自分の生き方を自分で決める～自己の棚卸し法
こんにちは。キャリアコンサルタントの野口ゆうこです。
いつもセカンドスターのコラムをお読みいただきありがとうございます。
気がつけば2022年も3月に突入。
入試の合否で進路が決まる方。
職場の異動でこれまで慣れ親しんだ土地を離れる方。
4月から新しいことを始める方。
この時期にターニングポイントを迎えていらっしゃる方も多くおられると思います。
次のステップに進むためには、自分の人生を振り返り、活かしたい経験やスキルをつかんでおきたいですよね。
そんな時に取り組む「自己の棚卸し法」をご紹介します。
1．マインドマップを使って発想を広げよう
「自分の人生の棚卸しって大変そう」
「ノートに書き出すとなると面倒だなあ・・・」って思いませんか？
時間がない方や最初どこから手をつけていいやらわからないという方には、「マインドマップ」を書いてみることをオススメします。
マインドマップとは、イギリスの著述家トニー・ブザン氏が考案した
思考整理法です。
表現したいことを中心にキーワードやイメージとして描き、そこから放射状に線を繋いでキーワードやイメージを書き出します。
中心から枝や根が広がるように書いていくのですね。
自由な発想と記憶に残りやすくなることで、色々なシーンで活用されています。
たとえば「強み」「スキル」「性格」など、中心となるキーワードから線を自由に伸ばして思いつくままキーワードを足してみてはいかがでしょうか。
紙に書き出すときは、カラーペンなどを使ってカラフルに仕上げても楽しいですね。
スマホアプリもいろいろな種類が出ているので、手軽に取り組めますよ。
https://www.mindmap-school.jp/mindmap/mindmap-law/
2．年表を使って時系列に整理しよう
この機会にしっかりと自分の歩んできた道のりを整理したいと考えている方、また、来るべき「終活」に備えておきたい方も、おられるかもしれませんね。
しかし、最近のことはわかるけど、昔のことはなかなか思い出せなくて手が止まってしまいがちです。
そんな時は参考になる年表と自分の人生を並行して書き出せるツールを使ってみてはいかがでしょうか。
「回想法」では昔の写真や音楽、当時使っていた日常品などに見たり触れたりしながら、当時のことを語り合うことで気持ちが安定します。
その仕組みを使ったものに「思い出ノート」というものがあります。
大正7年から現在までの主だった出来事が年表になっていて、その隣のページには自分用の年表があります。
じっくり楽しんで思い出せるところから書けるのが魅力ですね。
https://www.mainichi.co.jp/tanosenior/omoidenote/
スマホアプリにも「思い出キット」というものがあり、同様に年表を参考にしながら自分の年表が入力できます。
こちらは「芸能」「スポーツ」など、カテゴリごとの年表も用意されていて見ていても楽しいです。
使いやすい方で試してみてください。
https://jp.formidapps.com/ios/app.lite-jAipAttB.aspx
3．次の仕事につなげる「自己棚卸しシート」を活用しよう
春から新しい仕事を始める方、あるいは始める準備をしている方には、厚生労働省から記入式シートが公開されています。
たとえば「自己の棚卸しシート」は仕事と仕事以外での出来事を整理して記入するシートです。カラフルで楽しいデザインです。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000199574.pdf
また「ジョブカード制度総合サイト」でもいろいろなツールが用意されています。
仕事に必要な力を確認する「職業スキルチェック」
https://jobcard.mhlw.go.jp/skillcheck/skillcheck.php
適職探しのヒントになる「RIASECによる自己診断」
https://jobcard.mhlw.go.jp/selfanalysys/riasec.php
自分が大切にしていることを知る「価値観診断」
https://jobcard.mhlw.go.jp/selfanalysys/values_diagnosis.php
いかがでしたでしょうか？
新しいことを始めるために自分の中身も棚卸ししてスッキリしましょう。
一人で取り組むのが心細いな、途中でリタイアしそうだなと不安な方は、専門家であるキャリアコンサルタントにお手伝いいただいて、楽しく取り組んでみてくださいね！
執筆：野口ゆうこ
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