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一を聞いて十を知る人より、百を聞いて十を知る人の方が良い。

おはようございます。

#KENMAYA  です。

10月ももう終わりが見えてきました。
インフルエンザとCOVID-19の同時流行も囁かれていますが、
わたしは今年はどちらも流行しないのでは?と思っています。

手洗い、うがいの習慣が例年以上に徹底されている上に、商業施設や人の多く集まる学校、職場などでの感染症予防措置が取られているからです。
正直、今までインフルエンザの時期になっても手洗い、うがいなんてほとんどしたことはなかったでしたし、風邪っぽくて病院いってインフルだったら、タミフルもらえば治るし。程度にしか考えていませんでした。

しかし、現実これだけ公衆衛生に皆が気を配っているのであれば、どちらも罹患する確率は大いに減る、と思っています。


さて、前置きはこれぐらいにして今日は「一を聞いて十を知る」と言う孔子の「論語」における賢者の定義についてお話をしたいと思います。


1.「一を聞いて十を知る」


孔子は「論語」の中で「物事の一部を聞いただけで全部を理解できる、賢明で察しのいい人の例え」としてこの言葉を用いてます。

まず、どんなに優れた人でも、この「一を聞いて十を知る」人は理想像に過ぎず、現実的に存在しえないでしょう。

1を聞いたところで1を知るのは普通ですが、残りの9は推察でしかなく、正解かどうかは蓋を空けてみなければ分からないのです。
では、ただの勘のいい人か、というとそれも違います。
勘のいい人は1を知ることもなく、全て勘によって推し量るのが常であり、簡潔に言えばギャンブラーなのです。

では、なぜ「1を知り」という前提があるのか。

これは学ぶ姿勢を意味するものだ、とわたしは解釈していて、賢者は「常に学ぶ姿勢を持っているものだから、過去の経験則や方程式によって、新たな1を学んだ際、に10を推量できる」というものではないか、と思っています。


2.「百を聞いて十を知る」


この言葉はわたしが勝手に作った言葉です。

まぁなんとも意識の低い言葉ですよね。

ですが、実のところ現代人のほとんどはこれに該当するでしょう。日頃流れているニュースや情報の100%を常時インプットできる人間なんて存在しないでしょう。世の中の情報の90%はその人にとっては、雑音(ノイズ)でしかないのです。

組織においても上司の小言や、同僚との雑談、日々インプットの必要ない情報は洪水のように溢れています。
しかし、そのすべてを聞き流していては自身にとって有益な情報までをもスルーしかねません。

つまり今必要なのは「百を聞き、(自分に必要な)十を知る」ことなのです。要約すれば、「情報の取捨選択」です。


3.どう「取捨選択」するか


「百を聞き、十を知る」ためには、
まず、「百を聞く」必要があります。

近年ニュースアプリの発達によって、新聞やテレビといったマスメディアよりも早くインターネットで情報が出回るようになりました。
結果としてマスコミの凋落があるのですが、それはまた別の話で。

まずはこのニュースアプリの最適化を目指しましょう。

いくつもニュースアプリを入れている人は1つに絞りましょう。

わたしはSmartNewsの「政治」「経済」「マーケット」の3つだけに絞ってニュースを見ています。「百も聞けてないじゃないか。」というご指摘はご尤もであり、「百を聞くことの無駄さ」を身を以て経験したからです。

「芸能人の誰々が結婚した」「著名人の不倫が発覚」「地方にクマが出没」こういった情報はわたしたちに何の価値があるのでしょうか。
目にする、耳にするだけでもリソースの無駄遣いです。

自分の中に勝手に入る情報の中から必要な情報を極限まで絞ることが、
「百を聞き、十を知る」ことなのですが、
その「100」があまりにも無駄な場合、「30~50」ぐらいにまで減らすべきなのです。

新聞の購読をやめ、テレビは投げ捨て、スマホのニュースアプリだけで十分です。さらにスマホのニュースアプリもいらない情報は表示しない設定にすることで、極力、情報の氾濫を避けます。


4.その後どうするか


現代社会において情報の氾濫は、確実に人から思考力を奪います。

自分で考えるのをやめてしまうのです。
何が最適解か、どうすれば今後豊かに暮らせるか、
究極、「自分は何のために生きているのか」という内面的な課題まで、他人に依存するようになってしまいます。

自分に入る情報を限定的にすることで、自分と向き合える時間が増えます

よって自分が何を為すべきで、今必要なことは何か、を瞬間的にアウトプットできるようになります。

問題や課題に直面したときに、今までの膨大な情報から最適解を見つけるのは困難ですが、ある程度情報をシャットアウトすることで余計な情報に邪魔されることはなくなります。


5.知り得た情報はシェアする


最終的に行き着くべきはこの領域だと思っています。

知識の独占や経験則の独占は結果として、社会全体の幸福度を下げてしまい、自分にも何らかの不幸が降り掛かってきます。

日本人の生産性の低さの最たる原因は「自分が努力して勉強し、獲得した情報や利益を他人に渡したくない」という利己主義の末路であり、社会福祉や相互扶助といった考え方に否定的な人を多く生み出しました。

もちろんシェアするからには、見返りが欲しいという人も多いでしょうが、そのシェアによって他の人が豊かになり、他の人からのシェアによって自分も豊かになっていく、この積み重ねが社会全体の幸福度を押し上げることに繋がります。


ですので、わたしはTwitterで次何の株買おうかな、とか、ビジネスになりそうな種の話を臆さず発信しています。どんどんパクってくれて構いません。わたし自身、SNSとはシェアすることが大きな価値になると思っています。
結果的にみんながおいしい思いできれば、それに越したことはないじゃないですか。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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