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子供達の写真を見て思う

離婚から3年半
色々あり過ぎたせいで
失格男の部屋には
子供たちの写真は飾っていない
たまにスマホの中の写真を見返すことはあったが
あえて飾ることはなかった


先日、探し物をしていると
昔使っていた手帳がでてきた

何気なくめくってみる
手帳の最後のページのクリアファイルに
子供たちの笑顔の写真が挟んであるのを見つけた

すっかり忘れていたが
まだ小学校に入る前の長女と次女の写真

2人とも無邪気な笑顔で微笑んでいる
思わず涙が出そうになった・・・

この頃は私も子供達もこんな未来は想像だにせず
子供達は両親の愛情に満たされた
幸せを絵に描いたような笑顔に包まれていた

2人の笑顔は
それが壊れてしまった今という現実を
私の心に強烈に訴えてきた

離婚自体は
今振り返っても避けることはできなかったと思う

離婚から3年半、今も相手方の思考や
子供達に会わせようとしない事実に
怒りを通り越し、何を話しても無駄だなと
諦めのような心境になっており
復縁や、良好な関係を再構築しようなどとは
微塵も考えていない失格男だが

確かにこの時そこにあった幸せな家族の片鱗が
こうして写真として不意に現れたものだから
思わず涙が出そうになったのだろう


先日、昔のアルバムを整理している時も感じたが
こうなるもっと前、夫婦間が完全に壊れる前に
何かすべきことがあったのだろうなと今は思う

もし今離婚を考えている人がいたら
ぜひ幸せだった頃の写真を見返して見るといいと思う

私も離婚協議中に
この写真を見返していたならば
もしかしたら、今とは違う今だったのかもしれない

子供達が、今もこの写真の中のような笑顔を
見せてくれる機会を失ってしまったことを思うと
離婚によって失ったものの大きさが
いかに大きなものだったかが身に染みてわかる

とはいえ、複水盆に帰らず
嘆いても何も変わらない

ただ今できることとして
またこんな眩しい笑顔が見れるように
子供たちのためにできることを頑張ろう

今できるのは、それだけだ

そう心に思いながら
出てきた写真を写真たてに入れて
机の上に置いた

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