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日本みつばち🐝が増えることを願ってつくった、花咲く和紙のみつばちミックス

この夏から、花咲く和紙の第2弾として扱っているのが「みつばちミックス」です。わすれな草やヴィオラ、かすみ草など、日本みつばちが好きな花のタネをすき込んでいるので、その名を付けました。ちなみに、第一弾はポピュラーなハーブ、カモミールでした。

みつばち ミックスに入っている、わすれな草、ヴィオラ、かすみ草

日本みつばちが減っている、そんな記事を目にして

そもそも私たちがみつばちにフィーチャーしたわけは、日本みつばちが減少しているという記事を目にしたからです。日本古来から生息している日本みつばちは、自然林が杉やヒノキの人工林へと変わっていくのに伴い、餌が減り、数が減っていたといいます。それなら、花咲く和紙にみつばちが好きな花の種を漉き込めば、少しでも日本みつばちの生育に貢献できるかもしれない、そう思いたってのことです。すると、偶然にもお客様の第一弾として、トウヨウミツバチ協会様に使っていただきました。

日本みつばちは奈良時代から養蜂されていたそう

協会に尋ねると、日本みつばちは8種類いる東洋みつばちの1種類と伺い、種類の多さに驚きました。東洋みつばちは熱帯雨林が発祥の地で、西はアフガニスタンから東は日本の青森県まで生息しているそうです。日本みつばちは北海道と沖縄を除く日本各地にいて、学名はアピ・セラーナ・ジャポニカ。養蜂の歴史は古く、すでに奈良時代に養蜂をしていたという文献も残っているとか。明治時代に西洋みつばちが日本に入ってきてからは、その育てやすさから養蜂の主役は西洋みつばちとなりましたが、最近はまた見直されています。日本みつばちは集める蜜の量こそ少ないですが、病気や冬の寒さに強く、趣味で育てるには飼いやすいことがわかってきたようです。(トウヨウミツバチ協会HPより)

蜜を集めてくる、みつばちたち


みつばちのために、花咲く和紙で気軽に花を増やしてみたい

トウヨウミツバチ協会はトウヨウミツバチの魅力を伝えるとともに、養蜂の技術の研究と普及、そして可能性について取り組んでいます。ほかにも、養蜂講座、人々の心のケアを目的とした養蜂セラピーの講座も開催しています。
また西洋みつばちは育てやすく、現在、日本みつばちは減っているといわれていますが、その点に関してはご担当者よりこんなコメントをいただきました。
「日本みつばちの全体の蜂群数について正式には統計がとれていませんが、日本みつばちの養蜂家が増えていることはわかっています。また一般論ではニホンミツバチはセイヨウミツバチよりおとなしいとされていますが、飼育の仕方によってはセイヨウもおとなしいですし、荒い気性のニホンミツバチもいます。また、花の好みはミツバチの種類によっても違いますが、年間を通じて花は必要です。日本みつばちは減ったといわれますが、むやみに増やすことは解決法にはならないと考えています。花は限りあるのにミツバチを増やすと彼らの食糧がなくなってしまいますから。そのために花を植える活動を定期的に行っています。我々は専門書や専門家に学び、種を交換する活動も行い、周辺環境の植生を考慮して植えていきたいと思っています」。

花咲く和紙を使っていただいた理由は、ミツバチを飼育していない方でも気軽に花を植えるきっかけづくりのツールになるのでは、とのことでした。私たちSOUPは、そのお手伝いができたら、嬉しく思います。「みつばちミックス」という名前を付けることで、「みつばち?!」と、少しでも関心を持っていただけたら光栄です。


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