパワフルな方ばかりで、年齢的にも人生経験的にも末っ子だったこともあり、とても良くしていただきました。大学ではもう3年生あたりから「先輩!」と呼ばれる立場だったので、久しぶりに伸び伸びと末っ子感を味わえました(笑)。

一緒に勉強もしましたし、とある企業の人事の方が同期だったので、就職関連でも色々と相談に乗ってもらいました。IT留学卒業後にも予定を合わせてみんなで会ったりしていますし、そんな仲間ができたことを嬉しく思っています。

進路への迷い、就活解禁への出遅れ...不安の中でIT留学での経験が軸に

ー「進路系の相談にも乗ってもらった」というお話がありました。留学中はそういったお話もされていたんですね。

はい。留学メンバーだった人事の方もそうですが、シードテックの遠藤さんにもお世話になりました。就職活動の動き出しも早いほうではなかったので、日本に帰国してからすぐにやらなきゃという焦りもありました。

メーカーに行くべきか、開発に行くべきか...といったキャリア選択への迷いに対しても、「すでに動き出しが遅れている」という漠然とした不安に対しても、ずっと相談に乗ってくれました。留学が終わって日本に帰ってからも相談に乗り続けてくれて、とても心強かったですし、本当に感謝しています。遠藤さんも元高校教師という面白いキャリアだったので、いろんなことを相談しました。

ー就活の動き出しが遅れていた、というのは?

当時、僕はIT企業で就職先を探してたんですけど、周りのみんなは3月より前に動き始めていて、インターンも経験していたりして、3月ギリギリの帰国で果たして間に合うんだろうか、といった不安が大きかったんです。

あまりにも不安すぎて、就活エージェントに登録して話を聞こうとしたんですが「今、フィリピンにいます」と話すと、「海外だとエージェント利用は難しいです」と言われてしまって。「しょうがないし、切り替えて、帰国してからやろうよ!全然遅くないと思うよ」と遠藤さんが励ましてくれたおかげで、そこからまずは留学生活に全力で取り組もうと意識を変えることができました。

今思うと、全力で留学を楽しめたのは大正解でした。

ー就職先を決定するにあたって、IT留学の影響はありましたか?

かなりありました。IT留学に行くまでは、自分の進路希望もぼんやりしていたんです。理工学部ではメーカーの仕事に就くのが一般的なんですが、別の専攻の友達の話を聞いていると、なんとなく「メーカーじゃない方が面白いかも?」と感じて。というのも、同じ学部の子たちと比べて、機械や飛行機等に熱量を持てていない自分に少し気づいていたんです。

そんな中でIT留学に行って、プログラミングを実際にやってみて、「手で動かす」のが自分は好きなんだなと強く実感したんです。大手のIT企業の選考も受けましたが、遠藤さんに「開発に携われる仕事がしたい」と相談したところ、「大手のIT企業だと、どちらかというと上流の方の仕事が多いかも」というお話もいただいて、最終的にはIT企業の中でも、開発系の会社でエンジニアとしての就職を決めました。他にも色々受けていましたが、そのラインナップを見ながら丁寧に相談に乗ってくれました。

ー無事に決まったとのこと、おめでとうございます!自分なりの道を見つけられたようで、お話を聞いていてとても嬉しいです。就職活動の中で、IT留学の話はされましたか?

めちゃくちゃ話しましたね。面接で大学時代の体験として「IT留学」の話を出すと、絶対に深掘りされました。どんな留学内容なのか、現地でどんな生活をしていたのか、留学で何を得たのか...など、IT留学の話で面接の時間が終わるくらいでした。Web制作等の開発経験を1か月ほどの期間で習得した話も、評価として大きかったかなと思います。

また、プログラミングの経験やITへの関心などはもちろんですが、人間性やガッツの部分も見られていた印象があります。面接の経験を重ねるにつれて、話す順番も段々と精査されていって、伝えたい内容の濃度が増していったので、面接はむしろ楽しかったですね。

ー就活の面接が楽しいなんて、羨ましい限りです(笑)。

楽しかったというより、自信がついていった、という言い方のほうが正しいかもしれません。自分の話に興味を持ってもらえることが分かって、手応えを掴めたことから、不安がなくなっていき、余裕が生まれたんだと思います。

実は、インターンの面接では落ちまくっていたんです。なので、留学前後でこんなにも変わるものなのかと、「自分の経験を自分の言葉で話す」ということがいかに重要なのかを体感しました。そういった意味でも貴重な体験ができたなと思っています。

ー面接でのスタンスや通過率にも影響があったんですね。留学後にご自身にどのような変化を感じられたのでしょうか?

理系ではあるものの、プログラミングに関しては初学者だったので、IT留学を経て格段に知識が増えました。Web制作までできるようになりましたし、自分に自信がついたんじゃないかと思います。

英語に関しては、「話すって度胸なんだな」と実感しました。座学でインプットをしていたとしても、実際に外国人を前にした時に自分なりの言葉で話そうという度胸を持つことができるかどうか。まずは自分の中にある、そのハードルを超えることが大事なんです。

英語の資格となればもっとしっかりした勉強が必要になるのかもしれませんが、例えば、今、急にアメリカに飛ばされて、「自分で帰国してください」と言われたとしても、自分の力で帰れるという確信があります。現地で使える英語をしっかり学べたという自覚がありますし、「外国の方と話す」という度胸もつきました。その経験と自信が就活時の自分を支えてくれていたんだなと感じます。

ーそれはすごい変化ですね。もともと英語は得意だったんですか?

昔は200点満点のテストで19点を取ったこともありました(笑)。だから、自分は英語が苦手なんだろうなと漠然と思ってしまっていたんです。でも、IT留学を経て、そんなことなかったなって。留学後のTOEICでは100点ほど点数がアップしましたし、苦手意識がだいぶ減りましたね。

英語はチャレンジすれば話せるということもわかりましたし、マインド面の変化もありました。留学は確実に自分にプラスの影響があったと断言できますね。

ー今後の展望についてもお伺いしたいです。

大学院卒業後は大手日系IT企業で働き、まずはITエンジニアとして、IT留学で学んだことを生かしつつ、しっかりと土台を作ろうと思っています。また、キャリアアップのために英語の勉強も続けるつもりです。ゆくゆくはエンジニアとして海外で働けるような人材になれるよう、努力を重ねられたらと思っていますし、フリーランスという働き方にも興味があります。

IT留学を経て、自分が目指したい先や就職後にやるべきことも見えて、視界がクリアになりました。ITエンジニアとしてのスキルアップもまだまだ必要ですし、海外で働くのであれば英語力も足りていません。自分に必要なのは土台作りだと痛感したので、自分の今後の可能性をさらに広げていくためにも、どんどん自分をレベルアップさせていきたいです。

また、セブ島もとても楽しかったので、頑張って働いてお金を貯めて、もっといろんな国にも行ってみたいですね。

ーありがとうございました!

初めての海外に、英語もプログラミングも両方学べる「Seed Tech School」を選んでくださった犬養さん。留学を経て、新たな自分の一面に気付くことができ、目標や将来のビジョンがクリアになったとお話しいただきました。

「Seed Tech School」は個人・法人にかかわらず、ご要望にあった留学プランをご提供させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください!

https://programming.seed-tech-school.com/

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