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それでも低い投票率~東京都議選~


#KENMAYA です。


昨日、東京都議選が行われ即日開票されました。

練馬区の男性会社員(36)は「結果が仕事に影響するわけでもない。何も変わらない」と投票を棄権した理由を話した。都政への関心は低く、新型コロナウイルスまん延での経済対策として「現金給付があったらいいなと考えるぐらい」という。


都政への関心が低いのはわたしも一都民として理解できます。収入も安定せず、安心して外出できるようになるにはまだ程遠い中、オリンピックがどうのこうの言われても、争点はそこじゃないだろ。感は正直あって、国民と政治とで意識差が生まれてしまっているため、関心が薄れるのは当然のことだと思います。

しかし、都民の半分以上が投票を棄権するという状況には正直言って、呆れてモノが言えません。記事でインタビューに答えている若い男性会社員は、「結果が仕事に影響するわけでもない。」と言っていますが、本当にそう思っているのだとしたら、まともに義務教育を受けてきたのか疑わざるを得ません。

現在、都の財政状況はかなり悪化しています。
都としての税収入よりコロナ支援などでの支出の方が多いからです。
当然のことながら、これには増税で対応するしかありません。分かりやすく言えば「住民税」です。住民税は所得税と同じく源泉徴収の税金ですので、企業が社員に対して支払う「総支給額」から源泉徴収として引かれ、実際に振り込まれるお金が「手取り額」です。
つまり、住民税率があがれば必然的に手取りも下がります。住民税は所得が安定している人から取りやすいため、(※住民税額の算出は昨年度の収入が基準。)都としても比較的上げやすい税金です。

「仕事に影響するわけでもない」と言った人は、税金上がって自分の収入が減っても別にいいですよ。という慈愛に満ちた方なんでしょうか。
何をもって仕事に影響するわけでもないと答えたのか理解不能ですが、選挙権を放棄した以上、たとえ増税が決まったとしても反対することはできません。


政治に無関心であることは物凄くカッコ悪いことです。
誰に入れたらいいのか分からない、という声も多く聞かれます。
大丈夫、わたしも一緒です。だから基本的にわたしは無所属、新人、自分と年齢の近い人を無作為に選んで票を入れています。

政策も理念も関係ありません。あんなの嘘でもキレイゴト書いておけばいいだけですから。これが本当の意味での『政治に対する不信感』です。
泡沫候補(入れても意味のない落選確実の候補者)に票が集まれば集まるほど、わたしたちは今の政治に対して不信感を表明することができるんです。

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選挙権を放棄することは「今の政治を黙認する」ということです。
今の政治に大変満足していて、これからどんな政策を打ち出されてもバンザイ三唱で受け入れられる方は、どうぞ選挙権を放棄なさって結構です。
しかし、少しでも現状に不満があるなら一人でも多く、極論誰でもいいから票を投じることが、今の政治に対して物を申せる唯一の機会であることをどうか忘れないで頂きたいと思います。


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