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The Greatest Showman──シルク・ドゥ・ソレイユの経営破綻

こんばんは。

#意識低い系社長  です。

先日シルク・ドゥ・ソレイユの事実上の経営破綻のニュースを目にしました。非常にショックでした。シルク・ドゥ・ソレイユの日本公演は毎回非常に楽しみにしていましたし、わたしにとって特別な存在だったのです。

実は、わたしが妻にプロポーズをしたのは、シルク・ドゥ・ソレイユの公演「ovo(オーヴォ)」を観覧した後でした。

当時、妻はシルク・ドゥ・ソレイユを見たことがないと言っていたので、わたしに少し下心があったのは内緒です。きっと公演を見て興奮冷めやらぬ状態でなら、プロポーズを受けてくれる、だろうと。

わたしが最初にシルク・ドゥ・ソレイユと出会ったのは「ドラリオン」という公演でした。母が抽選でチケットを手にしたそうで、わたしは「サーカス?興味ないよ。」と言って断るつもりでしたが、せっかく家族全員分あるのだからと、半ば強制連行されました。

しかし、実際わたしが目にしたのは「サーカス」などではありませんでした。目の前で繰り広げられる超一流のパフォーマンスに、気付いたら前のめりになって世界観に惹き込まれていました。ダンサー、パフォーマー、BGM、大道具、その全てのクォリティの高さに、まるで目の前で壮大な映画の撮影をしているような体験をしたのです。

わたしはいつかは、ラスベガスで本公演を見たい、という夢がありました。映画「グレイテスト・ショーマン」も大好きな映画のひとつですが、シルク・ドゥ・ソレイユと出会っていなかったら、きっと映画館に足を運んでまでは見ることはなかったでしょう。

ミュージカルやオーケストラ、サーカスといった、観衆を集め公演を行う文化は、今後どのような道を往くのでしょう。バレエやピアニストのように一人の天才パフォーマーがいれば、成り立つ公演ではないのです。全ての演出が複雑に絡み合い、ひとつの壮大な世界観をわたしたちに届けてくれる、観衆芸術の文化を失ってはならない、わたしはそう思います。

悔しい。そしてコロナが憎い。

わたしは息子をシルク・ドゥ・ソレイユに一度も出会わせられないかもしれない。それどころか、遊園地に行ったり、自由で外で遊ぶことさえ、できないかもしれない。そう思うと悔しさで涙が止まりません。

ひとりの人生を変える程の体験を与えてくれた、世界一のサーカスの復活を願ってやみません。きっといつか、また出会えると信じています。


ここまで読んで頂きありがとうございました。

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