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地味(シンプル)なものほど誤魔化しが効かない

 突然ですが、僕は地味な生き物が好きです。カラフルなものが嫌いなわけではなく色彩豊かであることの素晴らしさももちろんわかっているのですが、地味な配色の生き物の方が愛着が湧きやすいと言いますか、可愛らしく見えるんですよね。

 アクアリウムなんかも熱帯魚より川魚に魅力を感じますし、蝶よりも蛾の方が好きだったりします。

 ただ、これが物になるとそうでもなかったりするので不思議な話です笑

 さて、今回はそんな地味めな配色を持って生きている、僕のお気に入りの鳥のお話です。

 表紙を飾っている鳥の名前をみなさんはご存知でしょうか?彼らの名前はヒヨドリ。その名の通り「ヒーヨ ヒーヨ!」と大きな声で鳴く鳥です。
 
 大きさは、そうですね、小さめのハトぐらいだと思ってもらえるとわかりやすいかな? ただ、ヒヨドリはスリムな体型なので、ハトほど大きくは見えません。

 基本的には日本全国いつでもどこでも見られるのでそんなに珍しい鳥ではありませんが、世界的に見ると日本近辺にしかいないというちょっとレアな生き物なんですよ!


 ところで、この表紙の写真なんですが、これまたビギナーズラックのおかげで撮れた1枚なのです笑 

 一眼レフ購入から数日経った頃、家の近くにある遊歩道を歩いていた時にすぐ近くに飛んできてくれて、こんな素敵な写真が撮れたというわけなんですが、この瞬間から僕はヒヨドリが大好きになりました。たった一度の出来事で好きになるとは、なんてチョロイのか笑
 
 話を戻しましょうか笑

 彼らは果物や昆虫、木の実など様々なものを食べて生きています。なかなかに肝の据わった鳥で、民家や畑などの木の実などを大胆にも食べに来ることが多々あるため、害鳥扱いされることもしばしば...。

 でも、よーく見てみると非常に可愛らしい見た目で、後頭部の羽毛はまるでワックスセットしたかのようなツンツンヘアー! 地味は地味なんですが、それを補うだけの魅力があるのもまた事実なんです。写真だけでは伝わりづらいんですが動きも可愛らしくて、すぐに首を傾げたり、遠くを見つめたり、嘴からクモの巣が伸びていたりと、愛嬌たっぷりな鳥なんです。

 そんなたくさんの理由から、僕はこの鳥にハマってしまっているわけですが、世の中的にはあまり注目されておらず、知らない人も多いんですよね...。僕はぜひともヒヨドリの魅力を皆さんに知っていただきたい! ということでこの文章を書いているわけですが、なかなか文章だけでは伝えきれないと思うのでいくつか写真を載せておこうと思います。

 
ところで、今回のタイトルなのですが、これは様々なジャンルで言えることではないでしょうか? 本当のナチュラルメイク然り、絵画や写真然り、文章然り、どんなものでもシンプルが良いとは言われるものの、なかなかシンプルに手を出せないものです。複雑にすれば情報量の多さから視線をバラつかせることが出来ますが、単純化すると、途端に一点に目が止まってしまう...。それ故に難しいんでしょうね。

 
 自然界ではカラフルなものは、''身を守る仕組み'' か ''異性へのアピール'' のどちらかに含まれることがほとんどです。毒を持つものがカラフルであるように、モテたいオスが色鮮やかであるように、そう考えると人間も近い意味合いで派手な格好をするのかもしれません笑
 逆に地味なものは、身を隠すのに有利だったり、狩りに役立ったりします。それぞれに利点があるんですねぇ。

 さてさて、長くなってしまった。シンプルが良いとか言いながら、技術がないものですから複雑にして誤魔化しているのです笑
 もう少し端的で短い文章を書いて伝えられるようになりたいものです。

 全く関係ないのですが、です・ます調 と だ・である調 はどちらがいいんでしょうね。今一番の悩みです笑

 

 それではまた。

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